現在開催中の企画展「ひょうごの遺跡2014」-調査研究速報-
神谷戒現行(こうだにかいげんぎょう)遺跡
遺跡の名前からすると中世寺院か何かを連想しますが、
実は弥生時代・古墳時代・鎌倉時代の遺跡で宍粟市山崎町神谷で発掘されました。
実は弥生時代・古墳時代・鎌倉時代の遺跡で宍粟市山崎町神谷で発掘されました。
揖保川の氾濫で堆積した土などが高く積もった場所にありあます
弥生時代中期(今から約2100年前)の住居跡や溝をめぐらした墓かもしれない遺構が発掘され、土器や石器がまとまって出土しました。
弥生土器には西播磨の特徴をしめす多彩な文様がみえます
播磨のコーナーに展示されています
調査範囲が狭いので良くわかりませんが、溝が四角く巡る
「方形周溝墓」になる可能性があります
壺のくびの部分から縁にかけての文様
貼り付け凸帯(両方)・棒状浮文(左)
胴部のクシガキ文様(両方)
ご飯を炊いたりする「甕」
外が少しススが付いています
お供えを盛り付けたりする「高坏」
坏の部分だけが残り、脚が失われています
サヌカイト(安山岩の一種)製の矢じり
播磨の北西部にある弥生時代の遺跡
播磨地方の特色がよくでています
是非ご観覧ください
企画展は3月30日まで開催中
詳しくはホームページでご確認ください