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11月 17, 2013の投稿を表示しています

インターシップ~僕たちの五日間~

こんにちは! インターシップでお世話になっています、神戸聴覚特別支援学校の鍵本と木嶋です。 今回は僕たちが、このブログを更新させて頂くことになりました。 19日から23日まで職場体験実習としてこの考古博物館にお世話になっています。 その中で、僕たちはいろいろな体験をさせて頂いています。 この五日間、活動した様子を紹介したいと思います。 初体験の火起こしです。 火を起こすのになかなか苦労しましたが火が着いた時はとても感動物でした。 今の時代、いかに火を起こすのが楽になっているかを痛感させられました。 正直、火を起こすだけにこんなに苦労したくない!と思いました。 今は、とても楽な時代ですね。 情報プラザの本を整理しました。 1つ1つチェックしながら、番号順に並べ直さなければならないのでとても大変でした。 考古学の本だけでもこんなにたくさんの本があるんだなと思いました。 この五日間で一番印象に残った土器の修復、補強作業です。 一般では触ることのできない土器を触らせて頂きました。 土器にどうしても見つからないパーツの場所をモルタルで埋めました。 モルタルに水を加え過ぎて水っぽくなったりいろいろと感覚をつかむのが大変でした。 でも、次いつできるか分からないような、とても貴重な体験でした。 僕たちが修復、補強をした土器です。 このまま残り続けるという事で、また完成した様子を是非、見たいと思っています。 これは、ある物を洗っています。 考古博物館にご来館された方は分かるかと思います。 実は、子どもたちが宝探しを体験できるというコーナーで使っている、土代わりの「ゴムチップ」です。 このような物でも裏ではきっちり洗って清潔に保っています。 青矢印の先にある砂みたいなものがゴムチップです。 こんな風に宝物が埋まっていたりします。 僕たちは裏の仕事に対して、お客様側からは考えないような仕事も有るのだな、と思いました。 みなさん、この場所はご存知ですか? ネットワーク広場にある兵庫県の航空写真です。 僕たちは、この写真に博物館に展示されている遺物の発掘位置の印を付けました。 この博物館に来て頂いた方に、よりわかり

井戸のなかは、羽釜だらけ

11月のメインホール展示 「井戸のなかは、羽釜だらけ」 新名神高速道路で発掘した川辺郡猪名川町の 「広根遺跡」 ここで発掘された石組み井戸の中から多量の羽釜が出土しました。 今回その資料をメインホール展示しました。 展示品以外にも多量に出土しました。 メインホールの一角に展示されています 展示スペースは狭いですが、充実した展示を心がけています 解説文 羽釜以外に褐釉陶器の壺や灰釉陶器の壺もあります 羽釜の実測図 通常脚は3本ついています。 動乱!播磨の中世ー赤松円心から黒田官兵衛までーの展示とともに、 メインホール展示も是非ご覧ください 【イベントのご案内】 11月24日(日) 特別展講演会 「花の御所の軌跡と戦国時代の京都」 同志社大学教授 鋤柄俊夫 大勢の方々が参加されると考えられます 入場整理券は12時50分配布する予定ですが、状況により早まる可能性があります

考古博はひょうごヘリテージマンスに参加中

兵庫県内にある文化財は 「地域の宝」 です。 この存在を多くの方々に知っていただくため、 兵庫県歴史文化遺産活用活性化実行委員会が広報等を行う 「ひょうごヘリテージマンス2013」 事業が各地で展開されています。 考古博も10月26日~11月30日までこの事業に参加しています。 県内各地で開催されています 近くの地域のイベントに是非ご参加ください

祝☆入館者100万人達成!~これまでの歩みをメインホールで掲示しています

先日、11月17日( 日 )に 入館者100万人 を達成しました!! ただ今、メインホールにおいて、 100万人達成までのセレモニーの写真や 開館以来開催した特別展のチラシを掲示しております。 ☆左側☆ 100万人達成までのセレモニーの写真 ★中央★ 開館記念展「発掘 日本の原風景」(平成19年) ~ 「発掘された日本列島2008」(平成20年) ☆右側☆ 特別展「王朝国家の光芒-各地に花開く宮廷文化ー」(平成21年) ~ 特別展「動乱!播磨の中世-赤松円心から黒田官兵衛まで-」(平成25年) 100万人目のお客様・坂上様(左)と石野館長(右) 開館以来開催した特別展のチラシをすべて見ることの出来る絶好の機会です! 是非、一度ご覧下さい。みなさまのご来館、お待ちしております!

秋深き 大中遺跡公園

博物館のある播磨町は、今日は朝からとっても良い天気♪ 空気もひんやり気持ちよくて、きれいな青空が広がっています! そこで、大中遺跡公園に 秋 を見つけに行きましょう ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ 展望台に登って、公園を眺めてみましょう! 竪穴住居の隣の銀杏がきれいに色づいていますね。 竪穴住居の横の銀杏と展望台 黄色 を見つけたので、 赤色 は無いかな?? どんぐりの木陰で、 紅 葉 を見つけました! こちらもきれいに色づいています。 公園内にはどんぐりの木がたくさんあります。 まだまだ木に生ったり、下に落ちたりと。 紅葉の下は、どんぐりだらけ(笑) 大きく育っていますね! 可愛いどんぐりも見つけました! 園児たちも大中遺跡公園に 秋 を見つけに来たのかな♪ ちょっとひんやりする今日この頃ですが、日中に散歩をするには良い季節です! 大中遺跡公園に 秋 を見つけに来て下さい☆ ~番外編~ 狐狸ヶ池にかわいいあの子が ♡ カメラ目線で パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

くまモン! 古代絵画教室

11月2日に開催された 「考古博古代体験・秋まつり」 で披露された 古代絵画教室 を紹介しましょう ”壁画古墳の宝庫” 熊本県立装飾古墳館 が開催する 「古代絵画教室」 ” 土の絵の具 で装飾古墳の模様を描いてみよう” 赤色顔料 の一つである 「ベンガラ」 などを使って古代のお絵かきが体験できます ”くまモン” のできあがり 石版に ベンガラ ・ 木炭 ・ 白土 などで絵を画きます やっぱり 「くまモン」 かこうかな・・・ シンプルな絵ですが、素朴な中にも斬新さが 考古学に携わるものにとって 「ベンガラ」 はどこかでみたもの 土を加熱し、精製された 「ベンガラ」 を・・な~るほどと納得! これはなかなか 面白い古代体験 ですぞ! 体験料500円 まだまだ興味ある古代体験披露します

特別展の見どころ 5 ~三木城跡 遺物~

特別展「 動乱!播磨の中世~赤松円心から黒田官兵衛まで~ 」の見どころをご紹介する5回目です。今回は、三木市 三木城跡の遺物についてです。 備前焼大甕 (三木市教育委員会蔵 ) 播磨の赤松氏支配の終焉  戦国時代になると、守護赤松氏の力は急速に衰えていきます。本拠地の播磨でも、中播磨では赤松一族の小寺氏が、東播磨では同じく一族の別所氏が自立し、赤松氏の領国はわずかに西播磨の支配権を保持するに過ぎなくなります。 別所長治画像 江戸時代 (原品:三木市 法界寺蔵/兵庫県立歴史博物館写真提供) ※展覧会では写真パネルのみ展示 別所氏の自立と滅亡―三木合戦  東播磨では別所就治(なりはる)が赤松氏からの自立を果たし、近隣を従えて東播八郡(美嚢・明石・加古・印南・加西・加東・多可・神東郡)を支配する戦国大名へと発展します。  しかし、就治の孫、長治(ながはる)の代になると、織田信長の命を受けた羽柴秀吉の播磨侵攻を受けることになります。  長治は2年近く三木城に籠城して果敢に抵抗しますが、「三木の干殺し」として有名な兵粮攻めによって、天正8年(1580)ついに秀吉の軍門に下り、別所氏は滅亡します。 なお、当館では先月、三木合戦を描いた「三木合戦絵図」の絵解きを行いました。 こちらの様子は、10月27日付けのブログをご覧ください ↓こちらをクリック↓ http://koukohaku.blogspot.jp/2013/10/blog-post_27.html 三木城遺物  三木城跡は、平成25年3月27日に、別所氏の居城三木城とそれを攻めた織田方の付城や土塁とともに「三木城跡及び付城跡・土塁」として国史跡に指定されました。  三木城の調査は、昭和56年の調査をはじめとして行われてきました。  特に、昭和56年度の三木市教育委員会による二の丸の調査では、甕蔵と呼ばれる備前焼大甕が並べて埋められている遺構が発見されました。  また、二の丸では、他にもL字状の内堀と土塁の痕跡、外堀、井戸、溝状遺構などが見つかっています。  さらに、本丸でも瓦葺礎石建物が見つかり、本丸の内部は堀で区画されていたことなどが明らかになっています。 出土した甕倉  (三木市教育委員会写真提供)

道は迷はじ 黒田官兵衛物語

考古博で開催中の「動乱!播磨の中世ー 赤松円心 から 黒田官兵衛 までー」 期間中に催される ボランティアのみなさんによる 「紙芝居」 いよいよ 「道は迷はじ 黒田官兵衛物語」 が上演されました え!   文字の色がない?   これから徐々に完成度を増すのです!! 30名以上の方々が観覧されました なぬ! これは光姫(てるひめ) 石野館長もさっそく観覧中 黒田官兵衛物語は特別展開催期間中の土・日曜日 13:00~13:30 メインホールにて開催します 是非ご観覧ください

東日本大震災復興調査支援職員 福島だより その1

大震災にみまわれた東日本。 その中で岩手県、宮城県、福島県での東日本大震災の復旧・復興事業に伴う埋蔵文化財調査は文化庁や地元教育委員会の主導のもと、全国の教育委員会等から派遣された約60名の埋蔵文化財専門職員も加わり発掘調査等を支援しています。 兵庫県教育委員会は 兵庫県立考古博物館の職員を昨年度に引き続き、福島県に1名と宮城県に1名を派遣しています。 今回、福島県に派遣されている甲斐昭光職員から便りが届きましたので、紹介しましょう。 ーーーー○ーーーー○ーーーー○ーーーー○ーーーー○ーーーー 瓦礫と秋のヒマワリ―福島だよりー 福島県に派遣され、震災復興の発掘調査支援をしています。浜通りで仕事をしていますが、仕事の合間に撮影した田んぼの写真2枚から福島の今を感じていただければ幸いです。 ◆ 仕事場の周りでは、あちらこちらの田んぼで草刈りや瓦礫拾いの作業等が行われています。 写真の手前に映っている袋には瓦礫が詰まっています。大きな瓦礫は機械で既に撤去されていますが、それに漏れた小さな瓦礫が田んぼの中に散乱しているので、市が雇用した地元の方がこれを拾い集めているのです。津波前の生活を物語る「瓦礫」をどんな想いで拾われているのでしょう。 ◆ 国道を走っていると、沿道一面に黄色い花が。近づくと小さなヒマワリでした。十分な実証研究はないようですが、ヒマワリは根から放射性物質のセシウムを吸収すると言われています。枯れたヒマワリを放射性廃棄物として処分することを繰り返し、土壌の除染を意図したプロジェクトが行われています。はなやいだ気分を前向きな気持ちにつなげたい、という想いも感じられます。 ーーーー△ーーーー△ーーーー△ーーーー△ーーーー△ーーーー 兵庫県から遠く離れた赴任地での発掘調査 地元の思いを感じつつ発掘を続けています 随時、支援職員だよりをアップしたいと思います。

考古博古代体験・秋まつり 銅鏡を作ってみよう 九州国立博物館&神戸市立博物館

11月2日に開催された考古博古代体験・秋まつり あじっぱがやってきた 「銅鏡を作ってみよう」  九州国立博物館&神戸市立博物館をご紹介しましょう。 金属製なのでなかなかいい出来映えです! 銀色に輝く「鏡」 土に型を埋めて、型をそっと抜きます 融点の低い金属を溶かします 土型にそっと溶けた金属を流し込みます 傷つけないように取り出します 楽しみ楽しみ 文様面はきれいに鋳上がりました。裏面は鏡のように磨いてできあがり!! 重量感があり本物の雰囲気満点! 有料イベントです まだまだ紹介します 古代体験 お楽しみに!

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