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1月 20, 2013の投稿を表示しています

企画展 ひょうごの遺跡 Vol.5  始まりました。

最後の列品を行います。 今年度佐用町平福の 平福御殿屋敷跡 から発掘された 鬼瓦 です。 平福御殿屋敷は利神城(りかんじょう)の山麓に構築された城主のための屋敷です。 この鬼瓦は江戸時代の溝の側壁材に転用されていましたが、製作技法などから御殿屋敷跡と同じく慶長初期の作と考えられます。 壁ケースのガラス戸をロックします。 列品作業の続いていた企画展「ひょうごの遺跡 Vol.5 -調査研究速報-」がいよいよ始まりました。  会期は4月7日までです。 特別展示室の扉も開かれました 池ノ下遺跡(姫路市) 縄文土器 神出遺跡(神戸市西区) 鬼瓦 内高山古墳群(朝来市) はぞう 喜志・下所遺跡(三田市) 臼玉  考古博物館の支援ボランティアグループ「ひょうご考古楽倶楽部」の取り組みも紹介しています。 近くの蓮池保育園のみなさんの、大中遺跡の竪穴住居をモデルにつくられた「むかしの家」の作品も寄せられています。 本日の講演会「兵庫県考古学研究最前線2012」 (公財)兵庫県まちづくり技術センター 深井明比古さんの「 タイル考古学の世界 」も行われました。

特殊壺づくりに挑戦してみませんか?

考古博の古代体験講座をご案内します。(受付中-お問い合わせ先などは後ほど) 今年の土器づくり講座のなかで最もテクニックが必要な講座です。 その名も「特殊壺づくり」 赤穂市の有年原・田中(うねはら・たなか)遺跡の墳丘墓(ふんきゅうぼ)の溝から出土した 弥生時代後期の壺をモデルに製作します。 この土器はお墓に供えられていたもので、 普段使いの壺に比べて丁寧につくられ、また装飾に富んでいます。 死者を葬るときの祭祀に使われた、“特殊”な壺なのです。 その土器をつくってみようというのがこの講座です。 現在指導にあたる当館の土器グループのメンバーが見本の土器を作っています。 ちょっとだけ、紹介しますね。 土器の実測図(設計図面のようなものです) 左半分に外側の特徴、右半分に断面と内側の特徴が記入 されています。 実測図を横に置いて成形していきます。 手元のアップ 口縁部に施された 渦巻紋、鋸歯紋(きょしもん)、刺突紋(しとつもん) 体部(胴体の部分)に施された 凸帯(とったい)棒状浮紋(ぼうじょうふもん)など これが完成品(見本です) 焼成前のもの 大きさはこれくらいです。 実物の1/2の縮尺になります。 この講座は、まだ空きがあります。 挑戦したいとお考えの方は、学習支援課までお申し込みください。 講座名:「連続講座!特殊壺づくり」 日時:2月2日(土)と9日(土) 10:00~15:00の2日間(1日では完成しませんので・・) 受講料は2,000円(2日分)となります。 2日間かけて製作するので根気がいりますが、完成したときの感激はひとしおです。 土器は暫く乾燥させたあと焼成(博物館の窯で)します。3月頃できあがります。 参加申し込みの先の電話番号は079-437-5564です。 お待ちしてま~す!

企画展 ひょうごの遺跡 男たちの作業が続いています

考古博物館の有料ゾーン入口の右奥、特別展示室に入る白い扉の向こうでは、時間に追われながら、こだわりの男たちの作業が続いています。    1月26日(土)から兵庫県での最近の発掘状況をお知らせする 企画展 ひょうごの遺跡 Vol.5 -調査研究速報- が始まります。 数日前から展示品を並べる作業、業界用語でいう 列品 が続いています。 スペース割をして解説文を貼り 何もない状態から 順番に列品が始まります 何もなかったところに コンテナの展示品を積み上げ 並べていきます 展示ケースの中も並べ ガラスの開け閉めはこんな道具で行います 県下の地域ごとに展示して ガラス越しに検討が続きます 加古川市東沢1号墳 家形埴輪 ポスター使用の須恵器台 三田市貴志・下所遺跡 臼玉ほか 次はO(オー)学芸員イチ押しの唐三彩弁口瓶(とうさんさいべんこうへい)です。 詳しくは企画展に来られて、解説文をご覧ください。 学芸員はそれぞれこだわりのイチ押しがあり、対外的に発表するにも調整が大変です。 もう少しで、といっても後1日しかありませんが、完成させます。 今日も夜遅くなるのでしょうか。 作業が続きます。  企画展 考古博物館ホームページもよおし案内は こちらです。

考古博物館へ行こう 山陽電車「播磨町駅」から喜瀨川沿いに

前にJR土山駅からミュージアムロードを通って考古博物館に至る道順をお知らせしましたので、今日は山陽電車「播磨町駅」から喜瀨川沿いに辿る道をお知らせします。 山陽電車「播磨町駅」には、神戸方面からなら「東二見駅」、姫路方面からなら「高砂駅」で普通電車に乗り換えます。 「播磨町駅北出口」 「播磨町駅」ホーム 改札口を出て右側に進みます。 地下道北出口  地下道北出口登りのところに表示があります。 北出口を出れば、喜瀨川のそばとなります。 喜瀨川は神戸市西区神出町の丘陵地から稲美町を通り、加古川市東部、播磨町中央部から 阿閇(あえ)漁港で播磨灘に注ぐ、支流を持たない二級河川です。 川に沿って 、考古博物館を目指します。  喜瀨川の左岸(写真の右側、東側)を進みます。 この横断歩道を渡るとのどかな風景が広がります。 春には桜が咲き誇る土手を進みます。 冬空に櫨の枝が映えます 左手に善福寺の建物が見えてきます。 川沿いのこみちに下りることもできます。 この辺りから、車も通る道となります。 住吉橋と左奥に住吉神社の緑、そして白い考古博物館が見えてきました。  住吉橋を渡ります。 ここから川の右岸(写真の左側、西側)を進みます。 何やら石像が並び、休憩所もあります。 ふるさと橋に着きました。 ここの橋では、誰でも童謡「ふるさと」を奏でることができます。  そしてここは、考古博物館、史跡大中遺跡の入り口となります。 ようこそ、兵庫県立考古博物館へ! ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 新井(しんゆ)水道の大中埋樋(うずみび) 今日のご案内では通らなかったのですが、住吉橋手前の右岸(西側)には、新井(しんゆ)水道の大中埋樋(うずみび)というものがあります。 このあたりは海に続く台地となっており、古くから旱魃に悩まされて来ました。 加古川の水を古宮村に引くため、江戸時代前期の大庄屋であった 今里伝兵衛 によって新井がつくられました。 新井は加古川大堰の東側、西条平松五ケ井洗堰

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