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6月 9, 2019の投稿を表示しています

赤米の田植え 小学生の体験 

恒例の、地元蓮池小学校5年生による赤米の田植えです。 いつも雨が心配な時期ですが、今日はそれほど暑くもない薄曇りの天候で、 小学生の田植え体験にはちょうど良い天気でした。 最初に注意と説明をしています。 「稲は、鉛筆を持つ要領で持って……」 真剣に聞いていました。 準備運動もしっかり行います。 子どもたちが腰痛になることはないと思いますが、念のため。 今回使用する田んぼは、東西約23m×南北約21mの広さ。 ここに1~4組の児童がクラスごとに順番に交代して植えます。 *     *     * 植える稲は、対馬赤米と総社赤米の2種類の赤米に壱岐黒米、ヒノヒカリ、ハリマモチの5種。壱岐黒米は、夏に開催する長崎県の一支国(いきこく)博物館との連携企画展に向けて、今年度から新たに植える品種です。 田んぼに足を入れた途端、一斉に「キャー」という声が。 多分初めてですよね、田んぼに裸足で入るのは。 これも子供たちには貴重な経験です。 苗は1か所に3本ずつ植えるので、束から3本数えて抜きます。 張られたロープに等間隔につけられた赤い目印のところに植えていきます。 「苗は深くしっかり突き刺してくださいね」と、注意がありました。 7列目。そろそろ慣れてきました。スピードアップです。 次の2組が到着して準備運動を始めました。 1クラス当たり、幅5mを担当します。 どろどろの足を田んぼ脇の水路で洗います。 冷たい水が気持ちよくて、夏は足湯よりいいかもしれませんね。 最終の4組がスタートします。 いよいよあと1列になりました。 もう少しです。 児童たちのガンバリで稲が植えられた田んぼ。 稲がきれいに並んでいますね。上出来です。 これから稲を育て、雑草を取り、虫を取り…と手をかけていきます。 稲刈りは10月16日の予定です。 その時を楽しみにしててくださいね。 田植えの様子(動画)です。

特別展関連講演会 第5弾「ひょうご5カ国の縄文を歩いたころ」

いよいよ梅雨入り目前の日本列島。 前日は博物館周辺でも激しい雨でしたが、この日は晴れの一日となりました。 *   *   * 特別展「縄文土器とその世界」の連動企画として行われてきた講演会もファイナル。 「ひょうご5ヵ国の縄文を歩いたころ」と題して、 当館の石野博信名誉館長が講演するはずでしたが… 都合により講師変更。今回の特別展を企画した深井明比古社会教育推進専門員が、 急遽ピンチヒッターを務めることとなりました。 「資料は届けられていた」ということで、資料も・演題も そのまま(!)引き継いでの講演会。 急な講師変更にも関わらず、大勢の方にご参加いただきました。 ありがとうございました! 考古学者として様々な時代の研究を進めてこられた石野名誉館長ですが、 初めての著書が『縄文時代の兵庫』であり、 特に縄文時代には強い関心を寄せておられた、とのことでした。 今から30年以上前に書かれた本を紐解きながら、その後の調査事例も交えつつ、 兵庫県の縄文時代の研究がどう進んできたか紹介する、内容でした。 *   *   * 旧5か国からなる兵庫県ですが、縄文時代早期の遺跡は北部の但馬の丘陵上に多く、 後期には播磨も含めた扇状地・沖積地へ広がる状況とのこと。 但馬では高原地帯を中心に多くの縄文遺跡があり、古くから研究が進んだとのこと。 特に神鍋高原にある縄文時代の遺跡は、深井自身が考古学の勉強を始めたころ 調査にかかわった場所で、思い出もたっぷりに遺跡の様子が紹介されました。 丹波では、今回の特別展にも展示された丹波市梶遺跡で採集された石棒について紹介。 精神性を表す遺物が多い縄文時代の中でも、強烈な印象を受ける遺物です。 播磨では、特別展で展示している神河町の福本遺跡や姫路市の丁・柳ケ瀬遺跡、 高砂市の日笠山貝塚について紹介されました。出土した縄文晩期の人骨は 考古博物館にも展示されていますが、瀬戸内海での貝塚は大変珍しいものです。 摂津では、芦屋市の朝日ヶ丘遺跡や神戸市の篠原遺跡などの紹介とともに、 伊丹市口酒井遺跡出土の縄文土器に籾の痕があることに触れ、 縄文時

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