ふだんは見ることができない考古博物館の舞台裏をご案内する、夏休み恒例のバックヤード見学ツアーです。 今年の第1回目は、7月31日に実施しました。 まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部の協力で、遺跡から出土した遺物について調べる様子を直接見ていただきました。 貴重な遺物をたくさん見ていただきますので、 最初に見どころや、注意点を聞いていただきました。 では出発! まず、遺物整理室で土器の破片を合わせて接合させる作業をみました。 実際の土器の破片をさわって、割れた土器をくっつける様子を見てもらいました。 遺跡から発掘調査で見つかった土器の破片と聞いて、少し緊張する子どもたち。 遺物整理室で使われる道具です。 ここでは、真ん中に置かれた遺物のサイズを測り、そのデータを方眼紙に詳しく図で記録します。 ここは、精密機器が置いてある資料室です。遺物の分析を行う部屋です。 見ているのは拡大して画面に映す装置です。顕微鏡のような使い方をします。 表面から見ただけではわからない内部を見るため、エックス線写真を使うこともあります。 保存処理室では、遺跡から出土された修復前の鉄の刀を見ていただきながら、錆とり作業の説明をしました。 子どもたちも興味深く聞いていました。 今回は、写真撮影室も見学しました。 ここでは、大小様々な遺物に応じた写真撮影ができます。 ツアーの最後はみなさんに、遺物や展示品などを運ぶ大型のエレベーターに乗ってもらいました。 普段はまず乗れませんよ。 当館では、ネットワーク広場からも、こんな感じで遺物整理室の作業を見学することができます。 (公開時間 平日 9時30分~12時と13時~15時30分の2回) バックヤード見学ツアーは、8月21日(水)と8月28日(水)にも行います。 各日とも13時30分~14時20分、14時30分~15時20分の2回実施です。 受付は当日の13時からで、各回定員15名です。 参加には観覧券の購入が必要です。(高校生以下は無料です) 「博物館のうらがわ」というと、何やら難しい印象があるかも知しれませ...
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。