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11月 26, 2023の投稿を表示しています

12月

  今年も残すところ、あと1ヶ月になりました。 館内もすっかりクリスマス、年末モードに突入しています。 ツリーの装飾品は、毎年飾り付けを手伝いに来てくださる方が丁寧に 手作りされたものを使用しています。 今年は何色がメインかなと職員も楽しみにしていました。   昨年はブルー基調の厳かな雰囲気、そして今年はピンクをメインにした暖かい色合いになっています。 おやおや? よく見ると何か変わった飾り付けがあるような・・・ アッ! こんなところにほったんが隠れていました! このあと、ほったんは係の人から厳重に注意されて帰って行きました。 皆さん、またツリーの中にほったんを見かけたら、係員までお伝えください。   ☆12月の予定について 今月は何かと忙しい時期かと思いますが、当館では古代体験以外にもイベントを予定していますので、お時間を見つけてお越しください。   16 日(土)「高校生によるクリスマスコンサート」 13時~、15時~の2部制となっています。 加古川西、加古川東、加古川南、明石西高校のコーラス・合唱部によるコンサートです。 定番のクリスマスソングを始め、バックナンバー・優里等のヒット曲など親しみのある楽曲をご披露します。   17 日(日)「もちつき」 もちつき体験は10時からで、先着30名です。 古代米つくりプロジェクトで田植え・収穫したもちごめ(ハリマモチ)を活用したもちつきです。 11時から「ぜんざいの試食」もあります。先着100名(無料)です。 どちらも、毎年恒例の季節感たっぷりの行事です。 お待ちしています!

ほったんのなぜなぜコーナー ⑨もうすぐ秋の特別展終了

  (ほったん) いよいよ秋の特別展も12月3日(日)で終わりだね。さみしいな。 でも、やっぱり駅家は身近なテーマだったので、興味のある人が多かったんだね。 本も「売り切れになった」って聞いたよ。 ボクは早めに買っといてよかったよ。   (学芸員) 本は秋季特別展の『展示図録』っていうんだけど、好評で完売したんだ。 どうしても見たい場合は情報プラザにあるのでそちらで見ることができるよ。 それから、各地の図書館や博物館にも送っているよ。   この駅家や古代官道の考古学的研究は、兵庫県が全国でも最先端を進んでいるんだ。 その理由は、全国で初めて駅家であると確認された遺跡「小犬丸遺跡(こいぬまるいせき)」【布勢駅家(ふせのうまや)】(たつの市)があること、さらに、全国で唯一の国指定史跡となっている 駅家【野磨駅家(やまのうまや)】(上郡町)があることなどが挙げられるよ。   考古博物館もいろんな駅家について積極的に発掘調査を実施したんだね。 駅家の位置を確定したり、出土品の収集などで多くの成果をあげることができたみたいだね。 僕も鼻が高いなあ~。 ナウマンゾウだけに。 調査は 平成20年から行っていて、実は僕も最初の調査に参加して 賀古駅家(古大内遺跡/ふろうちいせき)を担当していたんだ。その時に山陽道から駅家への進入路の発見や石製の唐居敷(からいじき)の発見をしたんだよ 。   へーすごいなぁ。じゃあここにその時の出土品もあるんだね。 ところで「からいじき」って何のこと?   唐居敷(からいじき)は 門の下にあって門の柱を受けたり、扉の軸受けとなるとても重要な土台のことだよ。板や石で作られていたんだ。 発見したのは左右一対の 唐居敷で、石材は 竜山石(凝灰岩)、大きさは縦 115 ~ 130cm 、横 60 ~ 85cm 、厚さ 40 ~ 50cm で、格式の高い大きな門が備わっていたと考えられるんだ。   大きな石だったんだね。 場所は加古川市野口町の大歳神社って書いてあったけど、そこに駅家で使われた 唐居敷や 礎石(そせき)が集められて 庭石などに使われているらしいね。 でも、ここで疑問が・・・ さっき「発見した」って言っていたけど、実は神社の境内に転がっていただけだから、見つけるのは簡単だった

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