(才村遺跡全景) 梅雨とは思えない青空の下、7月18日(土)に(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部が発掘調査を行っている才村遺跡の現地説開会が開催されました。 今回はその様子をリポートします。 参加された皆さんには、新型コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用、検温、手指の消毒、連絡票の記入をお願いしました。 また、「三密」防止のため、まちづくり技術センター職員による遺跡・遺物の説明も、担当する職員を多くして、少人数のグループに分散して行われました。 (調査区南半の柱穴群) (暗文土器:あんもんどき) 遺跡からは、大きく分けて奈良時代~鎌倉時代と古墳時代から飛鳥時代の遺構・遺物が見つかっています。奈良時代から鎌倉時代の遺構には掘立柱建物・柱穴群があり、新聞で報道された暗文土器(あんもんどき)や稜椀といった特殊な遺物も出土しています。 (カマドのある竪穴住居) (流路から出土した土器) 古墳時代から飛鳥時代の遺構としては、竪穴住居跡が20棟以上見つかり、流路からはこの時期の土器が大量に出土しています。竪穴住居はカマドを持つものが多く、カマドには土器が残されていました。 説明会は多くの方に参加していただき、また感染症予防対策にも協力いただいて、盛況のうちに終わりました。今後もこのような機会を持ちたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。