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2月 16, 2014の投稿を表示しています

「兵庫の中近世考古学」一気に語る

兵庫県教育委員会に奉職し37年 兵庫県立考古博物館学芸員の岡田章一が 「兵庫の中近世考古学」 について講演しました 熱く、饒舌に語る岡田章一学芸員 いつもどおり大勢の方が受付けに並ばれました 岡崎正雄学芸員の司会 80名を超える方々が参加されました いつもどおり 講演は人気です 学生時代 考古学を学んだころ・・・ 森浩一先生の教え(現地での体験、地域のひと・ものに耳を傾けよ!等) 松藤和人先生との出会い(校地学術調査での体験 冷静にそして鋭く!) そして兵庫県下での主要な中近世遺跡の発掘調査成果を披露 意義・論点・成果など ゼスチャーを交え、判りやすい講演でした 1977年4月からの発掘調査等の成果・・・ 後輩職員たちへの思いも・・・・・ 講演ごくろうさまでした m(._.)m 謝謝! (おしらせ) 2月23日(日)考古博イベント 13:30~14:00 企画展 展示解説 14:00~15:00ときどきドキドキ体験 古代船に乗ろう いずれも観覧券が必要です ぜひご参加ください!

学生諸君!考古博でボランティアしませんか?

いつも当館ブログにアクセスいただきありがとうございます。 今日は、博物館で活動している”学生ボランティア”を紹介します。 当館では加古川西高校・播磨南高校・明石高専・神戸学院大学などから、 60名以上の学生がボランティア登録をして当館イベントの 手伝いをしています。 ここでは、昨年11月に行われた「古代体験秋まつり」で奮闘する 播磨南高校と神戸学院大学の学生ボランティアの 様子を紹介しましょう。 古本販売で活躍する播磨南高校の学生ボランティア 神戸学院大学の出展ブースで活動する 学生ボランティア                 赤いベストは当館の学生ボランティアの印! 彼女たちのおかげで、出展ブースは 大賑わいでした。 他にも、組ひもの古代体験の指導や「考古博であそぼう」などの イベントでも学生ボランティアが手伝ってくれています。 さあ、このブログを見ている学生のみなさん、すこしでも 考古博の学生ボランティアに興味をもたれたら、 是非参加してみませんか? 平成26年度も活動してくれる学生ボランティアの募集を行います。 詳しくは当館の学習支援課(電話079-437-5564) までお問い合わせください。

2棟の大型住居と粘土採掘坑 -企画展の見どころ-

粘土の採掘坑 現在、企画展 「ひょうごの遺跡 2014-調査研究速報-」を開催中です! ブログで、 見どころを随時ご紹介しています。 今回は、兵庫旧五国の但馬国 現 養父 市にある 「高柳ナベ遺跡」 です。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* ~*~*~* 展覧会の概要 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 平成24年度に当館が刊行した20冊の発掘調査報告書の中から、代表的な遺跡を選び、報告書にまとめられた調査成果を展示します。 さらに、平成25年度に行った最新の発掘調査 成果の速報展示、当館ボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介、蓮池保育園児の卒園記念粘土細工の展示も併せて行います。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 八木川の南岸に面する山すそから段丘上に営まれた集落跡です。 遺跡の西半分からは2棟の大型竪穴住居が見つかりました。 古墳時代前期の大型円形竪穴住居(径10メートル)は鳥取県域では一般的で、また多角形住居も山陰地方ではよく見られますが、どちらも県内では例の少ないものです。 冒頭の写真は、粘土の採掘坑。遺跡の東半分から見つかりました。弥生時代から中世にかけて営まれたものと考えられます。 さてこの不思議な板は・・・ 拡大したものがこちら 実は、梯子(はしご)です! この梯子は、現在よく見られるような形ではなく、一本の木に段差をつけたものです。 次はコチラ・・さて何でしょう? これは、竪穴住居の扉板。少し見にくいですが、右上に小さい穴があいており、ここに鍵がつけてありました。 イメージ図 ( 滋賀県立考古博物館 『常設展示案内』 より転載 ) 他にも、遺跡からは縄文時代後期の土坑が見つかっています。 このように、遺跡からは、土器の他にも、さまざまなものが見つかります。 梯子は約2メートルと、とても大きなものです。ぜひご来館いただき間近でご覧ください! 本企画展の学芸員による展示解説も行っています。 会期中の毎週日曜日13時30分から14時 です。 ↓↓ 本企画展の詳細はこ

珉平焼窯跡出土タイルの源流をもとめて(スペイン編7)カタルーニャ考古学博物館

淡路島の珉平焼窯跡から出土した淡陶タイルの源流をもとめてスペインに旅立った。 スペインバルセロナの建造物では”さながらタイルの館”などを見学したが、 博物館にはないものか 「カタルーニャ考古学博物館」 を訪ねた ローマ時代の戦士のモザイク 石製と思われる 「カタルーニャ考古学博物館」正面玄関 バルセロナオリンピックが繰り広げられた 「モンジュイックの丘」 北側に位置する タイルの展示!!?? ではなく、フロアーのモザイクタイル 館が建てられた時期のものか・・・ 1辺が5cm程度の白と黒のタイル 陶器製と思ったのだが・・・石製か? ローマ時代と思われるフロアーモザイク タイル柄の源流ともいえる文様 しかし何といってもスペインは 旧石器! 洞窟絵画のジオラマ 猿人から新人までの頭蓋骨の系譜がずらり いやはや!おめにかかれない 「チョッパー」 片面加工の原始的な石器 40~50万年前か あらら! 「ハンドアックス」! こちらは 「ネアンデルタール人」 の下顎骨 ネアンデルタール人が使った石器 新石器時代の土器や石器(日本なら縄文時代に相当) 中央の長細い石は「石刃」(せきじん) 日本では旧石器時代の終わりごろでなくなるのですが、永く使われているようです。 芸術的なローマ時代の土器 墓の模型ですが、日本なら古墳時代後期の横穴式石室にそっくり 日本ではお目にかかれない「旧石器」や兵庫県にもある「横穴式石室」など なんでも見てみるものですね~ カタルーニャ考古学博物館はいいものがたくさん並んでいるのですが、 当館のように、だれでもがわかるような解説や体験がなかったのは残念! 兵庫県立考古博物館から見学に来たことを学芸員に伝えると 北イタリアで発見された「アイスマン」 の冊子を贈呈してくれました お世話になりました & 勉強になりました モンジュイックの丘の東に位置する公園では さくら?が咲いていました。 バルセロナに行かれたら必見です。 タイル情報は 深井明比古

ある日の考古博♪

寒いけど、外に出てみましょう! 公園では、梅の花が咲いていますよ♪ てんとう虫も見つけました! 雪の日もありますが、春がすぐそこまで来ているのでしょうか? 子どもが大好きなキャラクターの絵が上手に描かれています♪ お母さんが小さな男の子と一緒に描いていました (^-^*) 寒い外から、暖かい博物館内では・・・ 姉妹で巫女と女官の衣装を着て パシャ!Σ[ ◎ ]}-^*) かわ.゚+.(´∀`*).+゚.ぃぃ 可愛い疫病神もいますね♪  このあと、可愛い姉妹はお父さんとお兄ちゃんと元気よく 「かわらをはこべ」のすごろくで遊んでいました! 今週もどうやら寒いの日があるみたい。 寒い日は、暖かい考古博に遊びに来てください ヽ(*’-^*)。

珉平焼のタイルとプラナカン文化(マラッカ編)

南あわじ市 「珉平焼窯跡」 で出土し、戦前に淡陶(株)が生産したタイルが マレーシアの世界遺産に登録されている「 マラッカ 」の都市に息づいている。 中世以降、交易基地として反映し続けてきた「 マラッカ 」。 マレーの女性と中国の男性との間に生まれた融合文化「 プ ラ ナ カ ン 」。 彼らが政治・経済の主導権を握って栄えたマラッカのタイル建築等をみてみよう。 なんともかわいい「 HOTEL PURI MALACCA 」 タン・キムセンという実業家が建てた。 現在は プ ラ ナ カ ン が活躍した時代の建物としてホテルに改装され、にぎわっている。 世界遺産に登録されているマラッカ。中心地に位置する教会( Christ Church ) オランダが支配していた 1753 年に建築された。この赤っぽいのが特徴的 ヒーレン・ストリート(億万長者通り)と呼ばれ、 富豪の プ ラ ナ カ ン 達の邸宅が並ぶ。   ロビーにはイギリス製と思われる象嵌やプリントの各種タイルがびっしり ホテルの本館には展示室もあります フロントに至るまでは中庭。 2階へはおしゃれな螺旋階段が ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ 窓を開けるとこんな景色が! HERREN ST. を歩くと・・・ まさしく淡路島珉平焼窯跡で出土した淡陶が生産した “タイル” 発見! Σ(・oノ)ノ 窯跡からは4枚組タイルの右上のタイルの一部が出土した。 ファイブフットウェイ(軒先通路を)の仕切り透かし窓 中国風でもなく西洋風でもない プ ラ ナ カ ン の味わいが漂っている みどころいっぱいの「 マレーシア マラッカ 」 戦前の日本製タイルが多数活きている ー世界遺産のまちー を見てみませんか? タイル情報は 深井明比古まで Akihiko_Fukai@pref.hyogo.lg.jp

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