10月19日、古代米の稲刈りを行いました。 青い空の広がる爽やかな、絶好の稲刈り日和です。 蓮池小学校5年生が6月8日に古代米の田植えを行って、はや4か月。その児童たちが自分の植えた稲を刈りに来ました。 【4か月前の田植えの様子】 6月8日、田植え作業直後の田んぼ。 6月11日、3日経つと水面と土壌が落ち着いてきれいになりました。 6月18日、10日経過。育っている感じが分かります。 6月22日、2週間経過。田んぼらしくなりました。 以下、10月19日までの稲の生育状況をコマ送りでご紹介します。 7月上旬、1カ月が過ぎました。品種の違いがはっきり分かるようになりました。 8月になりました。田んぼには稲穂がびっしりと育ちました。 9月になりました。赤米の穂先が赤く、隣の黒米も黒っぽくなってきました。 10月になりました。色が少し落ち着いてきました。 そして、10月19日を迎えました。田んぼが一面黄金色で覆われました。 当館の田植え体験では、石包丁を使って穂摘みを体験することができます。 担当学芸員が、巨大石包丁を使って、持ち方や穂摘みの要領について説明しました。 田んぼに入る児童たち。5~6歩歩くとぬかるみに足をとられて悲鳴が上がります。 石包丁で穂摘みです。手首を返すのがこつなんですが…、上手にできましたか? 古代の人たちは稲刈りも大変です。 続いて鎌を使っての稲刈りです。刃が鋭いので、こわごわ持ってましたね。 鎌には右利き用と左利き用があります。 「できるだけ根元の方を刈ってくださぁ~い。」 何度かやっているうちに様になってきましたよ。 一度刈るごとに、後ろで結束作業に控えている職員やボランティアに稲の束を渡します。 最初は束ねるのも楽でしたが、子どもたちが慣れてくると、ひっきりなしに束が届くので、結束作業は大わらわになります。 作業が終わって、靴の泥をとる子どもたち。お疲れさまでした。 楽しかったかな? 正午すぎ、すべての作業が終わりました。3週間ほど稲木で干してから脱穀作業をします。 12月になりましたら、できたもち米でもちつきをします。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。