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考古博の年末年始 -メンテナンスと新年の準備-

考古博物館は、12月24日からメンテナンス休館中です。 今年もメンテナンスの様子をご紹介します。 ナウマンゾウを掃除しています。皮膚の細かな隙間にたまった埃を取り除きます。何だかホントの動物園の光景みたいに見えませんか。 ちなみに学芸員(青色の服)の隣にいるのは職員ではありません。…念のため。 東側出入り口の「ときのギャラリー」の掃除です。出入り口に近いので、外から入ってくるほこりがたまりやすいです。土器類を慎重に動かして、掃除機で念入りにほこりを取り除きます。 大きな庇のうえは室内といえど油断できません。掃除機とクイックルワイパーでほこりをとります。脚立に立って、気を付けながらの作業です。 固定している展示物は、高圧の空気を噴射してほこりを飛ばします。 平安時代、播磨の瓦が京都に運ばれて使われた様子の展示で、屋根瓦の掃除をしています。ちなみに右隣で掃除を手伝っているように見えるのは、職員ではありません。…念のため。 地下の収蔵展示コーナーの収納庫の掃除です。右下の子持器台(丹波市市島町の高坂1号墳出土)は、7月にメインホール展示で出品していた遺物です。 収蔵展示コーナーでは、貴重な出土品を展示していますので、ご来館の折はぜひ、地下の収蔵展示コーナーにもお立ち寄りください。思わぬ逸品に出会えるかもしれませんよ。 発掘ひろばにある発掘現場の掃除です。透明ガラスの床下に潜ったり、腰をかがめて行うきつい掃除です。 学習支援課の職員は倉庫の整理をしました。掃除のために中の物を出しながら、物品の数量や状態の確認もします。倉庫の内外を何度も往復しました。 例年にない作業として、新型コロナウイルス対策でソファーに貼ってあった、ソーシャルディスタンスをお願いする掲示物と、使用禁止の黄色いテープをはがしました。 2年以上貼ってあったので、テープの糊がソファーにこびりついて、取り除くのに大変でした。 天日で乾かします。テープは剥がしましたが、これからも新型コロナウイルス対策は続きます。今後もご協力よろしくお願いします。 ここから、新年を迎えるにあたっての準備です。 東西の出入り口に、門松を飾りました。 メインホール展示も新年に向けて入れ替えました。新春のテーマ、干支にちなんでうさぎ(卯)に関する資料の展示です。かわいいうさぎの図柄の磁器皿を展示します。 新年は、1月2日(月)から開館で

考古博DEコンサート 歌おう!merryxmas2022

12月18日(日)、近隣の東播磨エリアにある高等学校の合唱部・放送部の皆さんがクリスマスコンサート「歌おう!メリークリスマス2022」を開催しました。 今年の出演は、加古川東高校合唱部・加古川南高校合唱部・明石西高校合唱部、そして、司会は加古川西高校放送部の皆さんです。 最初に登場してくださったのは、加古川東高校合唱部の皆さん。 テンポのいい「銀河鉄道999」など、誰もが知っている曲から、「鷗(かもめ)」など個性的な曲まで3曲を聴かせてくださいました。 次は、加古川南高校合唱部の皆さん。 backnumberの「クリスマスソング」など、クリスマスらしい曲を聴かせてくださいました。 2校が歌い終わったあとは、司会の加古川西高校放送部の皆さんによる「クイズdeクリスマス」。クリスマスにちなんだ3択クイズを出題してくださいました。 加古川西高校コーラス部の皆さんも来てくださる予定でしたが、都合が合わず見送りとなりました。来年はぜひご参加くださいね。お待ちしています。  最後に登場したのは、明石西高校合唱部の皆さん。 ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌を、英語で歌ってくださいました。 プログラムにはなかったのですが、特別に2人での歌唱「Jupiter(ジュピター)」も聴かせてくださいました。 最後は、出演者全員で「きよしこの夜」「ジングルベル」を合唱しました。 寒い冬にクリスマスのあたたかい歌声が館内に響きました。 ☆★☆ メリークリスマス! ☆★☆

もちつき体験開催しました!

当館ボランティア「考古楽倶楽部」主催の『もちつき体験』を開催しました。 ぜんざいの試食もあり、当館の人気行事です。   100人分のおもちをつくるので、早くからもち米を炊き、準備しました。 昔は、お正月前にはこういう光景が普通に見られましたね。 皆さんに食べていただくおもちの準備に、ボランティアさんたちが交代でもちつきにかかります。杵のつき方にも皆さん個性が出てました。 体験学習室では、ぜんざいに入れるおもちづくりに大忙し。古代米入りなので、おはぎのような色になっています。 参加者の皆さんのもちつき体験です。小さな子どもさんも「うんしょっ」と力を込めて杵を持ち上げます。重たいよ~。 皆さん、杵の大きさの割に、意外と重たいなあとおっしゃってました。お疲れさま。 さあ、体験学習室では試食の準備が整いました。 どうぞ、たっぷりお召し上がりください。 外は陽が当たると寒さは多少ましですが、何より熱いぜんざいが体を温めてくれるようです。 「どうですか?」 「美味しいで~す!」 素敵な笑顔で答えてくださいました。

クリスマスツリー 今年も輝いています

毎年寒い季節になると、当館メインホールに登場するクリスマスツリー。 今年は青を基調とした配色で、11月なかばから皆さんにお楽しみいただいています。 今回のブログでは、飾り付けの様子をご紹介します。 まず「もみの木」を準備します。これが飾り付け前の姿です。 さて今年はどうやって飾りましょうか? 当館のツリーについてお客さまから、「毎年ちがう色合いで楽しみだ」とのお声をいただきましたが、実は毎年お手伝いに来てくださる方に飾りを持ってきていただいています。 このリボンは、なんと手作り! ツリーに飾りをつけていきます。 10種類ほど飾りがあるのですが、同じ飾りが近づかないように、調整しながらつけます。 色合いも考えながら、飾り付けを進めます。 クリスマスツリーらしくなってきました! 最後に電飾をまとわせたら、完成です! 閉館時間の5時ごろはもう暗いので、こんなにきれいなツリーを見ることができます。 屋外からも見ることができます。昼間と違った雰囲気をお楽しみください。 ちょっと幻想的に見えるかもしれませんね。

古墳フェス「はにコット」に参加しました。於:高槻市今城塚古墳

11月27日(日)、大阪府高槻市の今城塚古墳で開催された「はにコット」に参加しました。 当館は、現地に赴いて参加するのは初めてです。古墳で行われる大規模なお祭りで、近隣府県のマスコットも大集合しました。 当館の “ほったん” も車に乗って「出張」しました。兵庫県を出るのは初めてです。 ブースの設営です。前日に結構な雨が降ったようで、芝生はかなり濡れていました。 今日が晴天なのは、とってもありがたいです。 みんなでテントをたてて、テーブル並べて…、お祭りです! 会場の今城塚古墳は、大規模な埴輪祭祀場を復元した古墳として知られていて、淀川流域では最大の古墳です。 和太鼓の演奏で開幕です。重低音が鳴り響きました。 当館のブースでは、紙で古代船をつくる体験をしていただきました。一枚の紙を折って、切って、糊付けすると、写真左のような古代船がつくれます。小さなお子さんが器用に、上手につくられていました。 当館のボランティア、考古楽倶楽部の皆さんは、ガラスまが玉や、考古関係の本を販売しました。飾ってあるガラスまが玉が、陽の光で透き通るように輝いて見えて、とてもきれいでした。 外濠のステージでは「きゃらパラ古墳大集合~古墳のある町PR~」が始まりました。 参加している団体のゆるキャラが大集合しました。 ほったん、目立ってますね。体積は№1でしたね。 各キャラクターが個別にインタビューを受けました。 「『私たちのブースでは古代船をつくる体験ができるよ! 遊びに来てね~』と、ほったんが言ってますので、ぜひ来てくださぁ~い」と、喋れないほったんに変わって、新田学芸員が “通訳” しました。 会場のメインストリートは多くの人で、ごった返していました。 3年ぶりの開催とあって、心待ちにしていた方も多かったようで、予想を超えた大きなイベントで少し驚きました。 午後の2回目の 「きゃらパラ古墳大集合」、ほったんの周りにはたくさんの子どもたちが、ステージに上がって、声援を送ってくれました。「ほったん、幸せ!」 ほったんが同行する初めての県外イベント参加でしたが、天候に恵まれ、多くの人に体験していただきました。 当館のユニフォームを見て、「どっかで見た服やなあと思ったら、考古博物館やってんね。」と兵庫県から来られた方が声をかけてくださったり、当館と交流のある文化財センターや博物館の方々と再開できたり

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