島崎藤村が詠んだ詩 「名も知らぬ、遠き島より流れ寄るやしの実ひとつ・・・」 南方から流れ着いた 椰子実 が考古博にも展示されています その時代は 「弥生時代中期」2,100年前 神戸市西区の 玉津田中遺跡 の集落沿いの河川から出土しました 長さ12cm、幅10cmの「ココヤシの内果皮」 玉津田中遺跡竹添地区 弥生時代の川跡から出土しました 南方で生育した椰子実 黒潮に流され、瀬戸内海に入り播磨の海岸に漂着した 玉津田中の弥生人が拾って、ムラに持ち帰ったものでしょう 玉津田中遺跡からはイイダコ壺やサメの歯などが出土しています 海に出かけて漁をする権利ももっていたのでしょう 沖縄県の石垣島から放流実験をした例があります 石垣島から実験のため放流したココヤシの1つは明石市屏風ヶ浦浜に漂着しました 弥生時代の遺跡として、玉津田中遺跡のほか、長崎県里田原遺跡、長崎県原の辻遺跡、 滋賀県下之郷遺跡からわずか6点しか出土していない珍しいものです! (`ё')へぇ~ (篠宮 正「玉津田中遺跡出土ココヤシ考」から引用しました) 何につかわれたのかははっきり分かりませんが 容器あるいは笛の可能性もあります 当館テーマ展示室 【交流】コーナーに展示しています 是非ご覧ください 【イベントのお知らせ】 ときどきドキドキ体験がはじまります! 4月5日(土)14:00~15:00 ときどきドキドキ体験「石棺に入ろう」 毎土曜開催 4月5日(日)14:00~15:00) ときどきドキドキ体験「古代船に乗ろう」 毎日曜開催 (観覧券が必要です)