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11月 21, 2021の投稿を表示しています

秋季特別展、まもなく終了です

 10月2日に開幕しました秋季特別展「屋根の上の守り神-鴟尾・鯱-」がまもなく終了となります。まだの方はお早めにご覧ください。  室内右手には 鴟尾(しび)を展示しています。古代の寺院などの屋根の最上部の両脇にあるひときわ大きな屋根飾りです。  明石市の高丘3号窯の鴟尾(明石市蔵)と、各地で出土された鴟尾の破片です。こんな大きなものを屋根の上に設置するのは大変だったでしょうね。  奥のコーナーでは鯱(しゃちほこ)を展示しています。鯱は城の天守などの最上部に載せられた屋根飾りで、魚の形をした体の銅を大きく反らして、尾びれを高く上げている姿が特徴です。  佐用町の伝利神(りかん)城跡の鯱瓦です。(佐用町教育委員会蔵)  利神城は1600年~1605年に池田由之によって築かれた山城で、近年とても人気があります。  特設の展示台には、国宝「姫路城」の鯱を並べています。 *  *  *  *  *  特別展は11月28日(日)までです。お見逃しのないようご来館ください。  

メインホール展示「姫路城の軒瓦」

現在、秋季特別展「屋根の上の守り神―鴟尾・鯱―」の瓦つながりで、 姫路城で使われていたとされる軒平瓦(滴水瓦)と軒丸瓦を展示しています。 瓦の文様には揚羽蝶(あげはちょう)が用いられていますが、揚羽蝶 は池田氏の家紋で、池田輝政の父信輝(恒興)が織田信長から与えられた麻裃に蝶文が付いていたことが由来とされています。 軒平瓦は、文様を入れた部分(瓦当部:がとうぶ)が逆三角形で、雨水が滴るような形をした「滴水瓦」(てきすいがわら)と呼ばれるものです。当時の中国や朝鮮半島で多く用いられていたものです。 詳細は こちら 。 展示期間は11月1日~12月23日を予定しています。 特別展のついでに、お見逃しのないように!

古代体験講座「ミニしゃちほこをつくろう」

11月14(日)に、特別展『屋根の上の守り神』に関連した古代体験講座「ミニしゃちほこをつくろう」を開催しました。やきもの用の粘土で、自由に鯱(しゃちほこ)を作りました。 形ができあがったら、表情を作っていきます。 鰭(ひれ)の接合など難しい部分を作る時は、ボランティアの皆さんに手伝ってもらいながら作業を進めます。 窯で焼き上げる際に細かいパーツがとれてしまわないようにしっかり取り付けます。 鱗(うろこ)や模様を作りこみ完成です! 参加者の皆さん、おつかれさまでした。 できあがりが楽しみですね。

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