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2月 26, 2023の投稿を表示しています

春を呼ぶ、大中遺跡の三色の梅

3月になり、大中遺跡の白梅が咲きました。 赤とピンクは早くから咲いていましたが、ようやく白い花びらが顔を出してくれました。 博物館東入口前には赤、ピンク、白の三色の梅の競演が見られます。 毎年この光景を見ると、春が来たなあと感じます。 1月半ば、一番初めに花開いた博物館西側の梅は、今でもきれいに咲いています。 大中遺跡公園を横切る歩道でも、まだ十分に梅見ができます。 これから数日は好天が続くようですので、お散歩がてらにぜひお越しください。  

メインホール展示「お祭りに使われた 須恵器の器台」

3月1日、メインホール展示ケースの展示替えをしました。 今回は、 4月22日(土)から開催する 春季特別展「古墳時代の技術革新」開催に先駆けて、 若王寺遺跡(なこうじいせき/尼崎市)出土の器台を展示しています。 (展示替えをする学芸員)  若王寺遺跡は、尼崎市の猪名川水系の右岸に立地する集落遺跡で、古墳時代中期にはここで鉄器生産を行っていたことが、出土した多量の鉄滓・フイゴの羽口などから分かります。この時代には、金属加工以外にも、農業生産・土木工事など、社会生活のあらゆる分野にまたがる新しい技術が渡来人によって大陸からもたらされ、人びとの暮らしが大きく様変わりしました。 (展示中の器台) 窯を使って焼かれた須恵器もその1つで、展示した器台は、窯業生産の技術が日本に伝わってから半世紀も経たない頃のものです。大きな椀形の受け部に、透かしの入ったスカート状の脚部がついた大型品で、古墳や集落での祭祀の場面で使われ、写真のように壺を乗せて、供物を捧げたのでしょう。須恵器のルーツとなる朝鮮半島の陶質土器の名残りが十分に感じられる優品です。 若王寺遺跡には、渡来人にルーツをもつ技術者集団が暮らしていたのかもしれません。 (展示パネル) 春季特別展「古墳時代の技術革新」では、当時の最先端の技術で作られた製品や、新しい生活様式を示す出土品などをご覧いただきますので、どうぞご期待ください。 特別展に関する詳しい情報は、 当館ホームページ をご覧ください。   

春のコンサートのお知らせ

春のコンサートのお知らせ 2月も終わりに近づき、ときどき暖かい日がでてきましたね。 さて!考古博からお知らせです。 3月に、春らしい華やかなコンサートを2つ、開催します。 まず、来週3月5日(日)には、大人のグループによるコンサート、 「春のジョイントコンサート」を開催します。  当館ではおなじみの、ボランティアさんが参加されているグループもあります。 コロナでしばらく開催できませんでしたが、3年ぶりに帰ってきました! 13時00分から、当館B1階のネットワーク広場で行います。 当日受付、無料です。 オカリナ、マンドリン、トーンチャイムなど、 春を感じる音色をたっぷりお楽しみください。 <出演グループ> ・エンゲルス(トーンチャイム) ・ラララ シエスタ(オカリナ) ・大西巧造と とらきち・アンサンブル(マンドリン) 続いて、3月19日(日)には、こうこはくロビーコンサート「風薫る春のしらべ」を開催します。 博物館と(公財)兵庫県芸術文化協会が主催するイベントで、 県にゆかりのあるプロの演奏家の方をお招きし、フルートとピアノを演奏していただきます。 14時00分から約30分間(開場 13時30分/ 当日受付)、 当館ネットワーク広場にて、 こちらも、なんと無料でお楽しみいただけます。 <出演者> 春本 亜美さん <フルート> 加門 祐香里さん〈ピアノ〉 どちらのコンサートも、楽しみですね。 どうぞ皆さまお誘いあわせのうえ、お越しください。 お待ちしております!

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