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9月 11, 2022の投稿を表示しています

ひょうご五国巡回展と9月のメインホール展示

現在当館では、兵庫県立兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアム開館記念として、ひょうご五国巡回展「兵庫県のはじまり」というミニ展覧会をネットワーク広場で開催しています。 主催は兵庫県企画部地域振興課で、当館が共催しています。 昨年11月に開館した県立兵庫津ミュージアム初代県庁館に隣接し、今年11月に「ひょうごはじまり館」が開館予定で、それを記念しての展覧会です。 ネットワーク広場の階段を下りて左側は、兵庫津ミュージアムと初代県庁館、初代県知事伊藤博文についての解説コーナーを設置。 初代県庁館の復元模型も展示しています。 もともとは、大坂町奉行所兵庫勤番所の建物だったそうです。牢獄なども復元されています。 兵庫津の歴史も詳しく解説されています。 ミュージアムの周辺は、兵庫大仏や清盛塚など、散策しながら歴史を感じることができますので、館と併せて楽しむことができます。 ネットワーク広場の階段を降りて右側には、兵庫県内の日本遺産を紹介するパネルを展示しています。 兵庫県は日本遺産が9件認定されており、これは日本最多の認定数です。 また、9月のメインホール展示ですが、ひょうご五国巡回展に関連して、兵庫県の初代県知事であり、日本の初代内閣総理大臣でもある、伊藤博文の書簡を展示しています。 伊藤博文晩年の書「南山寿」です。(複製品 原本は兵庫県蔵) 伊藤博文は1年足らずで兵庫県知事を辞職し、東京に活躍の場を移しました。本書は、伊藤が63歳の時に須磨の旅館で書いたものです。 「南山寿」とは、中国の古典『詩経』の一節からとられたもので、中国の南山が長い間崩れず同じ姿をとどめているのと同じように、人がいつまでも丈夫でいることや長寿を祝う言葉だそうです。 これは、兵庫県の誕生を知らせる伊藤俊介(博文)の書状です。(複製品 原本は兵庫県蔵) 慶応4年(1868年)5月23日、兵庫県の誕生が決定し、伊藤博文が初代兵庫県知事に任命された3日後に、内国方判事の東条(喜多村)慶二あてに書いた手紙で、県となったことで大坂の支配から逃れ、独立できたことが特筆されています。 巡回展、メインホール展示(無料)は、9月25日(日)までです。お見逃しのないようにご覧ください。 *  *  *  *  * 本館では、兵庫津ミュージアム「ひょうごはじまり館」の開館にあわせて、冬季企画展「兵庫津-中近世の港湾都市-」を1

夏の思い出 「考古博DE夏まつり」 

3年ぶりの「考古博DE夏まつり」、多くの方にご来館いただきました。 午後1時の開始前から、館内が賑やかになりました。 3年ぶりということもあって、いろんな体験をしていただこうと、多彩なワークショップを設けました。 「考古博クイズラリー」 テーマ展示室や特別展開催中の特別展示室を使ってクイズに挑戦してもらいました。問題は、博物館実習中の大学生たちが考えてくれました。いつものクイズラリーとは一味違った問題です。ちょっと手ごわい問題もあったようです。 クイズに正解すると、オリジナル缶バッジの当たるガチャガチャにも挑戦! “ほったん” の缶バッジが人気でした。気に入っていただけたかな? 「本物の土器にさわってみよう」 各種の土器の破片を並べて、手触りで違いを感じてもらいました。“2000年前の破片” がロマンを感じさせてくれました。 完成品の土器を持っての記念撮影も好評でした。 落とさないようにとドキドキしながら持っていたお子さんもいましたね。 うしろの学芸員さんもドキドキ! 「ほったん投票大作戦!」 博物館のゆるキャラのファン投票「ミュージアム・キャラクター・アワード」にエントリーしている当館の “ほったん” への投票をお願いしました。 この日、皆さんの応援をいただき、開催中に4位から目標の3位へと浮上しました。 「半月後の投票〆切まで応援よろしくお願いしま~す。」 「大漁! 鏡釣り」 円形の鏡(の写真)を、磁石のついた釣り竿で釣り上げます。鏡のどこに磁石が付いているかを早く見極めないと時間がかかります。 釣り上げる鏡の大きさによりポイントを決めて、制限時間内に何ポイント獲得するかを競います。記録更新のたびに歓声が上がりました。 「はにわ投壺」 朝顔形埴輪に、3本の先の丸い矢を投げ入れます。3本入れるのはなかなか難しいんです。 昔の中国の遊びで、当時は矢が入らないと、罰ゲームでお酒を飲まされたそうです。 わざとはずす人もいたのかも? コツをつかむまで何度でも挑戦してくださいね。このように上に向けて投げ落とすのがいいようですよ。 「ゴム火縄銃で射的」 火縄銃風のゴム鉄砲で的を倒します。ゴム鉄砲にしてはなかなか精巧な作りでカッコいいんです。うまく当たるよう二人の戦国武将が応援しています。 この少女の腰の入った見事な姿勢に、担当学芸員も感心してました。かっこいい打ち方ですね。ま

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