古代体験講座「あをによし奈良の都のお昼ごはん」が開催されました。 これは、今回秋の特別展で奈良時代を取り上げているので、そこに連動して、この時代の食事を再現してみようという企画です。 ごはんづくりをして、その後みんなで試食をします。 ごはんは発掘しても見つからないので、食器や木簡・古文献で調べて再現しています。 まずは、材料の下ごしらえから 鶏肉を切っています。指に気をつけて! 外での作業は、まず火おこしから この緑色のかたまりは葉っぱ。蒸し料理に使うのかな? 土器を使って米を炊いたり、お汁を作りました。お汁は具だくさんのようです。何が入っているのでしょうか。 学芸員さんから奈良時代のごはんについて、いろいろなお話がありました。 「昔は食事は1 日に2 回の朝・晩だけで、3 食食べるようになったのは江戸期以降のこと」だそうです。 そして、お昼ごはんのできあがり。 当然、お米は古代米(赤米)で、おかずとして魚やふきなどが添えられています。汁ものにはとり肉やキノコが入っていました。 結構おいしそうですね。 こちらは蘇(そ)といい、牛乳を煮つめてつくります。こげないように、根気のいる作業ですが最後はチーズのようなものができあがります。 食べた人の感想では「味の薄い粉ミルク」のようだということでした。 試食タイム。 気持ちいい秋空のもとおいしくいただきました。 当時は現代と違って超格差社会だったので、身分や官位によって食べるものは全く違うものだったそうです。 何でも食べることができる、現代に生まれて良かった・・・
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。