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6月 23, 2024の投稿を表示しています

古代のおはらい ひとがた流し 前日準備

   明日の 6月30日(日) 13時30分~14時30分(雨天決行)に予定されています「 ひとがた流し」を、 ボランティア団体のひょうご考古楽倶楽部の方々が、 準備 されていました。  ひとがた流しの 準備物を作成中  講堂では、古代のひとがた流しを再現した寸劇の準備です。  遺跡から出土したひとがた(当館常設展示) 「ひとがた流し」とは、人の形をいた板に自分の顔を描き、半年の間に身に付いた災いをひとがたに移して川に流すという、 奈良時代から全国の役所で行われていた行事です。 講堂で古代のひとがた流しを再現した寸劇を見た後、参加者各自でひとがたに自分の顔を描き、体験広場北側の溝に流して、古代の儀式を体験してもらいます。 参加者 先着 100 名まで(当日受付 受付開始 13:20 ~本館講堂前) 参加料 無料 となっています。 多くの方に参加いただき、楽しい行事となることを願っています。(小林)

ほったんのなぜなぜコーナー まが玉製作の謎 

  (ほったん) 4 月 13 日から始まった「 kid’s 考古学新聞」の展示もこの 30 日(土)で終了だね。 ほんとに力作ぞろ いだったから、もしまだ見ていない人がいたら今のうちだよ。 この新潟県の小学 3 年生の女の子の書いた「旅するヒスイ」はよく書けているなあ。手書きのイラストもかわいいね。 ふ~ん ヒスイって 5000 年前の縄文時代には既にペンダントのようにぶら下げるアクセサリーとして使っていたんだって・・・。 アレ ちょっと待って。縄文時代には鉄もなかった時代なのにどうやって穴を開けることが出来たんだろう? さっそく学芸員さんに聞いてみよう!   (学芸員) どうしたんだい。ほったんそんなに急いでやって来て。館内は走ったらいけないんだよ。   ゴメンナサイ! ところであの壁新聞に「縄文時代にヒスイに穴を開けていた」と書いてあったんだけど、ほんとにそんなことできたの?   このような穴を開けた装飾品は、最初は動物の骨や貝殻を使っていたんだけど、これらは今、特別展示室で公開している春季企画展”動物と考古学” (6/30まで)で観覧できる ので、ぜひもう一度そちらにも注目してほしいなぁ。 は~い。 ところで、ヒスイのような石材としては他に水晶やメノウなど、それから樹脂が化石化したものとしてコハクなども材料としてして使われていたんだ。これらはテーマ展示室で1年中見ることができるよ。            上から2段目の白系が水晶、3・4段目の茶系が瑪瑙(メノウ)、その他ガラス製 これらの石材よりもヒスイはもっと硬い石なので、穴を開けるのはとても労力がかけられていたんだろうね。 でもヒスイは淡い 緑色のとっても綺麗な石なので、古くから人気のある宝石だったんだ。 なんと、このヒスイを加工した最も古いものが日本(新潟県糸魚川市)で見つかっているんだよ。 本当だ。 アッ!だから新潟県に住んでいる小学生がヒスイを調べてみようと思ったのか。 弥生時代中期のまが玉:1玉津田中遺跡(神戸市)、2七日市遺跡(丹波市)   ヒスイが人気だったのは分かるけれど、やっぱり穴の開いたものは、本当は縄文時代 じゃなくてもっと後の時代

好きな動物形の土製品をつくろう!

6月22日(土) 10時より 古代体験講座として「 好きな動物形の土製品をつくろう!」が、体験学習室で実施されました。  今回の体験講座は、春季特別展「動物と考古学」の関連講座となります。 特別展の担当学芸員の案内で、最初に特別展示室で 縄文人が作ったイノシシ形土製品やイヌ形土製品 を見学しました。 ボランティアの皆さんから 土製品の基本的な作り方について教えていただきました。 保護者の方の見守る中、 土製品つくりがスタートしました。 ボランティアの皆さんにアドバイスを受けながら作りました。 子どもたちも大人の方々も真剣に取り組んでいました。 スマホの画面を見ながら土製品を作っている子どももいました。 慎重に仕上げの模様を入れて、あと少しで完成です。 焼いた時に割れないように、空気抜きの穴も忘れずに。 表情豊かな土製品です。焼き上がりが楽しみです。 縄文人もびっくりするできばえです。素晴らしい! 完成した作品は、各ネームプレートの場所に置きました。 世界で一つだけの土製品の完成です。乾かして水分を取ってから焼き上げます。完成引き渡しは約4週間後となります。 本日は、お疲れ様でした。 今回の講座の対象は、小学4年生から大人までとなっています。最初に午前中で完成すれば、帰ってもよいと説明がありましたが、3名の大人の方を含め全員が午後に入っても頑張っておられました。 考古博物館では、古代体験講座として他にも「まが玉づくり」「土器づくり」「火起こし」「組紐づくり」など盛りだくさんの講座があります。是非、見て、感じて、体験して考古学を身近な物として捉えていただけたら幸いです。(小林) 古代体験講座は予約制です。詳細は こちら

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