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冬季企画展関連講演会「年輪年代法からみた玉津田中遺跡出土棺材の年代について」

  2 月8日(土)、 冬季企画展関連の講演会「年輪年代法からみた玉津田中遺跡出土木棺材の年代について」が行われました。講師は、 奈良文化財研究所名誉研究員 の  光谷 拓実   氏です。    東京農業大学 農学部造園学科を卒業された 光谷 拓実   氏   日本における年輪年代測定法 の開拓者であり、第一人者としてご活躍されています。  年輪読取器も改良し、データの取得をされていました。  多くの皆様が、講演を興味深く聴かれていました。  講演会のあと、企画 展会場で木棺材を鑑賞する皆様。   光谷 拓実  氏と当 館担当学芸員 で 解説会を行いました。          質問に丁寧に応える 光谷 拓実  氏  玉津田中遺跡出土の木棺底板(辺材幅約1.7cm)を、専用の年輪読取器を使って、0.01ミリ単位まで計測し、相関分析法により年輪世代を判明させることができました。得られた年代は、玉津田中遺跡の実年代を知るうえで重要な情報となっています。  過去のことを知るということは、多くのデータの蓄積と様々な知識、そしてそれを活用する技術・技能や創造力が必要であると感じました。(小林) 

冬季企画展関連講演会「弥生時代の墓-入門編-」

   1月25日(土) 冬季企画展関連の講演会として「弥生時代の墓-入門編-」と題して、 神戸女子大学文学部 准教授の 齋藤瑞穂  氏を講師に招聘し、ご講演をいただきました。  最初は、「死ぬ」とは何か?改めて問いかけがありました。  墓はどこを占めているか、ムラの復元図を使って説明していただきました。   ご多用の中、ご講演をしていただきありがとうございました。    質疑応答の時間も取っていただきました。   講演会のあと 、 特別展示室で 展示物を前にして詳細解説です。 齋藤先生は弥生土器にもお詳しいです。     当館担当学芸員も解説を行いました。     冬季企画展「弥生の墓-玉津田中遺跡の方形周溝墓-」は、 1月18日(土)から3月16日(日)まで開催されています。注目ポイントとして「洪水が弥生時代中期をパックした」「有機物がそのまま残る=台地上の遺跡よりも情報量が多い!」等を、 今回の講演の中で 教えていただきました。    ぜひとも、近畿の弥生時代中期を玉津田中遺跡で学んでいただければ幸いです。(小林)     神戸女子大学文学部 准教授の 齋藤瑞穂先生をもっと知りたい方は、   神戸女子大学史学科 youtube 「お史ちゃんねる」 をご覧ください。

「甲冑の変遷をたどるー秋季特別展のみどころー」

   11 月16日(土)  、最後の秋 季特別展関連講演会が実施されました。  講師は渡瀨健太 (当館 学芸員) で、演題は 「甲冑の変遷をたどるー秋季特別展のみどころー」 です。 特別展関連の 最後の講演会にふさわしい、丁寧でわかりやすい講演会でした。   多くの皆様がメモを取りながら、熱心に聴かれていました。 講演会終了後、特別展会場において恒例の実物を前にした詳しいお話を聴いていただきました。   令和6年度の秋季特別展は11月24日で終了し、 次の冬季企画展は、 「弥生の墓-玉津田中遺跡の方形周溝墓-」 と題して1 月18日(土)から3月16日(日)まで開催されます。  是非、冬 季企画展 にも多くの皆様がご来館されることを願っています。  どうぞよろしくお願いいたします。(小林)

秋季特別展関連講演会「中世の甲冑と戦闘」

  10月26日(土) 秋季特別展関連の講演会として「 中世の甲冑と戦闘 」と題して、 有職故実研究家 の 近藤好和  氏を講師に招聘し、ご講演をいただきました。   過去に兵庫県にも住んでおられた 有職故実研究家 の 近藤好和 氏  最初に時代区分や用語について説明があり、その後、甲や冑の種類についてそれぞれ丁寧に説明していただくことになりました。     身振り手振りを交えて分かりやすくご講演をしていただきました。  ご多用の中、ご講演をしていただきありがとうございました。   講演会のあと 、 特別展会場では 当館学芸員が解説会を行いました。      こちらも引き続き多くの皆様が参加され、学芸員の話を熱心に聴かれていました。   秋季特別展(11月24日まで)の関連講演会も今回で3回目で、いよいよ次回11月16日(土)が、最後の 関連講演会 となります。  演題は「 甲冑の変遷をたどる-秋季特別展のみどころ-」 です。講師は、本日の 特別展会場で解説を行いました 特別展担当学芸員の 渡瀨健太 が務めます。定員80名で応募者多数の場合は、抽選となっています。  既に 秋季特別展に来られた皆様も、 再度足をお運びいただければ嬉しく思います。(小林)

秋季特別展関連講演会 「作る。配る。使う。埋める。-古墳時代の甲冑から見えるもの-」

  10月5日(土) 秋季特別展関連の講演会として「 作る。配る。使う。埋める。-古墳時代の甲冑から見えるもの-」と題して、 奈良文化財研究所 主任研究員の 川畑 純 氏を講師に招聘し、ご講演をいただきました。    「 作る」「配る」「使う」「埋める」の4つの視点から古墳時代の甲冑について、ご講演いただきました。   奈良文化財研究所 主任研究員 川畑 純 氏  修理や改変の痕跡があるが、攻撃を受けた傷が認められる甲冑は少ないというお話でした。  熾烈な戦闘による改良ではなく、武威の象徴、威儀具、王権との紐帯を象徴するものとしての発展かというお話でした。  多くの皆様が参加され、熱心に講演を聴かれていました。     引き続き、特別展示室で展示物を前にして詳細解説です。   川畑 先生におかれましては、ご多用の中ご講演に続いて展示品の解説もしていただき、ありがとうございました。(小林)

秋季特別展関連講演会 「古墳時代の軍事活動」

   秋季特別展関連の講演会として「古墳時代の軍事活動」と題して、当館の 和田晴吾 名誉館長よりご講演いただきました。  和田晴吾 名誉館長  聴講希望者が多かったので机と椅子を増設しました。  配られた資料に書き込みながら熱心に聴かれる方が多く見られました。  今回の講演で、古墳は墓であって墓以上のもの、そして、古墳づくりの場は、人・もの・情報の集まるところであり、国づくりの場でもあったということを教えていただきました。    何名か挙手されていましたが、時間の関係で質疑応答は1名となりました。  引き続き、当館担当学芸員による特別展示室での詳細解説です。  次回の講演会は、「作る。配る。使う。埋める。-古墳時代の甲冑から見えるもの-」 川畑 純 氏(奈良文化財研究所 主任研究員)です。既に定員に達しているため受付は終了しています。    10月26日(土) 13時30分~15時00分に実施されます講演会「中世の甲冑と戦闘」は、現在受付中ですので興味関心のある方はお早めに申込みください。(申込みは こちら )  多くの皆様の秋季特別展関連講演会へのご参加、並びに秋季特別展へのご来館をお待ちしています。    どうぞよろしくお願いいたします。(小林)

兵庫考古学研究最前線2024講演会「律令期祭祀遺跡と古代銭貨-但馬を中心に-」

  兵庫考古学研究最前線2024の講演会として、 8月24日(土) 13時30分より、   渡辺 昇 氏(当館名誉学芸員) を講師として招聘し、 「 律令期祭祀遺跡と古代銭貨-但馬を中心に- 」と題して、ご講演をいただきました。   多くの皆様が参加され、熱心に受講されていました。  「パワーショベルで2m掘るところを更に深く掘ったところ、人形がショベルの先に付いてきた」と現場ならではのお話も聴かせていただきました。  但馬は、全国でも有数の人形などの木製祭祀具が出土しているとのこと。いったい何があったのでしょうか?  古代にも天然痘などの疫病や地震、洪水、渇水などの災害があったことが記録に残されているので、その対策として国を挙げて祭祀が行われたのかも知れません。   講演会終了後、特別展示室において展示物を前に更に詳しいお話を聴くことができました。    渡辺 先生におかれましては、ご多用の中ご講演に続いて展示品の解説もしていただき、ありがとうございました。(小林)

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