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11月 24, 2019の投稿を表示しています

特別展「埴輪の世界」見どころ紹介 まもなく終了です

10月5日にスタートした特別展「埴輪の世界-埴輪から古墳を読みとく-」、 もうごらんいただけましたか? 新たに国の重要文化財に指定された池田古墳(朝来市)の水鳥形埴輪など、 さまざまな埴輪が一堂に見られるのもあとわずかとなりました。 古市・百舌鳥古墳群の世界遺産登録が話題になる中、 注目を集めている埴輪の世界。 より多くの方々に、その魅力を感じていただこうと 展示にも会場にも、趣向を凝らしています。 特別展だけのオリジナルな魅力を、ご紹介します。 魅力①:埴輪の迫力を感じる 重要文化財の池田古墳の水鳥形埴輪に、 過去最大級の接近ができる展示です! またケースの中の埴輪も、大きさを実感できるよう 展示に工夫をこらしました。 ホンモノの迫力をお確かめください。 魅力②:埴輪の種類を知る 特に動物は水鳥のほかにも、いろんな種類の埴輪を展示しています。 表情や恰好は結構ユーモラス。今から1500年前の人たちが、 工夫を凝らしてつくった埴輪の表情も、お見逃しなく。 魅力③:埴輪と一緒に、記念撮影ができる 来館の記念に、埴輪たちとオリジナルフォトが撮れるブースを 設置しました。 こんな感じで、オリジナルの一枚が撮影できます。 「埴輪の世界」を味わった記念で、一枚いかがでしょうか? 魅力④:池田古墳の息吹を感じる  当博物館のボランティアが作成した池田古墳の複製模型(ジオラマ)です。 右上の展示パネルの平面図の、赤く囲ってある部分を復元しました。 材料は発砲スチロールをベースに、本物の砂や石を使っています。 埴輪は20分の1の大きさで、実際に土を焼いて作り、復元図を基に配置しました。 精巧につくられています。 魅力⑤:埴輪の世界にひたった後、ホッと一息できる 来館のご休憩には、リニューアルオープンしたカフェもご利用ください。 一息入れていただける、カフェメニューも充実。 (最新メニューは 考古博物館HP をご覧ください) ショップでは図録のほか、オリジナルのクッキーや古代体験ができる キ

遺跡ウォーク「行者塚古墳とその周辺の史跡を巡る」

爽やかな秋晴れのもと、ひょうご考古楽倶楽部主催の特別展関連イベント 「遺跡ウォーク~ 行者塚古墳とその周辺の史跡を巡る~」が行われました。 今回のツアーを案内するのは、倶楽部のみなさん。 当館の解説ボランティアで鍛えた腕を、今日は野外で発揮されました。 JR加古川線の神野駅からスタートし、行者塚古墳(加古川市)を含む “西条古墳群” をメインに、約9kmを徒歩で巡ります。 最初のチェックポイントは、 永昌寺の「石棺仏」。 石棺仏とは古墳時代の石棺の蓋に阿弥陀像などの仏像を彫り、供養したものです。 この阿弥陀像は家形石棺の蓋石で作られており、 周囲や裏には蓋石本来の形をのこしています。 少し歩くと、人塚古墳が見えてきました。 5世紀はじめに造られた帆立貝式古墳で、 周濠からは瓦を焼いた窯跡が見つかっています。 窯は、 古墳が築かれてから300年ほどたった奈良時代にできたものです 。 周濠縁の斜面をつかって造られた窯でつくられた瓦は、 隣接する西条廃寺で使われたと考えられています。 西条廃寺は奈良時代前期(7世紀末)に造られた寺院跡で、 建物の基壇が整備されています。 西側(写真左側)には瓦積みの三重の塔があったそうです。 次に、尼塚古墳へ。 こちらも前方部が短い 帆立貝式古墳で、 埋葬施設は未調査ですが、 円筒埴輪や形象埴輪(蓋・甲冑型)が出土しています。 築造時期は5世紀中ごろと考えられています。 行者塚古墳へ到着! 5世紀はじめに造られたとされる前方後円墳で、 「造出(つくりだし)」とよばれる、 墳丘に取り付くステージ状の突出部が4つもあります。 東の造出から、墳丘へ向かいます。 後円部には3基の粘土で覆われた埋葬施設が確認されています。 中国製の金銅製帯や国内最古級の馬具などの遺物が見つかりました。 考古博物館にも金銅製帯のレプリカを展示しています。 こちらが復元された西側の造出。 囲形埴輪などたくさんの埴輪とともに、 食べ物の模造品が供えられています。 そのあともウォークは続き、 願生寺墓地の石仏、常光寺横の五輪塔、 堂田の地蔵をチェックしながら歩きます。 コスモ

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