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7月 2, 2023の投稿を表示しています

しちせきの節句 7月7日七夕

機織り体験を見学していると、ふとメインホール飾られている七夕飾りが目にとまりました。 そこで、一つ疑問が。「七夕」と書いてなぜ「たなばた」と読むの? 調べてみました。 「七夕」というのは「五節句」の一つなんだそうです。 節句とは季節の節目のことをいいますが、五節句の場合1、3、5、7、9月にある5回の節目を指し、中でも3月3日桃の節句、5月5日端午(たんご)の節句が有名ですね。 そして7月7日は七夕(しちせき)の節句、別名:笹の節句と呼ばれているとのことです。 そして、「たなばた」(棚機:漢字変換するとこの文字もでてきます)とは「棚すなわち横板のついた織機(おりき)」のことで、 日本の神を待つ「たなばたつめ」の信仰と中国の太陰暦 7 月 7 日の夜に牽牛 と 織女の二星を祭る行事 の二つが 融合し、七夕(たなばた)として 奈良時代から宮中で行われ、江戸時代には民間にも広がったということでした。(但し、諸説あるようですが) ということで、もうすぐ七夕の本番7月7日(伝統的には現在の8月22日:国立天文台による)です。 ぜひ、考古博物館まで、短冊にお願いを書きにいらしてください。 いろいろな願い事が書かれていますが、こんなのがありました。 「若くなりますように」   永遠のテーマです・・・

機織り(はたおり)体験

当館ボランティア「ひょうご考古楽倶楽部」の同好会 ( 織姫 ) では①染色 ②糸づくり ③機織り の3点を中心に活動しています。 7 月 2 日、この織姫さんの一大行事になります「七夕イベント 機織り(はたおり)体験」が 開催されました。 七夕の織姫にちなんで、綿から糸をつむいで布におりあげる作業を江戸時代の方法で体験いただきました。 最初に「綿の種くり」をします。 これは綿くり器(種取り器)という器械を使って、綿花(綿の実)から綿と種を取り分ける作業をします。            綿花の中にポツポツと黒く見えているのが種です。 綿花の中から種をとりだすための道具です。 綿を挟んで、わきのハンドルをグルグル回すと、柔らかい綿が前から出てきて、堅い種だけが後ろに残る仕組みになっています。 次に、紡錘車(ぼうすいしゃ)という道具を使った「糸つむぎ」を体験します。 片方の手で紡錘車を持ち、ぐるぐるとまわして綿をねじりながら細い糸につむいでいきます。 こうして糸ができたら、いよいよ機織りに挑戦です。織機(しょっき)という機械に糸をセットして布をおります。 たて糸の間に横糸をとおし、交互に組み合わさることで1枚の布をつくっていきます。 120 本の縦糸に横糸を通していきますが  手だけではなく、両足も使っての難作業です。 日本人の衣類としては、麻や生糸(絹)が使用されていましたが、江戸時代から綿も使用されるようになり、繊維が扁平で自然に撚り(より)ができるといった特徴から、糸や生地に仕立てるまでの手間が少ないこと、また、その保温性、吸水性から広く普及することになりました。 ここ播磨も昔は綿の産地として有名で、今も播州織や加古川の靴下といった地場産業として残っています。 当館では、毎年、この七夕の時期には「機織り体験」を行っています。   受付の机にかわいい置物が置いてありました。                           これは7月29日(土)に開催される古代体験講座「クラフトテープでつくるはにわくんと敷物」で作る、はにわくんたちです。 申込期間は既に過ぎていますが、若干余裕があるようなので、興味のある方は、大至急お問い合わせください。

HYOGOミュージアム魅力発信プロジェクト  柔軟で斬新な目線で

  今年度から新たな取り組みとして「 HYOGO ミュージアム魅力発信プロジェクト」が はじまりました。 これは 2025 年大阪・関西万博を契機に、県立社会教育施設の活性化を図るため、 大学生等の柔軟で斬新な発想力や多様な発信力を活用し、 SNS 等を通じた各施設の 魅力発信や若者目線でのイベント等企画提案、実施を行うというものです。   県内の社会教育施設、〈美術系〉・〈歴史系〉・〈自然科学系〉全9施設が対象で 当館は県立歴史博物館、兵庫津ミュージアムと ともに 歴史系として 位置づけられて います。   本日はその情報発信をしてくれます大学生(ヒョーゴ・ミュージアム・サポーター) 4名が当館を訪れて各施設を見学しました。           館職員から概要の説明         収蔵物の見学と説明 「私たちの住んでいる近くにも、このような埋蔵物があるんですね。」       土器だけではなくて、このようなカワイイものもあります。      普段は見ることができない、裏側も少しだけ。 説明の後は自由に見学。       早速、むかしの人々の衣装に変身!誰が一番似合っているかな? 独自の発想、視点での情報発信を期待しています。 今後は“ note ”という投稿アプリや ”Instagram” 、 ”Twitter” などを活用しながら魅力発信していきます。   現在、48名(内歴史系18名)の大学生がサポーターに登録していますので、 今日来館された皆さん以外にも順次、施設見学等をしながら発信予定です。 お楽しみに!  

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