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しちせきの節句 7月7日七夕


機織り体験を見学していると、ふとメインホール飾られている七夕飾りが目にとまりました。





そこで、一つ疑問が。「七夕」と書いてなぜ「たなばた」と読むの?


調べてみました。



「七夕」というのは「五節句」の一つなんだそうです。


節句とは季節の節目のことをいいますが、五節句の場合1、3、5、7、9月にある5回の節目を指し、中でも3月3日桃の節句、5月5日端午(たんご)の節句が有名ですね。

そして7月7日は七夕(しちせき)の節句、別名:笹の節句と呼ばれているとのことです。


そして、「たなばた」(棚機:漢字変換するとこの文字もでてきます)とは「棚すなわち横板のついた織機(おりき)」のことで、 日本の神を待つ「たなばたつめ」の信仰と中国の太陰暦日の夜に牽牛織女の二星を祭る行事の二つが融合し、七夕(たなばた)として奈良時代から宮中で行われ、江戸時代には民間にも広がったということでした。(但し、諸説あるようですが)

ということで、もうすぐ七夕の本番7月7日(伝統的には現在の8月22日:国立天文台による)です。





ぜひ、考古博物館まで、短冊にお願いを書きにいらしてください。



いろいろな願い事が書かれていますが、こんなのがありました。

「若くなりますように」   永遠のテーマです・・・


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