10連休という「超」ゴールデンウィーク。 折り返しに当たる5月3日は初夏を思わせる陽気になりました。 この日、博物館では特別展「縄文土器とその世界ー兵庫の1万年」と 連動したイベントを開催しました。 本物や復元された縄文土器に触れるなど、縄文時代を体感していただく催しです。 天気に恵まれたこともあり、大勢の方にご参加いただきました。 目玉は、縄文土器の実物を手に取れる体験ブース。 特別展で展示している土器と同じ新潟県津南町の遺跡から出土した 火焔型土器を、手で触っていただきました。 「こわしちゃ大変だ…」恐る恐る触る方も多かったですが、 縄文土器に触れた感触はいかがだったでしょうか。 想像よりも硬かった?それともやわらかかった? 縄文土器の破片をつなぎ合わせるパズルも登場。 神河町福本遺跡で出土した縄文土器をモデルにした立体ジグソーパズル。 平面と違って、ばらばらの破片を形にしてゆくのはけっこう難しいです。 縄文土器の写真がたくさん載った本も、見ていただきました。 同じ縄文土器でも、作られた場所や形が違うと、模様や作り方に違いがうまれます。 口に革を張って太鼓にしたと考えられている土器の復元品に、 実際革を張って、鳴らしてみる体験も行いました。 意外に低音の、バスドラムに似た音がします。 土器づくりに取り組んでおられるボランティアさんが、 火焔型土器を復元する様子も身近にご覧いただきました。 粘土で複雑な形を作る手つきが鮮やかで、 縄文人が土器を作っている?様子を見た気がしました。 新元号「令和」の記念撮影ができるブースや、特別展を見てクイズに に答えると、オリジナル缶バッチがもらえる催しも行いました。 缶バッチはこの日だけの限定版です。 ゴールデンウィークも後半戦。 考古博物館の周辺や大中遺跡公園は、新緑が美しい季節です。 さわやかな風を感じに、ぜひ考古博物館へお越しください。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。