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4月 14, 2024の投稿を表示しています

春季特別展 内覧会のご報告

  令和6年4月19日(金) 春季特別展「 動物と考古学-愛でる、使う、食べる- 」の 内覧会が開催されました。 菱田館長あいさつ 来賓あいさつ 播磨町長 展覧会担当職員紹介 パワーポイントを使って概要説明 特別展示室へ移動 学芸員による説明  特別展は、明日より6月30日(日)まで開催しています。  過去の人々が食べ、利用し、そして愛した動物について、骨や土製品などの考古資料から先人たちと動物の関わりの歴史を探ります。 ぜひ、お越しください。(小林) ホームページでも紹介していますが、再度関連行事を紹介させていただきます。 講演会 (13:30~15:00 要事前予約 定員を超える場合は抽選 無料) 〇5月  4日(土)  「縄文のまつりと動物たち―土製品や装身具素材などから見た縄文の精神世界―」   講師:忍澤 成視(東京大学大気海洋研究所 特任研究員) 〇5月11日(土) 「古代の都における人と動物の多様な関係」  講師 山﨑 健(奈良文化財研究所 環境考古学研究室長) 〇6月  1日(土) 「動物利用からみる兵庫の歴史」  講師 丸山 真史(東海大学 准教授) 〇6月29日(土) 「動物と考古学を楽しむ―春季特別展のみどころ―」  講師 新田 宏子(当館 学芸員) 特別展解説 (各日13:30~14:00 当日受付、観覧券が必要) 〇5月6日(月・祝)(子ども向け) 〇5月18日(土)(大人向け) 関連イベント  (当日受付、無料、協力:兵庫県立農業高等学校) 〇5月25日(土) 11:00~15:00 「けんのう&こうこはく ふれあいどうぶつえん」

ほったんのなぜなぜ? コーナー

(ほったん) 去年の1年間、学芸員さんにしっかり教えてもらったし、家でも勉強しているので、ボクもかなりの考古学通になったよ。 この調子でいけば、将来「考古博物館の館長になる」というボクの夢も実現しそうだね。 (学芸員) それは、頼もしいね。でもほったん以外にも優秀なライバルがたくさんいるよ。 先週土曜日から、 館入口通路に 展示されている「kid's考古学新聞」を読んでごらん。 小学生でも考古学についてすごくたくさんのことを知っているし、観察する視点もなかなか鋭いよ。 本当だ。小学1年生の作品まであるよ。ビックリ! この東京の6年生の作品「尖った土器はメリットだらけ!?」は、土器の 底が 尖った形に疑問をもって、そこから自分で答えの仮説を立てて、さらに実際に土器をつくって温度の上昇や水が漏れるかという実験までしてる。 これでは、とてもボクに勝ち目はないよ・・ ボクなんか入口に展示してある縄文式や弥生式土器について教わっているときに、ウンチやおしっこ(肥・こえ)をためる「肥だめ」に落ちそうになったことしか覚えていないよ。   まだまだ、修行が必要だね。 ところで、さっきほったんは「縄文式土器」って言っていたけど、それはどこで勉強したのかな? 家にあった本にそう書いてあったんだけど。間違ってるの? 間違いではないけれども、今は「式」は付けず「縄文土器」と言うんだよ。 「縄文」とは縄(なわ)の模様(文様)がデザインされていることをさしているので、「縄文土器」なんだけど、実は縄文時代の土器の全てに縄の模様があるわけじゃないんだ。 縄文土器には「縄模様の土器」と「縄文時代の土器」の二通りの意味があるんだよ。   そうなんだ~。縄文時代は全ての土器に縄模様があって、弥生時代は模様のないつるつるした土器だと思っていた。 ところで、弥生時代はどうして「弥生」というようになったの?   最初に弥生土器が発見された東京都にある弥生町という町名から名付けられたんだ。 さっき弥生土器をつるつるした土器だと言ってたけど、これは縄模様の縄文土器と比べればの話で、「この形が弥生土器だ」という決まったものはなくて、年代や地域によって異なるし、縄文土器との区別もはっきりと決められるものではないんだ。 今のところ、稲作中心の弥生時代の土器を弥生土器、それ以前の狩漁・採集が中心の縄文時代の土器を

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