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10月 24, 2021の投稿を表示しています

小学生の稲刈り体験 

 考古博物館秋の恒例行事、稲刈りを実施しました。涼しくなったとはいえ、直射日光では暑さを感じる時期ですが、太陽は時折顔を出す程度のちょうどよいお天気でした。  近隣の蓮池小学校5年生の児童たちが、6月に自分たちで植えた苗を自分たちで刈り取ります。  台風や大雨の被害にあうことなく、順調に稲は実りました。  インターンシップで実習中の加古川南高校の生徒が手伝ってくれました。  稲刈りに使用する鎌です。左利き用も用意しています。  古代の石庖丁で、穂摘みの体験もしてもらいます。この石庖丁も左利きを用意しています。実際に古代でも右利き用と左利き用があったそうです。  蓮池小学校の児童たちがやってきました。手には履き替え用の長靴を入れた袋を持っています。  始めに当館館長が挨拶をしました。  「稲刈りにはちょうどいいお天気になりました。皆さん貴重な体験ですので頑張って下さい」  続いて、稲の刈り方、注意点などを職員が説明しました。手に取っているのは穂摘みに使う石庖丁です。わかりやすいよう特別製の大きな石庖丁を使っています。  田んぼに整列した児童たち。田んぼの担当者から鎌でけがをしないよう注意を受けました。  まず、石庖丁で穂摘みを体験します。  石庖丁を穂のすぐ下の部分に刃を当てて、素早く手首を返すようにして一気に摘みます。要領がいるので、何度かやっているうちにできるようになりました。一本ずつ行うので、古代の人の大変さが分かります。  今度は鎌を使って、いよいよ稲刈りです。笛の合図で行います。  最初の笛でしゃがみ、次の笛で一斉に刈ります。円を描くように回転させて一気に引いて刈ります。  笛の合図で2度練習した後は、自由に刈ります。  刈った稲は3束ほどをまとめて切り口を揃え、後ろで控えている職員やボランティアに渡し、結束します。児童が作業に慣れてくると結束作業が大わらわになります。  1クラスが終わると次のクラスの児童が来ます。結束する場所のブルーシートは刈り取る稲の近くに、その都度移動させます。  インターンシップの男子生徒たちは結束作業を手伝っています。    女子生徒たちは、作業が終わった児童たちの靴の泥をとってくれました。  左が近代米のヒノヒカリ、右が古代米の壱岐黒米。色の違い、判りますか?  児童たちの予定が終了し、時間切れで残ったところは職員とボランティア

11月 無料開館日とイベントのご案内

 例年11月は、常設展(テーマ展示室と発掘ひろば)が無料でご利用いただける日があります。今年も実施しますのでご案内します。  「文化の日」として、11月3日(水・祝)~5日(金)の3日間と、「関西文化の日」に参加する11月13日(土)と14日(日)の2日間無料になります。  開催中の特別展は有料ですが、常設展観覧料金分を割り引いてご利用いただけます。(大人500円→300円、大学生400円→250円など)  「関西文化の日」は、関西一円の美術館、博物館等の文化施設をもっと気軽に体験していただけるようにと毎年11月に設定されています。  今年は、各ミュージアムが11月13日(土)と14日(日)を基本として、個別に11月で日を設定して参加します。近畿一円のミュージアムが多く参加していますので、文化の秋を楽しんでください。詳しくはこちら → http://www.kansaibunka.com *  *  *  *  *  当館では、関西文化の日の11月13日(土)の10:00~15:00は、「考古博で秋まつり」を開催します。  「考古博厄除け巡り」   「はんこで竪穴住居を建てよう!」   「はにわ投壺」  「映える! 埴輪と着せ替え写真を撮ろう」 などなど、古代を感じる遊びを用意しています。 【はにわ投壺】 はにわの壺に弓矢を投げ入れます。 【考古博厄除け巡り】 クイズに答えると、厄除け缶バッジがもらえます。 ぜひこの機会を利用して、ご来館ください。大中遺跡公園も秋色に姿を変えていますよ。

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