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5月 9, 2021の投稿を表示しています

春季特別展「弥生時代って知ってる?」 再開決定 -見どころ紹介-

 緊急事態宣言は延長されますが博物館は、5月12日から再開され、ご好評をいただいていた特別展もご覧いただけることになりました。  今回は特別展の見どころについて、ご案内します。           中央左に見える大きな銅鐸は、川西市で出土した弥生時代後期の栄根銅鐸です。展示は複製品ですが、高さ114㎝の大型銅鐸は迫力があります。 今回の主役を一堂に展示している「のぞきケース」です。  左から順に、教科書でおなじみの福岡県志賀島出土、「漢委奴国王」の金印の複製品。(原品国宝 福岡市博物館蔵)  その右には、佐賀県吉野ケ里遺跡で出土した弥生時代中期の把頭飾付有柄細形銅剣(国重要文化財 文化庁蔵 佐賀県立博物館保管)、  さらに右には、佐賀県吉野ケ里遺跡出土のガラス管玉11点(国重要文化財 文化庁蔵、佐賀県立博物館保管)と、その胸飾り(復元品)が展示されています。  弥生人のくらしを紹介しているコーナーです。  木製の杓子や匙(さじ)、糸を作る道具や機織りの道具、機織りで作った貫頭衣(復元品)、イイダコ壷、食料にしたイノシシやニホンシカといった動物の骨など、生活に密着したものを展示しています。 中央奥には吉野ケ里遺跡出土の祭祀土器(弥生時代中期)、手前左は加古川市出土の 望塚 (ぼんづか) 銅鐸(弥生時代中期)なども展示しています。              続いて展示室の外の様子です。  受付から入場していただくとすぐ左手に望塚銅鐸の復元品を展示しています。昨年度、兵庫県立相生産業高等学校機械科の生徒が授業の中で青銅器の復元に取り組み、当館と共同で当館所蔵の望塚銅鐸の復元を行いました。ご覧のように、2000年前の輝きが見事によみがえりました。  音を鳴らすことができますので、ぜひ体験してみてください。いい音色ですよ。  相生産業高校が取り組んだ銅鐸復元までの道のりをまとめたビデオ映像をエンドレスで上映しています。  銅鐸の製作にあたって、青銅の材料である銅、錫、鉛の配分が難しかったことや銅鐸の厚みが2.5㎜と非常に薄いことから、割れたり欠けたりなどの失敗が続いたことなど、13分にまとめられていますので、ぜひご覧ください。  特別展示室の入口横に、記念写真コーナーを設けました。ご来館の記念にご利用ください。  特別展の図録をミュージアムショップで販売しています。1冊1,1

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