特別展開幕初日、講演会を開催しました。 「装飾大刀からたどる倭と古代朝鮮諸国とのかかわり」 というテーマです。 会場の講堂はほぼ満席。 台風接近の影響か、30℃近い暑さになりました。 今回の特別展担当の池田学芸員の挨拶から始まりました。 本日の講師は、京都大学白眉センター特定助教の 金 宇大先生です。 先生の研究テーマは、古墳時代の日韓交流と「墳墓から出土する金工品」の分析です。とても専門的です。 古墳時代の刀剣は、大刀の柄頭の研究がメインとのこと。 装飾大刀の柄頭を様々な角度で分析するのだそうです。 日本で造られたものか、朝鮮から渡ってきたものか、どの地域で造られたものか、いつの時代のものなのか等を、柄頭の形、紋様、製造方法や鋳型の違いなどから探るのです。 先生の話も熱が入ってきました。 あっという間の1時間半でした。 次回は、10月20日(土)13時30分~ 「金と銀の大刀からみた兵庫の古代」 奈良大学文学部の豊島直博教授の講演です。 乞うご期待!
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。