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9月 30, 2018の投稿を表示しています

特別展初日の講演会

特別展開幕初日、講演会を開催しました。 「装飾大刀からたどる倭と古代朝鮮諸国とのかかわり」 というテーマです。 会場の講堂はほぼ満席。 台風接近の影響か、30℃近い暑さになりました。 今回の特別展担当の池田学芸員の挨拶から始まりました。 本日の講師は、京都大学白眉センター特定助教の 金 宇大先生です。 先生の研究テーマは、古墳時代の日韓交流と「墳墓から出土する金工品」の分析です。とても専門的です。 古墳時代の刀剣は、大刀の柄頭の研究がメインとのこと。 装飾大刀の柄頭を様々な角度で分析するのだそうです。 日本で造られたものか、朝鮮から渡ってきたものか、どの地域で造られたものか、いつの時代のものなのか等を、柄頭の形、紋様、製造方法や鋳型の違いなどから探るのです。 先生の話も熱が入ってきました。 あっという間の1時間半でした。 次回は、10月20日(土)13時30分~ 「金と銀の大刀からみた兵庫の古代」 奈良大学文学部の豊島直博教授の講演です。 乞うご期待!

特別展 開幕しました

県政150周年記念事業特別展 装飾大刀と日本刀 -煌めきの刀剣文化- 開幕しました。 今回も多くの方々ご出席のもと開会式を開催しました。 司会者の「ただ今から…」の声で一瞬静まります。   まず教育委員会を代表して教育次長が挨拶しました。 来賓は清水ひろ子播磨町長、釜谷研造県議会議員、岡つよし県議会議員です。 代表で清水播磨町長にご挨拶をいただきました。  館長からは今回の展覧会の意義について、わかりやすい説明と関係者の皆様にお礼の言葉があり、 来賓の皆様、教育次長と館長によるテープカットで開幕です。   学芸員による初めての解説会。 これから約2ヶ月間の展覧会が始まります。 特別展は、12月2日まで開催しています。 ずらりと並んだ大刀や刀剣、見事です。 ぜひお越しください。

特別展 装飾大刀と日本刀 -日本刀の列品-

展示作業も終盤。今日は日本刀を列品しています。 今日は「國宗」の展示作業の様子をお伝えします。  これが「國宗」銘の太刀。鎌倉時代のものです。  箱をあけて  慎重に梱包を解くと  白鞘に収まった「國宗」が姿を見せました  敬意をこめて押し戴いて、  鞘を払う、この瞬間が最も緊張します。  フムフム(抜けてよかった・・)  目釘を抜き、柄から外し  保存のため塗布されている油をふき取ると  吸い込まれそうな輝きが増してきます バランスを確かめながら(手前の学芸員と)展示しています。 特別展は10月6日(こんどの土曜)の10時30分からです。 もうすぐです。 おたのしみに。

特別展装飾大刀と日本刀 開幕間近 只今準備中

10月6日(土)に開幕する県政150周年記念事業特別展の準備が大詰めになりました。 題して 装飾大刀と日本刀-煌めきの刀剣文化- 人気の刀剣がテーマです。 東側入口にバナーを設置しました。 これを見ると、いよいよという感じがします。   常設展示の装飾大刀です。 特別展では、古墳などから出土された大刀や伝世の日本刀など、多くの展示資料を見ていただくことができます。 10月6日(土)10時30分にこの扉が開かれます。 乞うご期待! 10月6日の開幕日には、 「装飾大刀からたどる倭と古代朝鮮諸国とのかかわり」 と題した講演会も13時30分から開催されます。 ぜひお越しください。

ユネスコの研修

10月2日、ユネスコ・アジア文化センターのご一行が研修のため来館されました。 アジア・太平洋地域、16か国から16人の考古学の専門職員の方たちです。 台風一過、良いお天気で何よりです。 研修員の方々は、日本の台風を体験され、どう思われたでしょうか。 まず、駐車場横で栽培している赤米の田んぼを見ていただきました。 お米には皆さん興味があるようでした。 本館のある大中遺跡公園について、髙瀨館長補佐からの説明です。 館内でまずは、オリエンテーションです。 館の成り立ちや方針を説明をするのですが、早くも研修生たちから質問がたくさんありました。 まずは館内見学をしていただきました。 あえて残してある古いタイプの展示方法を見てもらっています。 職員が初心を忘れないための場所でもあるのだそうです。 (へえ~そうなんだ。私も初めて聞きました。) 皆さんの国ではどんな展示方法なんでしょうか。 埋蔵文化財の調査部門を熱心に見学されています。 ここでもいろいろな質問を作業の担当者にされていました。 皆さんとても熱心です。 「えらい突っ込んだ内容のこと聞かれました」と職員が言ってました。 午後からは火おこし体験をしていただきました。 ハアハア言いながら発火具を回転させます。 息を吹きかけるとボッと火が起こりビックリです。 展示室の見学です。 ナウマンゾウのような大きなものだけでなく、細かな展示まで写真に撮っていました。 発掘体験コーナー、「わたしもやってみたいわぁ」みたいな雰囲気でした。 予定の研修を終えて、皆さんで記念写真です。 みっちり研修を終えて帰路につかれます。 あと3日研修があるそうです。 さようならぁ。お元気で! 当館のコンセプトや展示方法が、それぞれの国の考古学の普及と発展に参考になればとてもうれしいです。 きっといろんなことを吸収されて、自国で活躍してくださることと思います。 皆さんに 幸あれ!

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