特別展「王墓の埴輪ー池田古墳のすべて-」(会期は 12月6日 まで)の最後の講演会が開かれました。池田古墳の所在する朝来市からのみなさんや女子大生の皆さんも多く参加され、講堂満員の聴衆の方々が、賀来孝代氏の「 王墓の水鳥埴輪-池田古墳の雁鴨形埴輪- 」の講演を堪能されました。 講演会の案内 講演される賀来氏 講演会の風景 講演の要旨は、1.あなたの知らない鳥形埴輪の世界(150体の鳥形埴輪例の分析:雁鴨形・鵜形・鶴鷲形があり、鳥形埴輪の表現は①実物モデル②埴輪モデル③ハイブリットモデルから)、2.池田古墳の雁鴨形埴輪(多様化した表現:羽根・くちばし)、3.王墓の雁鴨形埴輪とは、でした。特に雁鴨形埴輪の役割は、「水上を行き来できるガン・カモ・ハクチョウがお迎えする死者世界への誘い」を表現しています。わかり易く、鳥形埴輪の世界へ誘っていただきました。 みなさんも特別展会場で、水鳥形埴輪をお楽しみください。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。