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8月 6, 2023の投稿を表示しています

古代体験講座「まが玉3つのネックレスをつくろう」

8月6日(日)に、古代体験講座「まが玉3つのネックレスをつくろう」を開催しました。 今回は、まが玉に加えて別の形の玉やビーズも作成し、それらを組み合わせてネックレスにします。 まず学芸員から、まが玉についての説明がありました。 「玉にはまが玉、管玉(くだだま)、三輪玉(みわだま)など、いろんな種類があります」 次にひょうご考古楽倶楽部のボランティアさんから、作業の流れについて説明がありました。 今日は、 ・まが玉3つ(大きなまが玉1・小さなまが玉2) ・管玉(くだだま) 4つ ・丸玉(まるだま)2つ をつくります。 柔らかい石を削って、各玉を作成し、次にそれぞれの玉を好きな色に染めて、最後には豪華なネックレスをつくりますよ。 「ではスタート!」 最初に、ネックレスの中央に飾る大きなまが玉をつくります。 石材は、削りやすい滑石(かっせき)という石です。石に鉛筆で下書きをしてから、周りを削っていきます。 まが玉の表面をなめらかに磨いておかないと、あとで色を付けた時にまだら模様になるので、紙やすりで真剣に磨きます。「うまくできたかな?」 削り終わったら、染色班の机へ持っていきます。 染色液の入ったビンが、ずらりと並んでいます。 青、ピンク、緑、黄の4色から、好きな色を選んで染めていきます。 「染色液が服につくと取れなくなるので、まが玉をビンに入れるときは、そ~っとね。」 こんなにきれいに染まりました! 丸玉や、管玉は小さいので、まが玉を削るときより、むずかしそうです。 削り終わったら、小さな箱に入れて、染色液につけます。 染まるまで、しばらくお待ちくださいね。 染まるのを待っている間に、残り2つの、小さなまが玉をつくります。 慣れてきたのか、皆スピードアップしていました。きれいな形に削れましたね。 全部の玉がそろったら、最後に、革ひもを通してネックレスにしていきます。 この時「どんな色順にしようか?」と色の配置を考えるのも、楽しみのひとつです。 市販のビーズもいくつか加えて・・・ こんなに豪華なネックレスができました! 古墳時代の偉い人も、こんなにきれいなものは持っていなかったでしょう。 古代体験講座、いかがでしたでしょうか。 今日つくったネックレスが、皆さんの宝物になったら幸いです。 ※お知らせ  9月10日(日)に 「 組ひもでつくろう!ガラス勾玉のネックレス」 を実

古代体験講座「キラリ!ガラスまが玉づくり」

8月は、まが玉づくりに関する古代体験講座が3つもあります。  8月5日(土)はその第1弾にあたる「キラリ!ガラスまが玉づくり」でした。 はじめに、学芸員からガラスの歴史について説明がありました。 「ガラスは今から2000年くらい前の弥生時代、お米づくりがはじまったころに中国から伝わりました。輸入したガラスを溶かしてまが玉などをつくっていました。聖徳太子が活躍した飛鳥時代になると、日本産の原料ができ、自分の国でガラスがつくられるようになります。」 意外と古くからガラスってあったんですね。 お勉強が終わったら、つくりかたを教えてくださる当館ボランティア“ひょうご考古楽倶楽部”の皆さんにバトンタッチです。 まず、粘土でガラスを入れる「鋳型(いがた)」をつくります。後で自分のものだと分かるように、粘土の裏側に目印をつけたら、外に持っていきます。 外気温36度の暑い中、ボランティアさんが炉に火をたいて待ってくださっていました。 20分ほど炉に入れて、鋳型を焼き固めます。 炉のなかは、なんと700度を超す高温になっているそうです。 鋳型が冷めたら、先をまるくした木の棒などを使って、ガラスをのせる面をなめらかにし、まが玉ができあがった時に首から下げる紐を通す穴をあけます。 そのあと、白い離型剤(りけいざい)を塗ります。離型剤というのは型から製品をスムーズに、はずすために使用される薬剤のことです。 この時、さきほど開けた穴の部分をふさいでしまわないように、粘土で作った栓をします。 離型剤が乾いたら、粒ガラスを置きます。たっぷりのせてくださいね。 ガラスをのせおわったら、外にある炉へ入れて、ガラスを溶かしていきます。 下の写真は、炉に入れる直前です。 となり同士のガラスがひっつかないように気を配りながら、のせていきます。 炉のなかの温度は、さらに温度を上げて800度で保ちます。 青いガラス粒が溶け出す頃には緑色、完全に溶けた時には黒っぽい赤になります。   徐々に冷めだすと、また緑色になり、温度が下がるにつれて、青色に戻ります。 まだ熱いガラスを取り出し、急に冷めないように消石灰のなかに埋めて40分ほど待ちます。 さあ、ここまで出来たら、あとはひたすら、ガラスを磨くだけです。 ピカピカになるまでがんばってくださいね。 こんなにきれいなガラスまが玉ができました。 夏のアクセサリーに使っ

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