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2月 9, 2014の投稿を表示しています

バックヤード見学ツアー

月に一度のお楽しみ バックヤード見学ツアー 「探検!博物館の舞台裏」 が、2月8日に実施されました。 考古博物館では、遺跡などから発掘されたものを復元、実測している作業の様子を バックヤード見学デッキ から見学することができます。 どんな作業を行っているのでしょう? 普段はこうしてガラス越しにしか見ることのできない作業現場。 ここになんと入れてしまうのが、 バックヤード見学ツアー なのです。 毎回見られるものが少しずつ違うこのツアー。 今回参加された皆様が見たものは……? 何階建ての家でしょう? 兵庫県朝来市の池田古墳から出土した大きな家形埴輪です! 復元作業が終わって、博物館に展示されることになっても、ガラスケース越しにしか見られないものです。 それをこんなに間近で、直接見ることができるのは、 今だけ です。 いろんな形の家形埴輪に興味津々。 また今回は、こんなところも見学することができました。 黄色や水色のコンテナがたくさん!? ここは 収蔵庫 です。 復元、実測の終わった遺物たちがコンテナに入れられて収蔵されています。 他にも、いろいろ 普段は見ることのできない 博物館の舞台裏を探検していただきました! 次回のバックヤード見学ツアーは 3月8日 に行います。 次回はなにか、特別面白いものが見られるかも……?! それはいったい何なのか。 是非皆さんの目で確かめてみてください! ご参加をお待ちしております。 ぼくはいったいだれでしょう。 みんな、あいにきてね! ☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆  バックヤード見学ツアー 次回 3月8日(土) 13:30~14:10 受付開始は13:00~ 先着15名様(要観覧券)

珉平焼窯跡出土タイルをもとめて(スペイン編5)アルバイシン地区

淡路島の珉平焼窯跡から出土したタイルはヨーロッパのタイルを手本としている 今回はスペイン アンダルシア地方 のグラナダ 世界遺産「アルバイシン地区」 を訪ねた 街中の建物や階段に使われているタイル そこらじゅうにタイルが・・・ アルハンブラ宮殿の東の丘陵一帯が世界遺産「アルバイシン」 アルハンブラ宮殿より古くイスラム教徒が街を形成した 白壁の街並みは開発が制限され、世界遺産として登録されている。 イスラム教徒が居住し、ジプシーも居住している。 その後、ヒッピーも住むようになっている。 今回、見学ツアーに参加したもの 街路には白や黒の玉石で描かれたモザイク「ザクロ」文様 このザクロはグラナダの象徴でもある イスラム教徒の住居・中庭 タイルやイスラム陶器など多用したかわいい装飾 イスラム教徒の庭は通常は白壁に囲まれ見ることはできない こちらは外壁にイスラム陶器を多く用い、窓枠にタイル装飾がある どうですか!このタイルの使いようは 崖面についた白い家は洞窟住居の入り口 手前は水場 中世ごろからこのタイプの住居がある。 ジプシーによるフラメンコダンスの店 先祖代々受け継がれたフラメンコが披露される 魂の「フラメンコ」 街角にて タイル情報は 深井明比古まで Akihiko_Fukai@pref.hyogo.lg.jp

ネアンデルタール人の出土地「英国領ジブラルタル」を訪ねた

考古博のテーマ展示「人」のコーナーで展示されている 「ネアンデルタール人」 ( 複製品) ヨーロッパ各地で発見されているが、 イベリア半島南端、 英国領ジブラルタル を訪ねた。 アフリカ大陸を見渡すことができるジブラルタルは 地中海を押さえることができる 軍事的にも重要な場所。 18世紀以来、英国が支配しているが、スペインとの領地争いが絶えない場所。 1848年にジブラルタルで発見された ネアンデルタール女性人骨 (複製) 総面積6.5k㎡、人口3万人足らずの小さな英国領土 多民族が住居するが、英国が支配する ジョンレノンとオノヨーコがこの地で結婚式をあげたことで知られる 肉眼ではかすかにアフリカ大陸が見えたのだが・・・ ジブラルタル海峡幅はわずか40km程度 この地のシンボル、 ザ・ロックと呼ばれる標高約400mの岩山 石灰岩で形成され、各所に約130カ所の洞窟がある ネアンデルタール人は山の北東側(左手前)付近の低地で発見された 現在は英国軍所管地で見学不可能 そこで、ジブラルタル博物館を訪ねた このような場所で発見されたのでしょう しばらくはその人骨の価値は不明だったそうです 1713年に英国が支配する以前から要塞が築かれ、 その後何度も拡張されている その情景が島中に所在する もちろんこのような旧式の大砲は役目を終えている 現在はスペインとイギリスの間ではいろいろあるようですが、平和な日がつづいているようです。 タイル情報は 深井明比古まで Akihiko_Fukai@pref.hyogo.lg.jp

黒田官兵衛はこんな“カタナ”使ってないよね

大河ドラマで話題の 「黒 田 官 兵 衛」 はこんなまっすぐな刀は使っていませんよ。 これは古墳時代中期(今から 1,500 年前)の姫路市にある 宮山古墳から出土した大きな刀をモデルにつくったんだよ!! 「宮山古墳の大刀づくり」 を 姫路市埋蔵文化財センター が披露してくれました。 これは昨年 11 月 2 日に開催された、考古博・古代体験秋まつりの一コマです。 おおきな 「 大刀 」 は有力豪族の証 にぎわっていましたよ! 色塗りもたのしいよ♪ こんな持ち手の飾り(束頭)にしたいな~ (´∀`*) よしよし この調子! これでできるぞ! (*´∀`)b 台湾 新北市立十三行博物館の呉秀慈館長も興味津々! この大刀づくりはイベントがあるときのメニューです。 詳しくは姫路市埋蔵文化財センターのホームページをご覧ください ★☆冬季企画展「御着城跡 黒田官兵衛起つ」を開催中☆★ http://www.city.himeji.lg.jp/maibun-center/

珉平焼窯跡出土タイルの源流をもとめて(スペイン編4)アルハンブラ宮殿

珉平焼窯跡出土の淡陶社製の手本となったヨーロッパ。 スペイン南部のアンダルシア地方のグラナダにある世界遺産の一つ 「アルハンブラ宮殿」 のタイルを紹介しよう。 グラナダ歴代王宮が居を構えた宮殿 中世イスラム建築の最高傑作 カルロス5世宮殿の一室のタイル 14世紀に築かれた ガイドブックではタイルの紹介は少ないが とんでもない数のタイルが使用されている 世界遺産アルバイシン地区 から望む 世界遺産アルハンブラ宮殿 宮殿の一室の腰壁には「クエンカタイル」や「クエルダセカタイル」がずらり! これが14世紀のタイル! 獅子のパティオの回廊 細かい柄のタイル とにかく至る所にタイルが・・・ クエンカ技法は型押しし粘土の帯により釉薬を隔てるもの。 この技法はイギリスや日本がチューブライニングと呼んでいる技法と共通する 淡陶のタイルもこの技法を大正時代以来、多く使っている タイル情報は深井明比古まで Akihiko_Fukai@pref.hyogo.lg.jp

珉平焼窯跡出土タイルの源流をもとめて(スペイン編3)カサ・バトリョ

珉平焼窯跡出tどタイルは淡路の淡陶社が生産したもの。 このタイル柄の多くはイギリスの文様を手本にしているが、 スペインのタイルの影響はないものか調べている。 スペインはバルセロナ。1900年前後から活躍した「ガウディ」が設計した 「カサ・バトリョ」 バトリョ邸(世界遺産)を訪ねた。 建物外壁一面にモザイク調のタイル、そして仮面のような窓手すりの装飾 バルセロナの目抜き通り「グラシア通り)に面する ひときわ目立つ建物。これぞ 「カサ・バトリョ」 タイルの館である 屋根瓦は恐竜のうろこを想像させるような焼き物 左の塔の上は十字架をデフォルメ 建物の吹き抜け部分 全面に貼られたタイル(上方から階下を望む) 曲線を多用した造形 床タイルは「バルセロナタイル」 曲線部分はタイルもそれに合わせて細かく細工(破砕)されている とても数枚の画像では語り尽くせないタイル建物 またの機会に続きは紹介したい タイル情報は 深井明比古まで Akihiko_Fukai@pref.hyogo.lg.jp

鹿・猪おいしかった!

淡路島の縄文時代の佃遺跡から出土した大量の骨 これらの多くはシカ・イノシシである。 良く捕れたんでしょうね。 いろんな骨がザクザク 骨の鑑定をいていただくと、ほとんどがシカ・イノシシ ピョーンとはねるシカを射止める! すごい牙! Σ(・oノ)ノ イヌは人間に飼われていたのでしょうね トリの骨もおいしかったでしょう 佃遺跡の動物骨は テーマ展示室環境のコーナー にあります。 ぜひご観覧ください! ヽ(*’-^*)。

つま先まできれい!

ほんとうに良く残ったものですね~この骨。 豊岡市出石町の入佐山遺跡 2 号墓の被葬者。 しかも 1 つの石棺に 3 人 入っていたんです!! Σ(・oノ)ノ 坪井遺跡2号墓の石棺に葬られた 3 人の内の 1 人 すばらしい残りです! 写真の上方向に 1 人、下に 2 人の頭があります。 都合 3 人がこの狭い石棺に入っていました。 結構しっかりした骨ですね。 つま先まできれいに残っているのですが・・・ 足首が切られていたようです・・・ Σ(゚□゚ *) この方が「サブロー」さんですか・・・ふむ。 3 人は親族! 歯の並び方で判るのですか へ~~ (・∀・。) 骨の鑑定でいろんなことが判るのです。 この残りのいい人骨は当館 テーマ展示室「 人 」のコーナー にありますよ。 おまちしています♪

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