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3月2日(土)石野館長講演 ~播磨国風土記について~

東播磨流域文化協議会の今年度最後となる第6回流域文化サロンが、考古博物館で開催されます。
当日は、加古川流域の古代文化フォーラムが行われ、当館石野博信館長が基調講演を行います。

 フォーラム(参加無料)
   開催日時 平成25年3月2日(土) 13:30~16:30
   会   場 当館講堂

事前の申し込み期限は過ぎていますが、当日参加も可能となっています。

フォーラムの案内チラシここをクリックしてください。


館長講演のお題は、[~播磨国風土記について~」となっていますが、内容はどのようなものになるのでしょうか。
事前の情報では「川の流れと播磨風土記」となったようです。

播磨国風土記の特徴の一つに、現存する五カ国の風土記の中で、朝鮮半島からやって来た渡来人に関わる記述が多いことが上げられます。
また、播磨以外の国や地域の名が多く登場しており、移住や交流の状況も推し量れます。

あくまで予想ですが、これらについての川の果たす役割のようなことを話されるのではないかと思います。

どうぞ、ご自身の目と耳でお確かめください。





東播磨流域文化協議会は、東播磨にある恵まれた水辺環境や歴史的資源、社会的資源を生かしながら住民や行政が一体となって地域づくりに取り組むため、住民、民間団体、行政等によって平成6年8月8日に設立された団体です。

東播磨流域文化協議会については、ここをクリックしてください。

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