スキップしてメイン コンテンツに移動

トライやるウィーク


今年もトライやるウィークの時期を迎えました。


第1クールは、5月28日から31日まで、
地元播磨町の播磨中学校と播磨東中学校が博物館の仕事を体験しました。





火起こし体験の事前学習です

午後には体験する小学生に教えるので、真剣に取り組んでいます。


「こんにちは~」小学生との対面です。元気にあいさつ。
いよいよ本番です。


体験する小学生に丁寧に説明しています。


無事終了してホッとする間もなく・・・
あとかたづけもテキパキ。



普段は入ることのできない遺物整理室の見学をしました。

遺物を測ったり調べたり、綿密な仕事に関心が集まりました。


この中から将来の考古学者が生まれたらうれしいですね。


書庫の整理作業。
全国から送られてくる報告書などを仕分けします。
分厚い報告書もあるので、なかなかの力仕事です。


続いて、館内案内の事前学習。覚えることが多いんです。
袖のトライやるバッジが輝いていますね。


6月4日から7日まではトライやるウィークの2クール目。
明石市立大久保中学校、魚住中学校、加古川市立平岡中学校の3校です。

平岡中学校は左のバッジを、大久保中学校と魚住中学校は右のバッジをつけていました。各市町がいろいろと取り組んでいます。
なかなかかわいいデザインですね。




最初に学習支援課長によるオリエンテーション。
館の成り立ちや、敷地の広さなどを学びます。
ちなみに大中遺跡公園の敷地は、甲子園球場4個分です。

組みひもづくり体験の事前学習。
やったことのない人たちに教えられるようにと特訓中。

この日の午後からは、東播磨特別支援学校の先生方に組みひもづくり体験の指導をすることになっているので気合が入っています。

順調に先生方へ組みひもづくりの技術を伝授することができました。

手を取って、丁寧にお教えしました。
みんな緊張しましたね。

今回も書庫の整理をしてもらいました。
他の博物館等から送られてきた資料や報告書を内容別に仕分けるので、中身のチェックも怠りません。

書庫の整理作業が終わって代表者の挨拶です。
「いい経験になりました、ありがとうございました。」
と、大きな声で言ってくれました。

大中遺跡公園内の環境整備作業です。
とても暑い中、落ち葉拾いを頑張ってくれました。

トライやるも大詰め、来館した小学生たちへの館内案内。
展示物の説明をしています。
最初はぎこちなかったですが、スムーズに対応できるようになりました。
「お姉さんの説明どうだった?」と、聞くと、
「よくわかりました」と言ってましたよ。


当館での4日間のトライやるウィークで学んだこと、
この経験を何かに役立ててくださいね。
お疲れさまでした。









このブログの人気の投稿

あなたは縄文人? 弥生人?

人の顔形はさまざま! 顔の輪郭、髪の毛、眉の形、目・まぶた・鼻・口の形は各人ちがいますが、 これらのパーツも縄文人に多い形、弥生人に多い形があります さて、あなたは 縄文人? 弥生人? まずは「自分の顔をつくってみよう」 縄文顔:四角い顔、太い眉、どんぐりまなこ、二重のまぶた、広がった鼻、分厚い唇、毛深い 弥生顔:面長顔、細い眉、切れ長の目、一重のまぶた、小さな鼻、薄い唇、ひげが薄い まず自分の顔をつくってみましょう これらのパーツをつかって・・・ 自分の顔をつくってみましょう そして、左のページを持ち上げ、右の顔に被せるように折りたたみます そして開いてみると 左に顔が移りましたが、 緑 と 橙色 のパーツに 緑は縄文人 橙は弥生人 各パーツが混じっています 現代人は 縄文人的な要素 と 弥生人的要素 が混じっているのです。 中国大陸や朝鮮半島などから各時代に渡来し、混血し、今の日本人になったと考えられます 「自分の顔をつくってみよう」 は 考古博テーマ展示室「人」のコーナーにあります 是非自分の顔をつくって、試してみてください!

明石駅・西明石駅のむかし

特別展「鉄道がきた!ー舟運・海運・馬車道・鉄道ー」 写真展 協力:西日本旅客鉄道株式会社神戸支社 明石駅・西明石駅のむかしの写真があります 明石駅・西明石駅のむかし 昭和9年の明石駅 昭和30年代前半の明石駅 昭和39年の明石駅 昭和47年の西明石駅(新幹線) 西明石駅の在来線と新幹線(昭和47年) 大阪ー神戸間開通140年記念写真展 是非ご覧ください 【お知らせ】 11月1日(土)10:00~16:00 兵庫県立考古博物館とその周辺を会場に 全国古代体験フェスティバル 2014を開催 雨天決行! ---------------------------------------------------------------------- 大阪ー神戸間開業140周年記念写真展 協力:西日本旅客鉄道株式会社神戸支社 11月30日(日)まで 1階エントランスホール ---------------------------------------------------------------------- 次回の特別展講演会 11月8日(土)13:30~15:00 「山陰山陽連絡鉄道敷設計画と播磨・境ルートの検証」 小西 伸彦 (吉備国際大学外国語学部准教授) ---------------------------------------------------------------------- 11月15・16日(土・日) 15日:12:00~15:30 16日:10:00~15:30    ミニSLやミニ特急列車に乗ろう!(ミニ鉄道走行会)    協力:OSライブスティームクラブ 兵庫県立考古博物館 体験広場にて    ※別途観覧券要・開始30分前から整理券配布・お一人様2回まで    ※小雨決行(天候により中止になる場合があります)。 駅そば・駅弁販売     ~駅弁の掛け紙は復刻デザイン!~    姫路名物駅そば、駅弁

#自宅でも考古博 23 「型式の移り変わり」

  当館では考古学の成果だけではなく、考古学での「考え方」についても、さりげなく展示しています。東エントランスを入ったところにある「ときのギャラリー」もそうですが、「発掘ひろば」にもそうした展示があります。  「発掘ひろば」の左奥、壁に丸い水筒のような須恵器が四つ並んでいます。これは古墳時代の「提瓶」(ていへい)と呼ばれる須恵器で、型式の移り変わりを実感していただくための展示です。  考古学では、型式の移り変わりを考える際にポイントとなる「ルジメント」という考え方があります。もともとは生物学の用語で、日本語では「痕跡器官」となります。例えば、人の尾てい骨のように、昔は機能していても、現在は退化して、痕跡のみとなっている器官の事です。  提瓶はこの「ルジメント」が判りやすいものですが、それにあたるのはどの部分でしょうか? 提瓶の型式変化    肩の部分に注目してください。右から丸い輪が両方についているもの、輪ではなく鉤状の突起が付いているもの、ボタン状になっているもの、何もついてないものと変化しているのが分かると思います。  これは提げるための紐を結ぶための部分が、その機能が失われることによって、時期が新しくなるにしたがって、退化していくことを示しています。つまり、展示でいうと右から左にかけて、型式が新しくなるということです。  でも、変化の方向としては「提げるという機能が追加されていくという変化(左から右)でもいいのでは?」というツッコミが入りそうです。実は高校の授業で提瓶を使って、ルジメントの説明をしたことがあるのですが、2回の授業とも生徒の圧倒的多数がそういう意見でした。  では、変化の方向を決めるのは何かを再度考えてみます。機能が追加されていく方向に変化するのであれば、紐がひっかけられないボタン状の段階は必要ありませんよね。したがって、型式が変化する方向は右から左ということになるのです。  ルジメントについて、何となくわかっていただけたでしょうか?実際の型式変化については、ルジメントだけではなく、層位学の考え方(古いものが新しいものより深い地層から出土する)なども加味しています。この考え方についても、「発掘ひろば」で紹介していますので、ご確認ください。  ところで、提瓶の変化はどうして起こるのでしょうか?

過去の記事一覧

もっと見る