”おかま”を研究して約40年!
兵庫考古学研究最前線2013の講演会
「兵庫から日本の古代窯業を考える」
森内秀造(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部調査第2課長が行いました。
”おかま”は”おかま”でも、須恵器を焼く「お窯」のお話しです。
講演会には100名もの参加者がありました。
講演中の森内秀造さん
大勢の方が並ばれ
受付けされて
同期の岡田課長補佐が司会
はじまりました
熱心に聞き入る参加者のみなさん
我々専門家が使っている専門用語でも間違いもあるようですね。
よく使うのが・・・須恵器の「登り窯」 ブッブ~
本当は・・・須恵器の窖窯(あながま)が正解
※登り窯とは近世以降の連房式の窯を指すのです へ~。
また有年原遺跡(赤穂市)出土の須恵器は
我が国の須恵器生産開始段階のTK73窯型式(陶邑古窯址群編年)を示すもので、
付近にこの時期の窯の存在を示すものと考えられること等等
そのほか、日本最古の陶窯は神戸市出合遺跡から発掘されたもの
中世の東播系須恵器づくりが能登半島の珠洲焼きに影響を与えたこと
森内秀造さんが発掘を担当した、白沢5号窯(加古川市)出土人形(画像左)は
画像右の図の中国や朝鮮系の楽人(演奏者)をみてつくったのではないか等等
専門家も再認識する話が多かったのですが
やさしく話していただき、みなさん理解されたようでした。
今後とも「おかま」の研究最先端を継続し
”その筋”のことを教えてください!
【お知らせ】
兵庫考古学研究最前線2013は8回目の今回をもって今年度は終了します。
毎回大勢の方々が参加されましたことを感謝申し上げます。
平成26年度の
兵庫考古学研究最前線2014
ご期待ください!!