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ほったん 館長への道-博物館の地下室で学ぶ-

  こんにちは。ほったんです。 先日は発掘調査の現場を訪れて大興奮だったけれど、職員さんから「もっと勉強をするように」と注意されてしまった。 勉強は嫌いだけれど、これも館長になるための必要な第一歩だね。   ちょうど、今日はまちづくり技術センター主催の研修会が行われているということなので、こっそり潜入してみよう!    こちらは博物館展示会場の地下にある一室。     やってる、やってる。 では、何気なく研修生のふりをして近づいて。 ソロリ ソロリ・・・ この部屋にはいろいろな機械が置いてあるぞ。   フムフム。今回は金属器の取り扱いについての研修みたいだね。 金属は出土した時点では、サビに覆われていて、本来の形がわかりにくい。 だからその不明瞭な部分を科学の力で解明していこうというものらしい。   部屋の奥に大きな機械があるよ。   X線を使った機械のようだね。“X線透過装置”というんだって。 なるほど、X線は健康診断の時のレントゲン検査と同じで、物質の中身まで見通すことができるから便利なんだね。     調べたい遺物を並べて乗せているところ。 これは矢じりのようだね。今回は研修用として博物館に保管してあるものを使っているけれど、実際に出土したものはサビにまみれていて、本来の形状が外側からは全くわからない、ということも多いそうだ。   それから、サビ落としをするんだけれども、削りすぎないよう少しサビ層を残したりする場合もあるので、このX線透過装置の撮影技術がとても大事になってくるんだって。     並べた遺物に番号をふって、慎重にX線透過装置の中に入れる。     装置の内部を観察してみると、遺物を置く位置が分かりやすいように赤い色のレーザー光線が十文字に照射されていた。なんかかっこいいなあ。   今、入れようとしている四角い板の...

節分ー鬼瓦のお面でオニオニー

  2月2日(日)考古博物館で「節分ー鬼瓦のお面でオニオニー」が実施されました。  受付のあと最初は、講堂でお話を聞きました。  当館学芸員より干支と節分についてお話をしました。  子供さん向けにボランティアの方より絵本を読んでいただきました。  お面のモチーフは奈良時代の鬼瓦です。そこにみんなで色塗りをしました。(鬼もたいへんそう・・・)  続いて体験広場で、お面を頭に付けて鬼の絵に向かってドングリを投げました。(オニは~そと~、フクは~うち~♫)  すると、背後から赤鬼と青鬼の登場です!  大きな鬼の登場にびっくり仰天、逃げずに退治できるかな。  最後は、鬼たちが「痛い痛い、助けて~!」と逃げていきました。  最初は、怖がっていた子供たちもみんなで協力し、鬼退治をやり遂げました。今年の無事も祈ることができ、充実した1日となったようです。

冬季企画展関連講演会「弥生時代の墓-入門編-」

   1月25日(土) 冬季企画展関連の講演会として「弥生時代の墓-入門編-」と題して、 神戸女子大学文学部 准教授の 齋藤瑞穂  氏を講師に招聘し、ご講演をいただきました。  最初は、「死ぬ」とは何か?改めて問いかけがありました。  墓はどこを占めているか、ムラの復元図を使って説明していただきました。   ご多用の中、ご講演をしていただきありがとうございました。    質疑応答の時間も取っていただきました。   講演会のあと 、 特別展示室で 展示物を前にして詳細解説です。 齋藤先生は弥生土器にもお詳しいです。     当館担当学芸員も解説を行いました。     冬季企画展「弥生の墓-玉津田中遺跡の方形周溝墓-」は、 1月18日(土)から3月16日(日)まで開催されています。注目ポイントとして「洪水が弥生時代中期をパックした」「有機物がそのまま残る=台地上の遺跡よりも情報量が多い!」等を、 今回の講演の中で 教えていただきました。    ぜひとも、近畿の弥生時代中期を玉津田中遺跡で学んでいただければ幸いです。(小林)     神戸女子大学文学部 准教授の 齋藤瑞穂先生をもっと知りたい方は、   神戸女子大学史学科 youtube 「お史ちゃんねる」 をご覧ください。

「震災から30年とこれからの文化財保護」

  1月18日(土)、シンポジウム「震災から30年とこれからの文化財保護」が、当館講堂において実施されました。  兵庫県歴史文化遺産総合活用推進実行委員会(事務局:兵庫県 教育委員会文化財課内) 主催、兵庫県立考古博物館共催のもと、令和6年度地域文化財総合活用推進事業のひとつとして行われました。   趣旨説明:柏原正民(兵庫県教育委員会文化財課課長)  基調講演「阪神・淡路大震災からこれまでの文化財保護」  村上裕道(京都橘大学文学部歴史遺産学科教授)  「広域団体の取組み 歴史資料ネットワーク」   松下正和(神戸大学地域連携推進本部特命准教授/歴史資料ネットワーク副代表)  「ヘリテージマネージャーの養成、活動とその展望」  津枝勝見(ひょうごヘリテージ機構H²O代表世話役人)  「兵庫県の取組み」  田中康弘(兵庫県教育委員会文化財課主査)  「神戸市の取組み」  中谷 正(神戸市文化スポーツ局文化財課係長)  「丹波篠山市の取組み」  植木 友(丹波篠山市教育委員会社会教育・文化財課文化財係長)  「香美町の取組み」  石松 崇(香美町教育委員会生涯学習課副課長)  座談会「これからの文化財保護」    座談会では、活発な意見交換がなされました。  閉会挨拶   菱田哲郎(兵庫県立考古博物館館長)  阪神・淡路大震災から30年を迎える令和7年1月に、次世代の自治体や関係者への伝承を目的に大震災時の文化財保護やこれからの文化財保護行政の在り方を考え提言することを趣旨として開催されました。  今回のシンポジウムを通して、多くの方々と共に学び、考えていくことが大切であるとあらためて思いました。(小林)

ほったん 続:発掘現場へ出動!!(山角廃寺)

  (ほったん) 前回は周辺を見て回るだけで時間切れになってしまいゴメンナサイ!   ということで、さっそく発掘現場へ突入!! お~! すんごい!! これが夢にまで見た発掘現場だ。広いしパワーショベルやベルトコンベアもたくさん並んでいる。            では、前回もお世話になったまちづくり技術センター職員の三好さんと垣内さんにご案内いただきました。   (職員 さん) 今回の調査の成果として、中世から近世にかけての遺物や溝などの遺構がたくさん見つかっているんだ。   そして、その溝が報恩寺の参道と同じ方向を向いているということで、寺域の区画溝や寺院に付属する施設に関わる遺構と考えられるんだ 。     なるほど。溝の方向が、隣接するお寺との関連を裏付ける重要な根拠になったということか。フムフム     ほったん こっちも見てごらん。 山角廃寺はこれまで、前回に報恩寺で見た心柱の基礎となる“塔心礎”と小学校近くで出土したとされる“数点の瓦”によって、その存在は想定されてはいたんだけれど、あくまで想像の域を出ない幻の寺院だったんだ。     それが今回の調査によって、たくさんの古代の瓦が出土したことから、古代の寺院がこの付近に存在したということが確実になったんだ。      へーやったね。想像から一気に実在していたものとして考えられるようになったんだ。  確かにこのあたりは、一面瓦だらけだね。              よ~し。  ボクもじっとしていられない。さっそく掘り返してみよう。   コラコラ!そんなにやみくもに掘り返したら大事な遺物が壊れてしまうじゃないか!もう出入り禁止にするよ!   ごめんなさ~い。でもどこを掘ればいいのか全然わからないや。 職員の皆さんはどうしているの?ヒントを教えて。   ...

ほったん 発掘現場へ出動!(山角廃寺)

   こんにちは。ほったんです!                    いよいよボクも 博物館を離れて発掘現場に足を踏み入れることに なったよ!  これで、また一歩、博物館館長への道に近づいたかな?  では、早速そのレポートを始めちゃいます。                                                                             ハイ。現場のほったんです!  今回の調査現場は加古川市平荘町にある「山角廃寺」だよ。 廃寺と書いて“ハイジ”って読むんだって。 どうしてもアルプスの山々が頭に浮かんできちゃうなぁ。 この現場は以前は、加古川市立平荘小学校(統合により現在は両荘みらい学園)があった場所で、今後は特別支援学校が建設されることになっているようだね。    これまでは、塔の心礎や古代の瓦が少し見つかっていたことから、このあたりに“古代の寺院があった”と言われていたんだって。     では、いよいよ現場へ! 正面に見えているのが小学校の校舎だね。まだまだきれいな校舎なので、改修して今後も使われるようだよ。よかったね。 それでは、発掘現場の中へ・・・・   と、その前に、この周辺の調査をまず行っておこう。     こちらは校舎敷地の一画。何やら大きな石などの建造物が保管してあるよ。  この青いブルーシートで覆われているのは何かな?            どれどれ下に何やら文字が書いてあるぞ。             エ~と「にのみやそんとくせんせい・・・」  わーっ、 あの有名な二宮金次郎さんの銅像だったんだ! 最近の学校では見かけなくなってきたけれど、さすがに歴史のある平荘小学校は違うね。   意外なものを発見した後は、学校の隣のお寺を見ておこう。校舎のすぐ隣に、こちらも歴史ゆかしき風情のあるお寺があるよ。               「印南山 報恩寺」だって。 説明板によると「元明天皇の和銅 6 年(713)証賢上人の開基と伝えられ寺勢が隆盛を誇っていた鎌倉~室町時代の石造遺品...

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