特別展が終わり、
にぎやかに集まっていた埴輪たちが
それぞれ元の場所へ帰って早や幾日…。
師走に入った考古博のメインホール(無料ゾーン)には、
「毎年楽しみだ!」とご好評をいただいているクリスマスツリーが
来館者の皆さまを華やかにお出迎えしています。
12月に入った当館の見どころを、ちょっとご紹介します。
まずはそのツリーのすぐ横にある“メインホール展示”から!
「特別展は終わったけど、僕はまだ居るよ~」とばかりに家形埴輪があります。
東沢1号墳(加古川市)の造出から出土したものです。
屋根には直線と曲線を組み合わせた「直弧文」という模様があります。
特別展を見ていただいた皆さんには、馴染みがあるかもしれませんね。
また、有料ゾーンのテーマ展示室では、
京都国立博物館所蔵の「西宮山古墳出土の装飾付須恵器」
を特別展示しています。
たつの市の西宮山古墳は、古墳時代後期(今から1500年前)の古墳です。
昭和29年の発掘調査で出土したこの壺は、京都国立博物館に収められました。
今回、兵庫県に里帰りしています。(詳細はこちら)
脚がついた須恵器の壺で、肩には装飾として付けられた4つの小さな壺と人形があります。
人形は一連の物語を表現しています。
どんな物語か?はテーマ展示室でお確かめください。
肩に小さな壺を持つ須恵器は古墳の祭祀で使われる土器。
当館で展示している、勝手野古墳群出土した須恵器器台と並べて展示しています。
(壺の装飾を持つ須恵器は、もう一箇所博物館に展示されています。
ご存知でしょうか?)
ご存知でしょうか?)
当館でご覧いただけるのは、
来年の3月15日(企画展・ひょうごの遺跡2020閉幕時)まで。
この須恵器が出土した兵庫県で見られる滅多にない機会です。
ぜひ足をお運びください。
* * *
ほかにも、今週末7日の「もちつき」や講演会、
12月15日・22日のクリスマスコンサートと
イベントが目白押し!
寒い冬こそあたたかい博物館で
ゆっくりした時間を過ごしませんか?
※今回ご紹介したイベントの詳細は、
当館ホームページ「もよおし案内」に掲載しておりますので、
どうぞご覧ください。