「黒田官兵衛」で注目の姫路城
池田輝政が城主だった江戸時代の以来、近世山陽道(西国街道)西の玄関口として利用された
備前門橋(欄干の礎石や見切り石、延石など)が
姫路城城下町跡の発掘調査(兵庫県立考古博物館担当)で発見されました
左下の四角い穴があいた黄色い石が凝灰岩製の高欄の親柱「礎石」
それに続く白い石材が「見切り石」(石の面が当時の路面)
右のコンクリート際に沿って四角い棒状の石材が「延石」
右手が橋の中央(川)です
右手の川をまたぐように「備前門橋」が架かっていました
備前門橋の存在を示す貴重な遺構
模型に指を差している箇所が欄干の礎石部分
今回の発掘調査でわかったことは
絵図で示されていた「備前門(橋)」の位置が特定
外堀の外側で姫路城に関する構造物を初めて発見しました
市街地において江戸時代に架かっていた木橋の構造が残っている例は極めて珍しいのです!
現地説明会のお知らせ
①兵庫県立考古博物館調査担当分
姫路城城下町跡発掘調査現場(姫路市博労町110付近)
平成26年9月20日(土)11:00~13:00
JR・山陽電車ご利用の方は姫路駅から北へ200mで国道2号(西行き一方通行)を西へ500m、福沢町交差点を北へ200mで到着
お車の方はメガパーク駐車場(姫路市福中町50)079-224-2220
(有料)をご利用ください。
発掘現場は駐車場のすぐ西です
連絡先 兵庫県立考古博物館 079-437-5589
詳しくは下記を参照
②姫路市教育委員会発掘調査分(姫路城南東部の外堀と石垣を発見)
姫路城城下町跡発掘調査現場(姫路市紙屋町六丁目付近)
平成26年9月20日(土)10:00~12:00
なお
今回考古博が担当した発掘調査は兵庫県中播磨県民センター(姫路土木事務所)が実施する県道整備事業((都市)船場川線社会資本整備総合交付金事業)に伴うものです。
発掘された備前門橋の遺構は事業者のご理解により地下に保存され、
地上部分には遺構標示や解説板設置を行い
県民に周知・理解していただけるように、保存活用する予定です
【お知らせ】
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こうこはくはクールスポット期間中
7月1日(火)~9月30日(火)まで
観覧料金は通常料金の半額です
詳しくは下記を参考に
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開館中のイベント
(土)14:00~15:00 ときどきドキドキ体験!石棺に入ろう
(日)14:00~15:00 ときどきドキドキ体験!古代船に乗ろう
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毎月第2土曜日
次回は10月11日(土)
解説「バックヤード見学ツアー」
博物館の舞台裏をご案内します
13:30~14:10
定員15名(当日受付)
観覧券が必要です
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出歩きたい季節!
古代体験いっぱい!
楽しい考古博へどうぞご来館ください!