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春の足音が聞こえてきたぞ!! 考古博であそぼう-3                                         むかしの大工道具を使ってみよう!

考古博であそぼう イベント案内2   下の道具が何かわかりますか? 今回はこの(↓)に注目します!!  このシャープな顔立ち いかがですか?    この(↑)道具は、槍鉋(やりがんな)という大工道具の一つです。   槍鉋(やりがんな)は古代より使われてきた大工道具の一つで、現代の台鉋と違い、表面がさざ   波模様に仕上がる特性があります。   現代では大工、木工家、工芸家が、削り上がった木肌に風合いを出すために使用するぐらいに   なってしまいしまた。台鉋と違い、性質上裏の叩き出しや台の調整が必要ない単純な構造にな   っています。   3月16日(土)、17日(日)の2日間、午後12時30分~午後3時30分までの「考古博であそぼ   う-古代のワザにチャレンジ!!-」では、「むかし」の大工道具に挑戦!」というワークショップを準備   しています。   今回挑戦してもらう大工道具は、この(↓)槍鉋(やりがんな)です。  それほど大きな道具ではありません    使い方は…   ①基本的な使い方として槍鉋は引いて使います。木目が逆になりそうなときは持ち方を変えた     り、左右を入れ替えて削ったりします   ②手の押さえ加減、返し加減で深さが変わります    ただし、危険な道具であることには違いがないので、必ず保護者同伴で体験をお願いし    ます。  槍鉋の木屑の特徴はくるくる巻いています おもしろいでしょ!?        

春の足音が聞こえてきたぞ!! 考古博であそぼう-2 木のストラップづくり

 考古博であそぼう イベント案内1   3月16日(土)、17日(日)の二日間、午後12時30分~午後3時30分まで「考古博であそぼう-古代のワザにチャレンジ!!-」を実施します。昨日は、大中遺跡で春の足音が聞こえてきたことをご報告しました。  今日からは「考古博であそぼう」の内容紹介も兼ねてお話をしていきたいと思います。  昨日の最後、下の写真を見て、何の木かわかりますかという質問をしました。もう一度写真をご覧ください。 どれくらいおわかりになりましたか? では、答えを発表します。   上段の左から、ケヤキ、スギ、ツバキ、クヌギ です。  下段の左から、シラカシ、マツ、サクラ、ウメ です。  木にはたいへん個性があり、一つひとつ顔が違います。  現在、今回の「考古博であそぼう」の準備を進めていますが、 その一つに「木のストラップづくり」があります。  世界にたった一つ、自分だけの木のストラップをつくりませんか?   木のストラップはお一人につき一つで、木の種類はなくなり次第終了にさせていただきます。  なお、この「木のストラップづくり」は参加無料です。皆様の参加をお待ちしております。  せっかくなので一つひとつ木を 紹介します。               「ケヤキ」です→             「スギ」です→              「ツバキ」です→                「シラカシ」です→            「サクラ」です→             「マツ」です→            「クヌギ」です→ ...

春の足音が聞こえてきたぞ!! 考古博であそぼう-1

考古博物館の西側のエントランスを出ると、梅の香りに包まれます。 梅の花が満開、青空とのコントラストも最高!!  池の端にカメ仲良く並んでいます     そして、南側の池を見ると…     いました。     それもたくさん。     そうです。カメです。冬の間いなかったカメが     日向ぼっこをしています。     春のやわらかい陽射しに誘われて、動物たちも     動き出していますよ。               動物たちのように春のやさしい陽射しとたわむれてみませんか?          いよいよ3月16日(土)、17(日)の「考古博であそぼう-古代のワザにチャレンジ!!-」が     近づいてまいりました。     明日から「考古博であそぼう-古代のワザにチャレンジ!!-」に関することをお知らせしますの     でお楽しみに。          では明日まで待てないあなたにクイズです。     下の写真は一体何の木でしょうか?      さあ、あなたはいくつわかりますか?  えっ? こんなの簡単?       

考古博劇場 vol.1 はばたけ!鳩っこバンド 2013

3月3日(日)に博物館で加古川市立鳩里小学校による演奏会が開かれました。 小学校の名前は「きゅうりしょうがっこう」と読みます。(念のため) 曲目は大河ドラマ「風林火山」のテーマ曲や「踊りあかそう」、「ルパン三世」 のテーマ曲などです。。 2回の公演で250名を超えるお客様が演奏を楽しまれました。 会場はおじいちゃんやおばあちゃんでいっぱい!  6年生にとっては最後のイベントです。 在校生たちも卒業生を送るために 一生懸命ガンバっています。 最前列は迫力の管楽器 時にはリコーダーも演奏します 後列には打楽器がリズムを刻みます(カッコイイ!!!) 考古博劇場は 毎年(おもに3月)、学校の演奏や演劇の発表の場として開催しています。 今年は、3月10日(日)に 加古川市立別府西小学校の「BKB卒業ライブ 2013」 3月20日(水・祝)に 加古川市立平岡中学校と加古川市立中部中学校の演劇部による 演劇を上演します。 場所は当館講堂、13:00開場です。 ぜひ、ご覧ください。 〈ご案内〉 自動車での来館は一般用駐車場をご利用ください。 狐狸ヶ池の南の町営駐車場が満車の場合は円満寺(五重の塔のお寺)横の駐車場が比較的ご利用しやすくなっています。

光穏やかな休館日に

今日は月曜日で休館日ですが、考古博物館の体験広場を多くの人が散歩され、梅を楽しんでおられます。 そんな穏やかな雰囲気の中、NHK神戸放送局から播磨町を紹介する番組づくりのため、考古博物館を撮影しに来られました。 休館日のため展望塔を閉めていましたが、案内のため一緒に展望塔に登りました。 左のピンク色が史跡大中遺跡公園の梅で、真ん中あたりが考古博物館体験広場の梅です。 次に大中遺跡公園も撮影するということで、ガードマンさんに鍵を開けてもらい入りました。 考古博物館と大中遺跡公園の間を通る「であいの道」を歩いておられる皆さんが、盛んに梅がキレイキレイと話しておられる中、撮影が続きました。 以前の 2月20日のブログ では蕾が固かった白梅もほころび、福々しい薫りが漂っています。 ガードマンさんの話では白梅の方が人気が高いようですが、皆さんはどちらがお好きですか。 この後も、博物館体験広場で撮影が続いています。 予定では、NHK神戸放送局「ニュース神戸発」(18:10~19:00)の金曜日に放送されるようです。 放送の流れる地域に住んでおられる方は、どうぞご覧ください。

3月9日講演「古墳時代の玉と祭祀」

次回の考古学研究最前線の講演は、古墳時代の玉と祭祀(さいし)について、貴志(きし)・下所(しもんじょ)遺跡(三田市)を発掘し、1890点に及ぶ臼玉( 古墳時代の祭祀 用の玉。まれに装身用とみられるものもある。厚さ2~3ミリ、径5ミリ前後 。形が茶臼 に似ていることからの命名 。)を取り上げた 当館学芸員池田征弘が担当します。 貴志・下所遺跡の発掘状況をはじめ、臼玉についての蛍光X線分析による産地推定成果などを交えながら、この頃の祭祀の状況が語られます。 考古博物館スタッフブログでの貴志・下所遺跡の記載は ここ にあります。      「兵庫考古学研究最前線  2012 」 講演「古墳時代の玉と祭祀 」  当館学芸員 池田征弘                            平成25 年3 月9 日(土) 13:30 ~ 15:00                       当館講堂にて 当日 (13:00より) 受付、定員120名、入場無料

播磨国風土記 ポスターは語る

風土記 1300 年記念 特別展「 播磨国風土記 - 神 ・ 人 ・ 山 ・ 海 - 」 2013.4.20(土)~6.23(日) まず目につくのがポスター上部の赤色から下部の水色までのグラデーションだと思います。 神のいる天上から青い海まで、間に人がいて、山もある 神・人・山・海 のイメージです。 大きな黒い題字「播磨国風土記」は、毛筆で書いた後、明朝体を部分的に配置し、簡潔な中にユーモア溢れる表現で記された播磨風土記の題字を、古風な中にインパクトが出るよう創作しています。 次は、播磨国風土記を示す3つの考古遺物です。 播磨国風土記の特徴は、現存している五カ国の風土記の中で、渡来人に関わる記事が多いことがあげられます。 ポスターの真ん中を飾るのは渡来人の海を渡る乗り物である船、 長原高廻り2号墳(大阪市 )出土の 船形埴輪 です。 高廻り2号墳は、 1987 年に大阪市平野区の長原遺跡で行われた発掘調査で、1号墳と共に発見されました。 両古墳とも埋葬施設は失われていたものの、周溝から多くの埴輪が出土し、 1992 年に 33 点の埴輪が国指定重要文化財となっています。 ポスター上部の装身具は、渡来人がもたらした文化を示す 西宮山古墳(たつの市) 出土の 垂飾付耳飾 です。 西宮山古墳はたつの市日山の兵庫県立龍野高等学校の運動場となっているところにあった古墳です。 垂飾付耳飾は古墳時代の中期に朝鮮半島から伝わったもので、精巧なつくりの装身具です。 ポスター左下のユーモラスな相撲を表す像は、 勝手野6号墳(小野市) 出土の 装飾付須恵器 の一部分です。 この須恵器は、小野市の山陽自動車道建設地内の発掘調査をしていた勝手野古墳群から発掘されました。 揖保郡の条に、相撲の神様、野見宿禰(のみのすくね)が、播磨国の立野(兵庫県たつの市)で病死し、その地に埋葬されたことが記述されています。 相撲の像の右には漢字の 「品太天皇(ほむだのすめらみこと)」 の記載があります。 播磨国風土記には多くの天皇が登場しますが、品太天皇は冒頭の賀古郡での国見の記述をはじめ一番多く登場します。 また、像の左には新羅の国からやって来て、在地の伊和大神(いわのおおかみ)と争った 「天日槍(あめ...

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