青空に恵まれ、秋の一日、考古博物館恒例の稲刈りを実施しました。
奥から種子島赤米、ハリマモチ、ヒノヒカリ、壱岐黒米、対馬赤米がたわわに育っています。赤米と黒米は古代米です。
児童はクラスごとに、4班に分かれて順次稲刈りをします。
最初に担当職員から注意事項があり、簡単に稲刈りの歴史について学習をします。
古代体験として、石包丁を使ってみます。右きき用と左きき用があります。
児童たちは、一列に並んで目の前の稲を刈っていきます。田んぼの担当者が、けがなどしないように注意しています。
最初は石包丁で稲穂摘みの体験です。
穂のすぐ下の部分に刃を当てて、素早く手首を返してカットするのがコツです。
一本ずつ行うので大変な作業です。古代ではこうして苦労して収穫していたんですね。
続いて鎌の使い方についての説明です。今回使っている鎌は、刃がのこぎり状になっているものなので、単に引いて切るのではなく、少し回転させるようにして切ると簡単に切れます。
早速実践です。できるだけ地面に近い部分を切ります。
切った稲を3束ほどまとめ、切り口をできるだけ揃えて、後ろに控えている結束作業のボランティアに渡します。
結束班は、けっこう人数はいるのですが、児童が作業になれてくると大忙しで大変です。