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#自宅でも考古博 3 「縄文人の知恵と現代社会」

 当館のテーマ展示室には約3,500年前の縄文時代の人々の暮らしを復元しています。「森と海に生きるナチュラリスト」であった縄文人はおだやかな自然環境の中で、自然とともに生き、豊かな自然の恵みを得ていました。

テーマ展示室の縄文時代の展示

 兵庫県のみならず、北海道から沖縄まで日本全国で9万箇所以上の縄文時代の遺跡が発見、発掘されています。縄文時代は10,000年継続しており、漠然と「停滞した文化」という評価が与えられがちですが、南北に細長い日本列島の多様な風土に適応した狩猟採集文化であり、環境の変化や災害にも柔軟に対応できる技術や社会を持っていました。

縄文土器(淡路市佃遺跡)

 平成23年の東日本大震災において津波被害を受けた岩手県、宮城県、福島県では、住宅再建が進んでいますが、同じ場所に建て直すと将来の津波で再び多くの人命が失われる恐れがあるので、これまでの街の裏山など高台を中心に再建されています。

 津波の被災地と背後の高台

   しかしこの高台移転の候補地には、例外なく縄文時代の遺跡が存在していることがわかってきました。海の恵みを受けていた縄文人は、津波が定期的に来ることを知っていたのです。
 東北地方の太平洋沿岸部では、1万年前から受け継がれてきた災害を予防する先祖の知恵を、未来の安心・安全な街づくりにつなげているのです。

考古学情報プラザ

ご自身のため、未来のために、過去の人々の生活の積み重ねである歴史を、当館のテーマ展示や考古学情報プラザで深く学んでみませんか。

(学習支援課 山本 誠)


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