2月2日、一日早く考古博で節分の豆まきを行いました。
平年並みの気温でしたが、陽光がさし、暖かいくらいでした。
外に出ての豆まきにはちょうど良いお天気です。
親子連れの皆さんで、すぐに定員が埋まりました。
学芸員から本日の日程と注意事項、節分についての由来などの説明がありました。
体験の前には、ボランティアが「せつぶんとおに」というオリジナルの紙芝居を披露しました。
「近頃人間たちの間で節分で巻き寿司を食べることがはやっている」と聞いた鬼たちが、巻き寿司をこっそりいただきに行ったが、見つかって豆をまかれて追い返されたという内容です。
続いて、干支にまつわる話です。
十二支の動物がなぜこの順番になったか、なぜ猫がいないのか、などなど。
言い伝えでは、神様が、動物たちに褒美を与えるから1月1日に集まるように言い、到着した順番だったとのこと。
猫はネズミから集まるのは1月2日だと嘘をつかれ、時間までに行けなかったので十二支にいないんですって。
鬼瓦で鬼のお面をつくります。
画用紙の鬼の絵は、屋根に飾られた鬼瓦です。これに思い思いの色を塗ります。
この絵は古大内遺跡(加古川市)で出土した奈良時代の鬼瓦を拓本として写したものです。
どんな色にしようか迷いながら塗っていきます。
塗り終わったら、お面の形に沿ってハサミで切ります。
ひもを通す穴を両サイドにパンチで開けて完成です。
カラフルな鬼瓦のお面ができあがりました。
できあがった鬼瓦のお面をかぶって、外に出て豆まきです。
豆は大中遺跡のドングリを使います。いっぱい用意しました。
鬼の姿を書いた看板を標的にして、一斉に豆まきをします。
子どもたちの “鬼は~そと” が、元気よく聞こえてきます。
すると、ガオーと叫びながら背後から鬼が出てきました。
迫ってくる青鬼を退治しようと、子どもたちが追いかけて豆をまいています。
子どもたちの勢いに負けた鬼たちは、後ずさりしながら退散していきました。
無事に鬼退治ができたので、今年も無病息災ですね。