9月22日(土)、兵庫考古学研究最前線2018・第3講として
当館の山上学芸員による講演を行いました。
当館の山上学芸員による講演を行いました。
演題は「発掘!兵庫の城館」。
山上学芸員が若い頃(就職2年目)に担当した中尾城跡の発掘調査からはじまり、
播磨国守護赤松氏の本城・置塩城などから見える近世の山城構造、
日本城郭史に新たな資料を提供した南北朝時代の吉田住吉山城、
そして、昨年国史跡となった利神城の調査まで、
兵庫の城館を通じて日本城郭史の移りかわりを解説しました。
山上学芸員は今年度で定年退職。
特別展で「築城」や「兵庫山城探訪」をテーマにしてきた彼は、
城郭史を現代社会へ投影することで、
日本の将来を予測するヒントがみえてくる。
と話します。
城郭史を現代社会へ投影することで、
日本の将来を予測するヒントがみえてくる。
と話します。
話に熱が入って予定時間をオーバーしましたが、
講演会終了後も熱心な質問が続きました。
次回、29日(土曜日)は
いよいよ名誉館長・石野博信の講演会
演題は「淡路の初期銅鐸群と鉄器工房群-国生み神話の原郷-」です。
この講演会は7月に予定していたものが大雨のため延期したものです。
今回は台風24号の動きが気になりますが、今のところ大丈夫のようです。
9月の締めくくりは〝こうこはく” で!
ぜひご期待ください。