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赤米麺&赤米ちらし寿司の味は!?

県立農業高等学校食品科学科の生徒さんが、赤米を使った加工品の講習会を開きました。

材料は当館が栽培している赤米と赤米の酒から造った酢(赤米酢)です。

クセのある材料を工夫して、麺と寿司を完成させました。

今日は、博物館ボランティアのみなさんを対象に作り方教室を開きました。

写真で紹介します。

すこし緊張しながらみんなの前で説明

笑顔千両!

頬かむりじゃないよ、ハマダさん。

赤米粉は小麦粉とフードプロセッサーで混ぜます
パスタマシーンから麺が出てきて・・・

出来た赤米麺 ~モンブランの上のやつみたい~

きっかり、3分ゆでる


こちらは、赤米と白米を混ぜて酢飯づくりの最中

完成した赤米麺(左)とちらし(右)
割り箸の置き方が逆かな?

いただきま~す
肝心の味は、結構いけます。

何回も試作した成果が出て、難しい材料をよく工夫されています。

「さすが、専門家はちがうなぁ」と参加者から声があがりました。

今日つくった加工品は、まだ博物館の講座に出せるものではありませんが、

いずれ、何らかのかたちで古代体験メニューにしたいと思っています。

赤米を材料にして加工食品づくりに挑戦するプロジェクト、ことしで3年目になります。

これまで、クッキー、酒まんじゅう、シュークリーム、おかきなどを試作してきました。

高校生の自由な発想は新鮮でとても参考になります。

なにより、博物館内に若い空気が満ち、華やいだ雰囲気になりました。

今日は若者の音楽イベントHaRiMa Wiinter Palet Live も開催され。

 寒さ厳しい冬の、ほっこりした一日となりました。











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