1月14日(土)、冬季企画展『兵庫津(ひょうごのつ)』の開催に合わせて、関連講演会・第1弾「近代日本がここ兵庫津から始まった」を開催しました。
講師は、兵庫県企画部地域振興課 歴史資源活用専門官の山下史朗さん。
歴史資源活用専門官とは、日本遺産や世界遺産など、歴史的資源を活用したまちづくりを企画する専門家のことで、山下さんは昨年11月にグランドオープンした「兵庫県立兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアム」の立ち上げに尽力されました。
実は当館の15年前の設立にも関わっている職員でもありますので、この当館ブログを読んでいらっしゃる方には、おなじみかもしれませんね。
講演では、兵庫津という場所がもつ歴史や重要性、また幕末の動乱を経た兵庫県のはじまりなど、興味深いお話を聞かせてくださいました。
兵庫という土地の話としては、「もともと兵庫に港ができたのは地形的に水深が深く天然の入江があったからで、それを平清盛らが整備し、以後、長期に渡り栄えた。大坂の港は淀川からの土砂ですぐに埋まってしまうので、やはり兵庫の港は重宝された」とのこと。