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大中遺跡公園の竪穴住居

先日、当館の近くにある狐狸ケ池で刈り取られた「ヨシ」ですが、
大中遺跡公園で竪穴住居の復元に使われます。


公園には現在11棟の竪穴住居が復元されています。
その半分近くは「竪穴住居復元プロジェクト」で造られたもの。
月1回のペースで、復元の活動をしています。


その様子は、このブログ(4/17、8/18)でもご紹介しました。
当館スタッフとボランティア、明石高専で建築を学んでいる
先生・学生さんがメンバーです。

*   *   *

「どうして2000年近く昔の住居のことがわかるの?」
といった質問を、いただきます。
もちろん実物を見た人は一人もいませんが(汗)、
当時造られた鏡や銅鐸、土器などに描かれた絵や、
遺跡から発掘された家の様子から復元したものです。



それでも実際に造ってみると、さまざまな気づきがあります。
例えば、その一つがヨシを使った屋根の強度です。
初めは、屋根のてっぺんにヨシを分厚く葺いていましたが、
雨で腐ってしまいました。ヨシだけは長持ちしないとわかりました。




現在は、屋根のてっぺんに杉皮を取り付け、
雨に強い家を模索しつつ、作業を続けています。


そこで、屋根の上部を杉板で覆うやり方を試行錯誤しています。
杉の樹皮は弾力性があって、水をはじきます。
これを屋根に取り付けて、水漏れを防ぐ作戦を考えました。

杉皮を適当なサイズにカットして、取り付けていくだけでも、
屋根に取り付ける方法や、雨漏りしないような重ね方など、
判らないことがいっぱい。
まずやってみて、失敗したら別のやり方を考える。
作業から学ぶのが、プロジェクトの面白さです。

*   *   *



遺跡公園では、造られた竪穴住居の補修も行っています。
こちらはプロの業者に依頼して、腐ったヨシを取り換え、
あらたに葺き直しを行います。


作業の途中では、骨組みだけになった住居の様子や、少しづつ
完成に近づく様子がご覧いただけます。
(工事の作業によっては、近づけない場合がありますので、
ご注意願います。)


きれいになった復元住居では、当時の様子を感じていただける
体験メニューを現在準備中。ご期待ください。


樹木もきれいに刈り込んで、安全・安心に見学いただけるよう
作業を進めます。ご利用のみなさまにご不便をおかけしますが、
なにとぞよろしくお願いいたします。

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