花園大学文学部教授高橋克壽教授による講演会「池田古墳にみる埴輪の世界」が開催されました。
1.池田古墳の築かれた時代
2.山の上の古墳と平地の古墳
3.池田古墳の埴輪
4.埴輪から見える地域間関係
5.むすびに
講堂満員の聴衆
講演される高橋教授
南造り出しの復元展示
南造り出しは、島状遺構と関係があり、水鳥形埴輪・船形埴輪は他界観を示す
家形埴輪・水鳥形埴輪・柵形埴輪:王陵系の埴輪工人の関与を示す
因幡・丹後型の円筒埴輪
但馬、丹後を含め、池田古墳の築造にはもっともはやく最先端技術が発揮された!
王陵系の埴輪工人が派遣され各種の埴輪が製作されており、王権の関与の度合いが大きい!
など、わかり易く池田古墳のすごさを講演されました。
次回の講演会は池田古墳の発掘調査を担当された(公財)兵庫県まちづくり技術センターの
副課長山田清朝氏が「池田古墳について-調査・整理でわかったこと-」と題して、10月31日(土)に講演をされます(13:30~15:00、定員120名。なお、12:50より整理券を講堂前にて配布)。