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竪穴住居復元プロジェクトの1年間

大中遺跡公園で、明石高専・建築科と連携して行っている 「竪穴住居復元プロジェクト」。 平成30年度は棟(むね)や入り口付近を葺き、 全体のバランスを考えながら形を整えていく仕上げ作業に取り組みました。 写真は、現在作業中の住居。 破風(はふ)を整えていきます。 作業は、外からと 中からの、二人一組で行います。 「どんな出入口にしようか」と、葺き方を相談中。 夏には、明石高専との交流で来ていた 台湾からの留学生も手伝ってくれました。 冬の加古大池でのヨシ刈りは、一年分の屋根の材料を一日で集めます。 春先には、茅葺きの職人さんが隣の復元1101号住居の葺き替えをする現場を見学。 色んなコツをご教示いただきました。 これがプロが葺いた復元1101号住居。 (う、美しい…!) 教えていただいたことを活かして、来年度も続けていきます。

地元ケーブルテレビの取材 -古代人のディナー体験-

地元ケーブルテレビ「BANBANテレビ」の「ひがタン!」の取材がありました。 4月からの新コーナー「あらじおのネイチャレンジ」で、古代人のディナーをガチで再現 しにきました。 案内役の「あらじお」というコンビは地元加古川出身の松竹芸能所属の芸人さんで、昨年6月に続いて2度目の取材です。 以前にも増して元気いっぱいです。 ガチで体験なので、弥生人の格好に着替えて再登場。 実は、今日は(3月24日)少し寒かったんですが、裸足で頑張っていました。 当館ボランティアの小坂さんが体験のお手伝いをします。 ドングリのクッキーづくりの前に、調理のための火おこしから始めます。 風が強かったので、火はわりと早く着きました。 ドングリを割って石で擂って粉にし、水をかけて練ります。 アクの少ない種類のドングリを使います。 練った後は、こんなふうに団子状にします。 起こした火で熱くした石にドングリの団子をのせて焼きます。   石にひっつくので丁寧にひっくり返します。 10分ほどで出来上がります。 ついでに魚(ししゃも)も焼きます。 いいにおいが漂います。 出来あがりました。 早速食事です。 シシャモは普通においしかったそうです。 (そりゃあそうでしょう、ししゃもなんだから)と、周りから揶揄が。 問題のドングリのクッキーです。恐る恐る口に入れます。 味は「無」だそうです。 甘くも辛くも何の味もしなかったとか。 ガチの体験終了。 今の文明の豊かさをしみじみ感じるとともに、昔の人は大変やったんやなぁと、偉かったんやなぁと、感心することしきりでした。 みなさん、またね~  この様子は、BANBANテレビ東播磨県民局情報番組「ひがタン!(ひがしはりま探検隊)」のコーナーで約7分程度放送されます。4月8日~30日に放送予定です。 「あらじお」のお二人、風邪ひかないでね~。

考古博劇場 第2弾「平岡中学校 演劇部公演」

春分の日も過ぎましたが、まだ肌寒いですね~。 講堂では、加古川市立平岡中学校・演劇部の公演があり、 熱演を見せてくれました。 写真は、『嘘屋』という演目。 嘘を売り買いできる奇妙なお店「嘘屋」では、 良い嘘ほど高価で買い取ってもらえるが、その代償も大きいようで… うーん、考えさせられます!! この後もう1演目、 『要求は金のエンゼルと…』という作品を上演してくれました。 実は、毎春恒例となっている「考古博劇場」というシリーズイベントの名称は、 この平岡中学校演劇部の公演から始まったものです。 会場は超満員でした。 今年も楽しい劇をありがとうございました。 来年もよろしく。

はじまりの島のRPGに挑戦

古事記の冒頭を飾る「はじまりの島」淡路島。 その古代淡路島を舞台としたRPG(ロール・プレイング・ゲーム)が 今春、登場するようです。 製作元は、淡路島日本遺産委員会さん。 絵を描くのが趣味の当館のデザインスタッフが、 主人公たちが戦う「敵キャラクターデザイン募集」企画に 応募してみたところ…見事!採用されました。 採用記念品のポストカードと缶バッジ。 スタッフの「ラフスケッチ」。 いつも展示室で観ている大刀や鏡などから着想を得たそうです。 ゲームは今春から配信予定で、 実際に淡路島を訪れると良いことがあるとの情報も。 この企画で淡路島ファン、 古代ファンが増えるのではと楽しみです。 ラフスケッチでどのキャラクターか判るかな? 採用の賞品(記念品)はポストカードが1枚と缶バッチが1個。 何人が応募したのだろう…

重要文化財指定! 池田古墳の水鳥形埴輪

当館が所蔵する池田古墳(兵庫県朝来市)から出土された水鳥形埴輪など27点が、 重要文化財に指定されます。 その中の1点のみですが、本日からメインホールに展示しています。 新聞各紙に詳細記事が掲載されていますので、お確かめください。 10月5日からの秋の特別展で詳しく紹介しますのでお楽しみに!

「発掘調査速報会」報告

3月10日(日)発掘調査速報会を開催しました。 (公財)兵庫県まちづくり技術センターの調査担当員が、 今年度の発掘成果を皆さまへ速報するものです。 最新の情報が聴けるとあって、 待ちに待った考古学ファンで会場は満員。 今回の発表者は若手職員3名です。 まずは大嶋技術職員による「耳谷草山古墳群(豊岡市)」の報告。 当館にて開催中の企画展「ひょうごの遺跡2019」で展示中の 石釧(いしくしろ)をはじめ、 出土された青銅鏡や多様な鉄製品などの紹介がありました。 続いて青山技術職員による「前田遺跡(姫路市)」の報告。 新聞でも紹介され話題となった「装飾付須恵器」が出土された遺跡です。 藤原技術職員による「竹貫中世墓(豊岡市)」の報告。 5世紀後半頃の2基の古墳と、 鎌倉~室町時代の2基の中世墓について解説しました。 討論会の様子です。 会場からの質問を交えながら、和田館長と発表者が討論を行いました。 「どのくらいのレベルの人のお墓か判明しているのですか」と、 館長も質問を投げかけていました。 3名の発表者もわかりやすく説明します。 館長からの問いかけに、客席の西口副課長も答えます。 速報会の後は企画展の展示解説を行い、多くの方が参加されました。 担当職員の展示物の説明にも力が入ります。 今回お伝えしたのは速報なので、 今後、調査が進むと新たな事実が判明するということが あるかもしれません。ご期待ください。

播磨町郷土資料館のテレビ取材

大中遺跡公園内で本館と隣接する播磨町郷土資料館に、 地元テレビ局(サンテレビ)の取材が入りましたので様子を見てきました。 大中遺跡公園の西側入口が撮影のスタートです。 「ひょうご発信!」という毎週日曜日朝8時30分から放送される番組のコーナーの撮影ですって。 竪穴住居を紹介しています。 案内役の方は播磨町の方で、子供の頃はよく遊びに来ていたそうです。 「中に入ってみまぁ~す。久しぶりやなぁ」 雨の大中遺跡も情緒があります。シットリ… このあと、資料館の案内と、考古博物館の展望塔からの景色を撮影されました。 3月24日(日)に1分少々にまとめて放送する予定だそうです。 楽しみです。

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