特別展「古代官道 山陽道と駅家」、お見逃しなきように!
さて今日は展覧会の人気者、駅鈴のお話しです。
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隠岐国駅鈴複製品(姫路文学館蔵) |
先日、神戸新聞に掲載された本展覧会の広告で「駅鈴」の写真がのりました。
そのあと「うちにも駅鈴がある!」というお問い合わせが数件ありました。
今回展示しているのは、島根県隠岐の島町に伝わる唯一の実物の複製品です。
本物はこれだけなのに、なぜ世の中にはたくさん駅鈴があるのでしょうか?
そのあと「うちにも駅鈴がある!」というお問い合わせが数件ありました。
今回展示しているのは、島根県隠岐の島町に伝わる唯一の実物の複製品です。
本物はこれだけなのに、なぜ世の中にはたくさん駅鈴があるのでしょうか?
それはお土産として駅鈴の模造品がたくさん作られたからです。
今でも各地の観光地で駅鈴が売られているのを見かけますよね。この写真はお土産の焼物の駅鈴です。
でも駅鈴の土産ものというのは、実は由緒のあるものなのです。
江戸時代の有名な国学者、本居宣長は書斎を「鈴屋」と名付けるほどの鈴のコレクターでした。
浜田藩(今の島根県)の殿様は、宣長と会うに際して、地元に伝わる駅鈴の複製を作って、
宣長にお土産として贈ったそうです。これが駅鈴のお土産の始まりです。
宣長にお土産として贈ったそうです。これが駅鈴のお土産の始まりです。
本居宣長が暮らした三重県松阪市は、駅前には巨大な駅鈴があります。
あなたのおうちにも駅鈴があるかもしれませんね。
【お知らせ】
現在開催中の特別展は
風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展
「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」
6月22日(日)まで
詳しくは考古博ホームページをご覧ください
特別展開催中のイベント
(土・日)13:00~13:30 紙芝居
会期中の(日)13:30~14:00 学芸員による特別展解説
開館中のイベント
(土)14:00~15:00ときどきドキドキ体験!石棺に入ろう
(日)14:00~15:00ときどきドキドキ体験!古代船に乗ろう
いつも新しい発見が・・・
兵庫県立考古博物館へご来館ください!