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考古博オカリナコンサート

  3月22日(土)に「考古博オカリナコンサート」が、 ネットワーク広場(地下1階)で 開催されました。    学習支援課学芸員より紹介され、いよいよ オカリナコンサート スタートです。    グループ名の「 ラララ・シエスタ」についてご紹介いただきました。  1曲目は「春よ来い」。選曲を考えた時は、まだ寒かったとのことでした。    2曲目は、西田敏行さんを偲んで、同じ昭和22年生まれの男性の方が、「もしもピアノが弾けたなら」を独奏です。    「イエスタデイ」、「オブラディオブラダ」とビートルズの名曲が続きました。      楽器のオカリナについて紹介していただきました。  「ワインレッドの心」も演奏していただきました。      6曲目あみんの「待つわ」は、オカリナの美しい音色で心を和ませていただきました。  多くの観客の皆様が、司会の楽しいお話と、オカリナの澄んだ音色に聴きほれていました。    8曲目のスタンドバイミードラえもん主題曲「ひまわりの約束」は難しい曲でしたが、素晴らしい音色を聴かせていただきました。    締めの曲は、卒業式定番曲「旅立ちの日に」です。  楽しいひと時で、あっという間の1時間でした。   「春よ来い」でスタートし、アンコール曲「春が来た」まで全10曲を、 オカリナの音色で春を感じるひとときを、楽しませていただきました。ありがとうございました。  令和6年度スタッフブログ担当者として、ブログを作成してきました。講演会、古代体験講座など考古学初心者の私には、時には難しく、また、驚きや発見もあり、振り返ってみるとブログ作成は楽しみでもありました。  最後のブログ作成が、考古博オカリナコンサートで、 卒業式定番曲「旅立ちの日に」を聴いた時は、少しうるうるとしてしまいました。次年度は、ブログを作る側から見る側にかわりますが、考古博物館が皆様に愛され、ますます盛況となりますことを願っています。1年間ありがとうございました。(小林)
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ほったん 館長への道-博物館の地下倉庫で学ぶ-

    前回は金属器を対象にX線透過装置を使った研修だったけれど、今回は「石」が対象らしいよ。   ここは展示室の地下にある一室。広いなぁ~ どうやらこのスペースは、博物館が貸し借りする資料や各地で出土した遺物などをトラックで運び入れるための搬入口のようだね。   もう研修は始まっているみたいだね。 では、今回も研修生のフリをして・・   あれ? 研修だと思ったら、石を叩いて遊んでいるぞ。 いい大人が集まって何をしているんだろう。     でも、よく見てみると白い石で黒い石を叩くとガラスのように黒い石の方が割れている。 硬い石があんなにきれいに割れるものなのかな?   こっちが白い石。 形は丸くて河原などで見かけることの多い普通の石ころだね。   そしてこちらが黒い石。 さっきの石と比べると平べったい形をしている。それに外側は灰色っぽいのに中は真っ黒だね。   これは何ていう石なんだろう? よ~し思い切って講師の人に聞いてみよう。研修生のフリをしてバレないように堂々と質問しないといけないな。   (ほったん) 「ゴホン。館長から特別に研修生に任命された“ほったん”といいます。 好きな食べ物は明石焼きとかつめしです!」 「この黒い石は変わった石ですね?」   (講 師) 特別研修生ですか? とても優秀なんですね、ご苦労様です。   やったー。バッチリ!  黒い色は、火山の溶岩が固まってできた石だからなんだ。この石は“サヌカイト”と言って、ごく一部の地域でしか採れない貴重な石なんだよ。 およそ 1300 ~ 1500 万年前の火山活動によってできた石で、叩くとカンカンと金属音がするので「カンカン石」とも呼ばれているんだ。     へー、 音が鳴るなんて不思議な石だね。 さっき叩いているところを見たけれど、簡単に割れちゃうんだ...

丸木舟の製作見学会~火を使った内部の仕上げ~

  令和7年2月26日(水)10:00より、 体験広場 復元遺構(竪穴部)横で TKY48 (体感弥生塾)プロジェクトによる丸木舟の製作の見学会が実施されました。  今回は、火を使った丸木舟の内側の仕上げを実施するということで、見応えがあるものと楽しみにしていました。しかし 、当日は風が強く、火は使用しなかったので、船底の加工の様子のみを紹介します。  これまでの歩みを簡単に紹介します。  令和4年11月大中遺跡まつりで丸木舟づくりスタート  弥生時代にならって、工作道具の石斧・くさび・木槌を全て手作りにしました。  令和5年の大中遺跡まつりに向けて丸木舟の形ができました。  令和6年は、内側の加工を頑張ってきました。クスノキは硬いので水で湿らせて柔らかくしてから内部を削っていきました。 それでは、本日の取組みを紹介します。    まずは船底を削って何本も溝を作ります。体力を消耗するので、交代しながら削っていきました。    強風であることが、風音でわかると思います。    石斧で溝ができたら、溝と溝の高まりをくさびと木槌を使って削り取ります。  くさびは、クスノキより硬いカシの木を使っています。  これまでの製作は、ボランティアの皆さんが週2回集まり、職員も昼休みに不定期に加工をして進めてきました。製作のスピードを測るのではなく、弥生時代の丸木舟はどのように作られたのかを考察しながらの取組みです。   完成までまだ時間はかかると思いますが、考古博夏まつりでライフジャケットを身に着けて丸木舟を漕いでいるボランティアの皆さんを想像してしまいました。  プロジェクトの最終目標は、海に漕ぎ出し、鹿角の釣り針で魚釣りをすることだそうです。(小林)

ひょうごミュージアムフェア in 兵庫県立歴史博物館

  2月15日(土)10:00~16:00に歴史博物館において、ひょうごミュージアムフェアが開催されました。考古博物館は、「龍の冠づくり」で参加しました。これは、加西分館所蔵の古代鏡にある龍の文様をデザインしたペーパークラフトです。  今回も記録用に撮影させていただきました。ブログ掲載についても承諾していただいた皆様をご紹介させていただきます。  開会式に向けて、受付も”ほったん”も準備が整いました。    ”ちーたん”と”ほったん”が紹介されました。    いよいよミュージアムフェアのスタートです!  ”ほったん”、2回目の登場です。    ”ほったん”は人気者で、すぐに記念写真を求められています。  「龍の冠づくり」も大人気で希望者があふれる寸前の時もありました。    お子様のハサミを持つ手も真剣です。親子で協力して切り取っていきました。  ”ほったん”、3回目の登場です。    ”ほったん”は、すぐに子供たちに囲まれていました。  「龍の冠づくり」は、小さなお子様にも取り組みやすいテーマでした。    お母さんが、うしろで手を添えて龍の形に切り取っていきます。    お父さんは、お子様の作業をじっと見守っていました。    子供たちは、龍の冠を頭に付けてほったんと記念写真を撮って帰られました。  帰りのバス停では、頭に龍の冠を付けたままの 小学生を見かけました。 保護者の方も その様子を微笑ましく見守っていました。  この光景にはこちらも癒され、今日のイベントに参加して本当に良かったと思いました。みなさん ご参加ありがとうございました。 (小林)

冬季企画展関連講演会「年輪年代法からみた玉津田中遺跡出土棺材の年代について」

  2 月8日(土)、 冬季企画展関連の講演会「年輪年代法からみた玉津田中遺跡出土木棺材の年代について」が行われました。講師は、 奈良文化財研究所名誉研究員 の  光谷 拓実   氏です。    東京農業大学 農学部造園学科を卒業された 光谷 拓実   氏   日本における年輪年代測定法 の開拓者であり、第一人者としてご活躍されています。  年輪読取器も改良し、データの取得をされていました。  多くの皆様が、講演を興味深く聴かれていました。  講演会のあと、企画 展会場で木棺材を鑑賞する皆様。   光谷 拓実  氏と当 館担当学芸員 で 解説会を行いました。          質問に丁寧に応える 光谷 拓実  氏  玉津田中遺跡出土の木棺底板(辺材幅約1.7cm)を、専用の年輪読取器を使って、0.01ミリ単位まで計測し、相関分析法により年輪世代を判明させることができました。得られた年代は、玉津田中遺跡の実年代を知るうえで重要な情報となっています。  過去のことを知るということは、多くのデータの蓄積と様々な知識、そしてそれを活用する技術・技能や創造力が必要であると感じました。(小林) 

ほったん 館長への道-博物館の地下室で学ぶ-

  こんにちは。ほったんです。 先日は発掘調査の現場を訪れて大興奮だったけれど、職員さんから「もっと勉強をするように」と注意されてしまった。 勉強は嫌いだけれど、これも館長になるための必要な第一歩だね。   ちょうど、今日はまちづくり技術センター主催の研修会が行われているということなので、こっそり潜入してみよう!    こちらは博物館展示会場の地下にある一室。     やってる、やってる。 では、何気なく研修生のふりをして近づいて。 ソロリ ソロリ・・・ この部屋にはいろいろな機械が置いてあるぞ。   フムフム。今回は金属器の取り扱いについての研修みたいだね。 金属は出土した時点では、サビに覆われていて、本来の形がわかりにくい。 だからその不明瞭な部分を科学の力で解明していこうというものらしい。   部屋の奥に大きな機械があるよ。   X線を使った機械のようだね。“X線透過装置”というんだって。 なるほど、X線は健康診断の時のレントゲン検査と同じで、物質の中身まで見通すことができるから便利なんだね。     調べたい遺物を並べて乗せているところ。 これは矢じりのようだね。今回は研修用として博物館に保管してあるものを使っているけれど、実際に出土したものはサビにまみれていて、本来の形状が外側からは全くわからない、ということも多いそうだ。   それから、サビ落としをするんだけれども、削りすぎないよう少しサビ層を残したりする場合もあるので、このX線透過装置の撮影技術がとても大事になってくるんだって。     並べた遺物に番号をふって、慎重にX線透過装置の中に入れる。     装置の内部を観察してみると、遺物を置く位置が分かりやすいように赤い色のレーザー光線が十文字に照射されていた。なんかかっこいいなあ。   今、入れようとしている四角い板の...

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