スキップしてメイン コンテンツに移動

丹波最大級の遺跡群! -企画展の見どころ-

現在、企画展 「ひょうごの遺跡 2014-調査研究速報-」を開催中です!
今後、ブログにて見どころを随時ご紹介していきたいと思います。
今回は、兵庫旧五国の丹波国 現篠山市にある「三釈迦山(みしゃかやま)北麓遺跡群」です。


~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*展覧会の概要~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

出土品整理事業によって平成24年度に刊行した20冊の発掘調査報告書の中から、代表的な遺跡を選び、報告書にまとめられた研究成果を展示します。

さらに、平成25年度に行った発掘調査の最新成果の速報展示、当館ボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介、蓮池保育園児の卒園記念粘土工作物の展示も併せて行います。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

< 三釈迦山(みしゃかやま)北麓遺跡群について >

 篠山盆地の西部に位置し、三釈迦山北麓の篠山川に面したゆるやかな傾斜地や尾根上に立地し、弥生時代から古墳時代にかけての集落や墓が見つかっています。

 集落は、97棟以上の竪穴住居を調査しました。大量の土器や石器が見つかっています。
 墓は24基を調査しました。集落に伴う広範囲の調査の結果、弥生時代終末期の墳丘墓や古墳時代の木棺直葬墓の状況が明らかになりました。

 なかでも注目していただきたい展示品をご紹介します。

銅鐸形土製品

 『発掘調査報告書』では不明土製品、としていますが、「銅鐸形土製品」です。
 こちらは、名前のごとく銅鐸を模しています。弥生時代中期のもので、集落の祭りに使われたと考えられます。

 写真正面が鐸身部で、縦方向に綾杉文(あやすぎもん)が描かれています。
(ちゅう)とヒレ部分が剥がれた痕跡があります。

 類似するものが宍粟市の田井遺跡から出土していますが、兵庫県内の丹波地方では初めて出土しました。

 小型ながら、ぜひご覧いただきたい遺物です!



大型剥片(写真下中央)

 幅約50センチあるサヌカイト(安山岩の一種)の大きな剥片です。香川県(讃岐国)で産出される石ですが、石器の素材として使用するために、はるばる運ばれてきました。割れ口は黒い色をしていますが、風化して白っぽくなっています。
 時代は、弥生時代の中期と考えられます。

玉類
 古墳の副葬品として、土器のほか耳環や玉類、鉄器が出土しています。
 
 玉類については、形状は勾玉・管玉・丸玉・小玉・棗玉(なつめだま)・切子玉、
 石の種類は碧玉・水晶・メノウ・緑色凝灰岩、
 色は緑・黄色・透明・青  などバラエティーに富んでいます。
 

三釈迦山北麓遺跡群 展示の様子
(右奥の展示ケースも含む)

そのほか、古墳に供えられた土器を写真のようにオープン展示していますので、出土品を間近にご覧いただけます。



 本企画展の学芸員による展示解説も行っています。会期中の毎週日曜日13時30分から14時です。

↓↓ 本企画展の詳細はこちら ↓↓

ぜひご来場ください!!

このブログの人気の投稿

あなたは縄文人? 弥生人?

人の顔形はさまざま! 顔の輪郭、髪の毛、眉の形、目・まぶた・鼻・口の形は各人ちがいますが、 これらのパーツも縄文人に多い形、弥生人に多い形があります さて、あなたは 縄文人? 弥生人? まずは「自分の顔をつくってみよう」 縄文顔:四角い顔、太い眉、どんぐりまなこ、二重のまぶた、広がった鼻、分厚い唇、毛深い 弥生顔:面長顔、細い眉、切れ長の目、一重のまぶた、小さな鼻、薄い唇、ひげが薄い まず自分の顔をつくってみましょう これらのパーツをつかって・・・ 自分の顔をつくってみましょう そして、左のページを持ち上げ、右の顔に被せるように折りたたみます そして開いてみると 左に顔が移りましたが、 緑 と 橙色 のパーツに 緑は縄文人 橙は弥生人 各パーツが混じっています 現代人は 縄文人的な要素 と 弥生人的要素 が混じっているのです。 中国大陸や朝鮮半島などから各時代に渡来し、混血し、今の日本人になったと考えられます 「自分の顔をつくってみよう」 は 考古博テーマ展示室「人」のコーナーにあります 是非自分の顔をつくって、試してみてください!

官兵衛は有岡城で幽閉されていなかった!?

8月9日(土)台風11号接近の中 大勢の参加者でした 「摂津国の城と官兵衛の足跡」 伊丹市教育委員会社会教育課長 中畔明日香さん 有岡城のある伊丹の変遷を主に講演! 室町時代・・・伊丹氏の活動拠点 室町時代末ごろ1573年織田信長から摂津国一職として摂津国を治める権利を与えられた・・・ 荒木信濃守村重 天正2年1574年伊丹氏を追放し荒木摂津守村重が入城 天正6年10月ごろ信長を見限る 同年12月信長軍、総攻撃するも惨敗 天正7年10月信長軍、侍町を焼く(発掘でも裏付けられた) 黒田官兵衛は 天正6年11月以降に有岡城へ、村重説得に・・・ 有岡城で土牢で幽閉されたと言われているが、城内には世話人もいたとか・・・ 土牢は確認されていない プライベートでは官兵衛と村重は懇意にしていたとか・・・ 台風接近の中 100名を超える方々が聴講されました 土牢から見た「藤」に元気づけられたとか・・・ どうも作り話らしい 文献などが少なく、史実に不明なことが多いのですが・・・との説明 判りやすく 有岡城と荒木村重と黒田官兵衛について説明いただきました 講演後、お忙しいところ 特別に解説 解説会において「摂津国の城」パネル資料が配付されました! 11月に開催される 伊丹ロマン事業へどうぞお越しください! 【お知らせ】 講演会 兵庫五国の考古学 8月23日(土)13:30~15:00 ( 入場整理券配布13:00) 淡路国の城と官兵衛の足跡 講師 金田 匡史(洲本市教育委員会) 当日受付 定員120名 無料(講堂にて) 官兵衛が活躍した時代「淡路国の城」の実態はどうだったのか 毎回、大勢の聴講者がいらっしゃいます 講堂内が定員になりましたら メインホールにてモニター席での聴講になります ご了承ねがいます こうこはくはクールスポット期間中 7月1日(火)~9月30日(火)まで 観覧料金は通常料金の 半額 です 詳しくは下記を参考に http://w...

明石駅・西明石駅のむかし

特別展「鉄道がきた!ー舟運・海運・馬車道・鉄道ー」 写真展 協力:西日本旅客鉄道株式会社神戸支社 明石駅・西明石駅のむかしの写真があります 明石駅・西明石駅のむかし 昭和9年の明石駅 昭和30年代前半の明石駅 昭和39年の明石駅 昭和47年の西明石駅(新幹線) 西明石駅の在来線と新幹線(昭和47年) 大阪ー神戸間開通140年記念写真展 是非ご覧ください 【お知らせ】 11月1日(土)10:00~16:00 兵庫県立考古博物館とその周辺を会場に 全国古代体験フェスティバル 2014を開催 雨天決行! ---------------------------------------------------------------------- 大阪ー神戸間開業140周年記念写真展 協力:西日本旅客鉄道株式会社神戸支社 11月30日(日)まで 1階エントランスホール ---------------------------------------------------------------------- 次回の特別展講演会 11月8日(土)13:30~15:00 「山陰山陽連絡鉄道敷設計画と播磨・境ルートの検証」 小西 伸彦 (吉備国際大学外国語学部准教授) ---------------------------------------------------------------------- 11月15・16日(土・日) 15日:12:00~15:30 16日:10:00~15:30    ミニSLやミニ特急列車に乗ろう!(ミニ鉄道走行会)    協力:OSライブスティームクラブ 兵庫県立考古博物館 体験広場にて    ※別途観覧券要・開始30分前から整理券配布・お一人様2回まで    ※小雨決行(天候により中止になる場合があります)。 駅そば・駅弁販売     ~駅弁の掛け紙は復刻デザイン!~    姫路名物駅そば、駅弁...

過去の記事一覧

もっと見る