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10月 13, 2024の投稿を表示しています

沈殿藍から藍染めに挑戦!

  9月下旬から10月にかけて作った沈殿藍を使って藍染めにチャレンジしました。  手前が前回作った沈殿藍です。このままでは、布を染めることができないので、ブドウ糖液を入れて還元させた浸し染め用水溶液(染色液)を作ります。  染色液を約60℃に温めて布に色が入りやすくしています。        最初にタオルの切れ端を入れてみました。(1回目)    1回目は薄い緑色が着く程度でした。    2回目は少し緑色が濃くなってきました。    3回目になると青色が少し着いてきました。  染色液に入れた、水洗い前のタオルの切れ端状態です。    たこ糸やガーゼのハンカチ、さらし等の布でも染色液に浸しました。    たこ糸は、緑色に着色されました。(1回目)    さらしは、1回目の染色液ではほとんど色は着いていません。    タオルの切れ端は、6回目ではしっかり青色に染まっていました。  藍染めされた市販の布(見本用)  同じ木綿でも糸の太さや布の密度、藍染め時間などの条件によって色合いが変わっていました。  「甲冑を着よう!」のボランティアの方々も藍染めの様子を見に来られていました。  後半の浸し染め用水溶液(染色液)  後半の染色液のpHは、10~11でした。   過去の古代体験講座 (7/26) では、「 藍の生葉で染めものをつくろう!」を実施しました。  生葉染めは、藍の葉の鮮度が大切であるため、原料であるタデ藍の収穫時期である7月から9月にしかできません。本藍染とは違った淡い色合いが楽しめる染色技法です。   今回は、 日本の伝統的な藍染にならい、タデ藍を発酵させて沈殿藍、そして 染色液を作りました。まだまだ、試行錯誤の状態ですが着実に前進しています。  成功した後には、様々な時期に藍染め体験を実施することができます。  乞うご期待ください。(小林)

「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」その2:午後の部

 「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」、午後の部でもブログ掲載を許可いただきましたご家族を紹介します。    午後も当館ボランティアの方々に着付けのお手伝いをしていただきました。      着付け完成後は、記念撮影場所に移動します。    最初は、お父様がお子様の写真を撮りました。    続いて家族写真をボランティアの方が撮影しました。  江戸時代編の甲冑は、脱衣も少し時間がかかりました。想像以上に重たかった様でした。お疲れ様でした。  ご家族の中には、良い写真が撮れていたら「年賀はがき」の写真に使いたいと言われる方もいらっしゃいました。今回の秋季特別展のために用意した甲冑ですので、有効利用していただくことは、ありがたいことだと思いました。(小林)

「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」その1:午前の部

  10月14日(月・祝)「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」が実施されました。 藤井寺市教育委員会・明石市立文化博物館の協力の下、 実物そっくりに作られた甲冑で、 身長150cm以上の方に体験していただけます。(お子様もOKです)    今回は、古墳時代の甲冑の複製品でした。当館ボランティアの方々に着付けをしていただきました。  鏡の前で最終チェックです。    親子で記念写真を撮りました。(撮影は、当館学芸員)    脱衣もボランティアの方々に手伝っていただき、すぐに終わりました。  「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」にご参加いただき、ありがとうございました。  「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」は、 秋季特別展期間中の毎週日曜日・祝日(振替休日も含む)に実施しています。  11月24日まで、実施日は残すところ8回となっています。 当日予約制で先着10組までとなっていますので、興味関心のある方は、 是非 この機会に考古博物館へ足をお運びください。(小林)

「甲冑を着てみよう!(戦国時代編)」その2:午後の部

  当日予約制で先着10組までとなっています 「甲冑を着てみよう!(戦国時代編)」ですが、午前の部は無事終了しました。  続いて 午後の部にお越しになられていました二組のご家族の皆様を紹介させていただきます。(ブログ掲載許可ありがとうございました)       午後の着付けも「 赤松手づくり鎧(よろい)かぶとの会」の皆様にお世話になりました。  一組目はお父様とお子様で、お父様も甲冑を着付けされました。    お父様に、冑(かぶと)を被らせて完成です。  撮影は、 赤松手づくり鎧かぶとの会の方です。    少し時間があるので、甲冑を着たまま館内の斥候。  「出陣じゃ!」と出かけられました。    まるで戦国時代から親子でタイムスリップしてきた様でした。良く似合っていました。    二組目のご家族、若武者の誕生です。  もう一組はお母様とお子様で、お母様は記録係でした。  こちらの若武者も甲冑がよく似合っていました。   ポスターをバックに記念撮影です。  こちらの親子も甲冑を着たまま館内を見て回りました。  再度、甲冑セットをバックに記念撮影です。   今日で 「甲冑を着てみよう!(戦国時代編)」は終了しますが、 「甲冑を着てみよう!(古墳時代編・江戸時代編)」は、 秋季特別展期間中(11月24日まで) 毎週日曜日・祝日(振替休日も含む)に実施していますので、興味関心のある方はぜひ考古博物館へ足をお運びください。  今後とも、考古博物館の取組へのご支援・ご参加をよろしくお願いいたします。(小林)

「甲冑を着てみよう!(戦国時代編)」その1:午前の部

    10月12日(土)①10:00~12:00「甲冑を着てみよう!(戦国時代編)」が、 特別展示室前のスペースで実施されました。今回は、「 赤松手づくり鎧(よろい)かぶとの会」の皆様方に準備から着付け、片付けまでお世話になりました。  今回もブログ掲載に承諾いただきましたご家族の皆様を紹介させていただきます。   赤松手づくり鎧かぶとの会の方々が丁寧に甲(よろい)を着せていきました。    当館学芸員より、昔の甲冑の着かたについて説明がありました。  冑(かぶと)を被らせてあと少しで完成です。  甲冑のセットをバックに記念撮影です。  お父様も急遽甲冑を着ることになりました。  再度、親子で記念写真を撮りました。    当館学芸員より昔の刀の形状について説明がありました。  お子様は、かつて自作の甲冑を作ったことがある戦国武将好きで、持参してきた本を紹介していただきました。  次のご家族もポスターをバックに記念写真を撮っていました。  あっという間の30分でした。お疲れ様でした。    脱衣も 赤松手づくり鎧かぶとの会の皆様にお世話になりました。(手際よく数分で脱衣できました)   赤松手づくり鎧かぶとの会の皆様が制作する甲冑は、「自分が着用したい!」「孫に着せたい!」との思いから、世界に二つとない鎧かぶと作りを厚紙や古紙を使用し、半年かけて仕上げたということでした。  会の皆様には、色々 とお世話になり、ありがとうございました。(小林)

秋季特別展関連講演会 「作る。配る。使う。埋める。-古墳時代の甲冑から見えるもの-」

  10月5日(土) 秋季特別展関連の講演会として「 作る。配る。使う。埋める。-古墳時代の甲冑から見えるもの-」と題して、 奈良文化財研究所 主任研究員の 川畑 純 氏を講師に招聘し、ご講演をいただきました。    「 作る」「配る」「使う」「埋める」の4つの視点から古墳時代の甲冑について、ご講演いただきました。   奈良文化財研究所 主任研究員 川畑 純 氏  修理や改変の痕跡があるが、攻撃を受けた傷が認められる甲冑は少ないというお話でした。  熾烈な戦闘による改良ではなく、武威の象徴、威儀具、王権との紐帯を象徴するものとしての発展かというお話でした。  多くの皆様が参加され、熱心に講演を聴かれていました。     引き続き、特別展示室で展示物を前にして詳細解説です。   川畑 先生におかれましては、ご多用の中ご講演に続いて展示品の解説もしていただき、ありがとうございました。(小林)

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