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10月 20, 2013の投稿を表示しています

10/27から11/9は特別展にて国宝2点展示

特別展  動乱!播磨の中世 ー赤松円心から黒田官兵衛までー の展示で展示替があります 国宝が2点展示 される期間:10月27日(日)から11月9日(土)まで   明日から展示する国宝 播磨国矢野庄供僧方年貢等散用状(部分)応永34年(1427)分 (京都府立総合資料館 写真提供 東寺百合文書 国宝) 4代将軍足利義持から赤松満祐の父義則の遺領召上げ等の命令が伝えられると、満祐は義持に反旗を翻し、京の自邸を焼き払って、播磨国に下向、白旗城(上郡町)に立てこもりました。山野里宿(上郡町)の倉に貯蔵していた兵粮米を白旗城に運搬したことに関する記事が、この散用状の11月10日の条に見えます。 現在展示中の国宝 赤松性具(満祐)巻数返事 9月23日 (京都府立総合資料館蔵 写真提供 東寺百合文書 国宝) 巻数とは、祈祷のために僧が読みとなえた経文などの題目や巻数を記した文書のことです。この文書は、東寺の僧が、満祐のために祈祷したことを示す巻数を梅の若枝などに付けて送られてきたことに対する礼状で、「奉加帳」とともに数少ない満祐関係の史料です。 動乱!播磨の中世ー赤松円心から黒田官兵衛までー 是非ご覧下さい

10/26・27は楽しいイベント目白押し! 27日午後は播磨国盗り烈伝も参上!!

来たれ   来たれ   来たれ!  考古博へ!! 播磨国盗り烈伝が参上じゃ!!! 明日(10月27日(日)午後)考古博ニ参ルゾ! 古代船ニ乗ル 播磨国盗り烈伝 黒子ハ何処ジャ! メインホール ニテ 演舞モ披露ジャ! お待ち申しておるぞ!!   【イベントのお知らせ】 10月26日(土)のイベント 特別展講演会「戦国山城の 実像 ー見せる・住む・籠るー」 滋賀県立大学 中井均教授の講演があります。 13:30~15:00(無料) 多数の方が聴講されると思われます。 整理券は12:50から講堂前にて配布予定ですが、混乱を避け配布を早めることもあります。 体験講座「強力 パワー !子持勾玉づくりー応用編ー」 10:00~15:30 小学4年生以上 定員15名(まだ少し余裕あり) 要予約(学習支援課 079-437-5564) かがり火 コンサート 考古博体験ひろば(野外) 17:00~19:00(無料) 若者などによる歌と演奏など・・ 幻想的な空間で音楽をお楽しみ下さい! 10月27日(日)のイベント 「三木合戦合絵図」 絵解き 別所氏と羽柴秀吉の戦いを描いた「三木合戦絵図」の絵解きを行います。 語り手 兵庫県教育委員会 生田淳仁主任指導主事 1回目11:00~ 2回目14:00~ 3回目15:00~ どなたでも(無料) 体験学習室 播磨国盗り烈伝 モ参上!!  決定ジャ!

10月26日(土)は強力パワー!子持勾玉づくり、特別展講演会「戦国山城の実像」、かがり火コンサート開催!!

二つの台風がようやく去ろうとしています。 10月26日(土)イベントは 強力パワー!子持勾玉づくり 特別展講演会「戦国山城の実像ー見せる・住む・籠るー」滋賀県立大学中井均教授 イベントが盛りだくさん! どんな子持勾玉が作れるのでしょうか? ボランティアの方々も入念な準備 さて、どんな子持勾玉ができるのでしょうか? 10月26日(土)10:00~15:30は強力パワー!子持勾玉づくり 特別展講演会「戦国山城の実像」開催!! 10月26日(土)のイベント 特別展講演会「戦国山城の 実像 ー見せる・住む・籠るー」 滋賀県立大学 中井均教授の講演があります。 13:30~15:00(無料) 多数の方がお見えになると思われます。 整理券は12:50から講堂前にて配布予定ですが、混乱を避け配布を早めることもあります。 なお講演聴講のあとは是非特別展をご観覧ください!理解度アップのために> 体験講座「強力 パワー !子持勾玉づくりー応用編ー」 10:00~15:30 小学4年生以上 定員15名(まだ少し余裕あり) 要予約(学習支援課 079-437-5564) 子持勾玉を古代体験メニューとしているのは兵庫県立考古博物館だけ!? かがり火 コンサート 考古博体験ひろば(野外) 17:00~19:00(無料) 若者などによる歌と演奏など・・ 幻想な空間で音楽をお楽しみ下さい! 是非ご覧ください!!! !

考古博は雨対策完了! 開館しています。

台風27号の影響で秋雨前線を刺激。 雨模様ですが、雨対策も完了し 「開館」 しています。 本日は県立高校の団体も来られる予定。 なお、展望塔や復原住居への立ち入りはできませんので悪しからず。 雨天時、団体は大きなペールに傘をいれてください。 個人は入口付近の備え付け傘入れをご利用ください。 雨天では県旗などは掲揚していませんが 本日は 開館中 です なお展望塔は 閉鎖中 です ご来館おまちしております!!! 10月26日(土)のイベント 特別展講演会「戦国山城の 実像 ー見せる・住む・籠るー」 滋賀県立大学 中井均教授の講演があります。 13:30~15:00(無料) 多数の方がお見えになると思われます。 整理券は12:50から講堂前にて配布予定ですが、混乱を避け配布を早めることもあります。 体験講座「強力 パワー !子持勾玉づくりー応用編ー」 10:00~15:30 小学4年生以上 定員15名(まだ少し余裕あり) 要予約(学習支援課 079-437-5564) かがり火 コンサート 考古博体験ひろば(野外) 17:00~19:00(無料) 若者などによる歌と演奏など・・ 幻想な空間で音楽をお楽しみ下さい! 10月27日(日)のイベント 「三木合戦合絵図」絵解き 別所氏と羽柴秀吉の戦いを描いた「三木合戦絵図」の絵解きを行います。 語り手 兵庫県教育委員会 生田淳仁主任指導主事 1回目11:00~ 2回目14:00~ 3回目15:00~ どなたでも(無料) 体験学習室 播磨国盗り烈伝も参上!! 午後 歌舞音曲も披露!! (詳細は明日告知予定!) 明日は午後には晴れ間もあるとか・・・期待したいですね!

水の路セミナーにて京都府立大学教授菱田哲郎さん講演

10月20日(日)水の路交流セミナーにて京都府立大学教授菱田哲郎さんが 「加古川流域の後期古墳と播磨国風土記」 と題して講演されました。 講演中の京都府立大学 菱田哲郎教授 大勢の参加者が熱心に聴講されました 多可郡多可町東山古墳群の説明 菱田哲郎教授いわく、古墳時代後期や終末期の古墳には旧来の住民は周辺山麓に古墳を築き、当時の新住民は集落から離れた場所に集団墓地をつくったとのこと。 物的証拠と文献により解き明かしていきます。 考古学は科学です。。。 10月26日(土)13:30~ 特別展講演会 「戦国山城の実像ー見せる・住む・籠るー」 中井均(滋賀県立大学教授) 同日には 強力パワー!子持勾玉づくりー応用編ーが開催されます。 是非お越しください。

特展のみどころ 2 ~吉田住吉山遺跡遺物~

 特別展「 動乱!播磨の中世 ~赤松円心から黒田官兵衛まで~ 」のみどころをお伝えするシリーズの 2 回目です。 今回は三木市志染(しじみ)町の 吉田住吉山遺跡 の遺物についてご紹介します。  この遺跡は、赤松円心の時代に築かれた城跡です。  一般に、城と言って思い浮かべるのは、天守閣がそびえる高石垣に囲まれ、戦国時代以降主流となる城郭ではないでしょうか。  しかしこの遺跡は、南北朝期の、自然の険しい山を利用して築かれた 山城 です。 延元元・建武 3 年( 1336 )~興国元・建武 3 年( 1336 )に、円心が南朝方の丹上(たんじょう)山(神戸市北区)を攻めた際、赤松軍が拠点としたと考えられています。 この山城は、当時の文書に「志染軍陣」として登場します。     上部に郭(くるわ)、二重の掘と間に土塁 郭の中央には掘立柱建物    それでは、さっそく遺物を見ていきましょう!  陶磁器の他、短刀、鉄鏃をはじめ甲冑の部品と考えられる飾金具などが多量に含まれ、軍陣にふさわしい内容を備えています。 しかし、主要な武器である太刀が出土していません。  そして・・・ 鉄釘 鉄鏃は鉄釘に比べて出土が少ない 甲冑の部品の 小札 (こざね) 複数の種類が束ねられた状態で出土  補修用のストックだった可能性 土師器の皿 同遺跡から出土した土器・陶磁器の約 98 %が土師器 杯として使用されたらしいものだけでもこれほど多量  これらのことから、この山城は、直接戦闘が行われた戦場というよりも、むしろ前線に物資を供給する 兵站 (へいたん) 基地 の可能性が高いと考えられています。  南北朝期の山城の様相を知ることのできる貴重な遺跡です。  本展では、ご紹介した遺物を含む26件83点を展示します。  特別展は 12 月 1 日(日)まで開催中です。  ぜひ足をお運びください!!  ↓詳しくはコチラ↓   http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000005eas.html

目で耳で感じる戦国時代~「三木合戦絵図」絵解き

「三木合戦絵図」絵解き (三木市指定無形民族文化財) 法界寺での絵解きの様子 10月27日( 日 )に 「三木合戦絵図」絵解き を行ないます! 語り手は、生田淳仁氏(兵庫県教育委員会主任指導主事)です。  戦国時代末の1578(天正6)年に織田信長から播磨国の平定を命じられた豊臣秀吉は、別所長治が立てこもる三木城(三木市)を兵糧攻めにし、2年近くにわたる攻防の末1580年に落城させました。この戦いの様子を大きな3つの画面に描いた「三木合戦絵図」が後世作成され、別所家の菩提寺の法界寺では、毎年4月17日、長治の法要が営まれ、合戦絵図に描かれた各場面を説明する「絵解き」がおこなわれています。 長治ら切腹の場面 普段は、見ることのできない三木合戦の絵解きを聴きながら、 戦国時代の厳しさや華やかさに思いを馳せてみませんか? 平成25年10月27日( 日 ) 11:00~ 14:00~ 15:00~ (※各回30分程度) 場所:当館講堂 詳しくはコチラ→ http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000005g1h.html

これ何? 珉平焼その2

南あわじ市北阿万で発掘された「 珉 平 焼 窯跡」(みんぺいやきかまあと)からは、多量の陶器やタイル、土製型、窯道具など28リッター入りコンテナに約1千箱出土遺物があります。 その中には ”なんじゃこれ?” とも言える見慣れない遺物があります。 4本指の龍文様皿 この文様はどのようにしてつけられたのでしょうか。 この遺物は地下1階にある「収蔵展示室」に展示されています。 丸い皿の内側にも5本指の龍文 割れ口は鋭いことから 「珉平焼は硬質陶器製作が得意!」 小判皿にも4本指の龍文が 菱形皿内面の3本指の龍 三彩方形皿の内側に4本指の龍 「珉平焼は派手な釉薬を用いた三彩が得意!」 これらの器形はすべて土型に陶土を押し当てて文様をつける 「型作り」 です 小判皿の土型(写真) 小判皿の土型(実測図) 方形皿の土型(写真) 方形皿の土型(実測図) 踏ん張った脚の上には円形や方形の皿の形と文様があります この上に土を乗せて、よく押しつけて文様をつけます 「珉平焼は型ものが得意!」 足の指が3本から5本まで各種あります。 一説によると中国明時代の皇帝に捧げられたものは5本指だとか・・・ その真意はわかりません。 もっともこの珉平焼が生産された時期は明治時代や大正時代ですから、 皇帝云々とは関係なさそうです。 主にこの文様が編み出された中国などの東アジアや 東南アジア向けに生産されたものと考えられます。 【予告】 10月26日(土)特別展講演会「戦国山城の実像ー見せる・住む・籠る-」 中井 均(滋賀県立大学教授) 10月27日(日)「三木合戦絵図」絵解き 開催されます。 乞うご期待!!

発掘進む! 新名神高速道路関係の発掘調査現場

兵庫県立考古博物館の埋蔵文化財課では国・県・公団等の開発事業に伴う埋蔵文化財の有無や発掘調査の必要性などを調整しています。 現在、西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)が計画施工している「新名神高速道路箕面ー神戸間(兵庫県域)建設工事」に伴って、兵庫県教育委員会が(公財)兵庫県まちづくり技術センターに委託して発掘調査をすすめています。 観音寺跡の発掘調査現場「兵庫県川辺郡猪名川町猪渕」を訪ねました。 山腹を開削し段をつくって、中世の墓や寺院がつくられました。 写真下に見える未舗装の道路部分は昨年度発掘調査を完了した「広根遺跡」の一部分です。 工事が進み、あっという間に元の地形が変わっていきます。 職員が調査現場の最前線に立ち、発掘を進めています。 観音寺の本堂跡と考えられる建物付近からは丹波焼の大甕が出土しました。 墓地から「一石五輪塔」が落ち込んだ状態で墓が発見されました。 手前(観音寺跡)から東方(向かいの山裾)にかけて広根遺跡が広がります。 平成23・24年度に広根遺跡の発掘調査が完了し、鎌倉時代から室町時代の多田源氏の荘園の一部である有力農民の”むら”が発掘されました。 広根遺跡出土の愛くるしい 「犬形土製品」 新名神高速道路(兵庫県域)の埋蔵文化財発掘調査は佳境を迎えており、 発掘完了にむけて鋭意調査を進めています!

特別展のみどころ1 ~ 青磁鳳凰耳花生 ~

ただいま、当館では特別展「動乱 ! 播磨の中世―赤松円心から黒田官兵衛まで―」が好評開催中です。今後は、このブログで特別展のみどころを紹介していきます。順次アップしていきますのでどうぞご覧ください! さて1回目は、「青磁鳳凰耳花生(せいじほうおうみみはないけ)」(白鶴美術館蔵)です。 「青磁鳳凰耳花生」 ( 白 鶴 美術館 蔵・写真提供 ) 鎌倉時代初期に栄西が抹茶法を宋から伝えると、僧侶や貴族さらには上級武士の間で唐物(からもの)を使った茶の湯が行われるようになります。 兵庫県下の中世遺跡から出土する中国の磁器には、各地の白磁・青磁・青花磁器が各種ありますが、この花生は南宋時代(13世紀)の龍泉窯(りゅうせんよう)青磁に分類されます。 龍泉窯とは、浙江省の龍泉県に集中する窯の総称です。 龍泉窯は南宋代にその最盛期を迎え、砧青磁 (きぬたせいじ) と呼ばれる一群の高級青磁が生産されます。砧青磁は碧玉に近い釉色を持ち、ほとんど文様をもたない独特の姿形とあいまって、龍泉窯青磁の精華としての評価を得ています。 こちらの青磁、よくよくみると口のところに小さな穴が。これは焼成の際、なんらかの異物がついたことで釉薬が付かなかった部分。中国ではこれを不良品とみなしたようですが、日本人はこれに不完全の美を見出したのかもしれません。 時の権力者が手にした砧青磁の最高傑作を、是非会場でご覧ください!! 特別展は12月1日(日)まで開催中です。 http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000005eas.html

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