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9月 29, 2024の投稿を表示しています

沈殿藍作りにチャレンジ(その2)

 10月2日(水)前回(9/26)の経験を活かし、再度沈殿藍作りにチャレンジしました。  前回バケツ半分程度あった「タデ藍」の水溶液も、少しだけとなりました。    手作業で3000回攪拌は大変なので、今回は文明の利器をつかいます。  それは、家庭で不要となったバスポンプです。これを利用して液体を循環させてかき混ぜました。    においを確認しました。すでに腐敗臭はしていません。    藍は水に溶けません。色を溶けださせるためには、水溶液をアルカリ性にする必要があります。そこで、石灰水を追加して更に攪拌します。  簡易リトマス紙でpHも検査します。(石灰水は後ろに見える電子はかりで作成)  アルカリpH10.0程度まで進みました。    今回は、泡がすぐに消えていく現象も確認できました。  前回作った水溶液の上澄み液(溶液の80%以上)は廃棄しました。    多くの「タデ藍」から、わずかな「沈殿藍」しか作成されないということを知りました。  これからも、裏方の地道な取り組みについても可能な限り紹介させていただきます。  県立考古博物館に興味関心を持っていただければ嬉しく思います。(小林)

☆連携展覧会「奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 秋季特別展」のお知らせ

   当館の特別展と連携して奈良県立橿原考古学研究所附属 博物館の秋季特別展「甲冑-古墳時代の武威と技術-」が 10 月 5 日 ( 土 ) から開催されます。                ※ 橿原考古学研究所附属博物館 令和6年度秋季特別展   〈要 旨〉  国家形成期にあたる古墳時代には、ヤマト王権により列島各地の政治的な統合が進められます。  そのなかで鉄製の武器・武具は飛躍的な発展を遂げていきます。  特に、複雑な立体構造をもつ甲冑の製作には高度な技術と大量の素材が必要なため、ヤマト王権の下、一元的に生産されたと考えられてきました。  同時に、甲冑は威信財的な側面をも有しています。本展覧会では、古墳時代の甲冑について、大和の出土品と各地の良好な出土例を多数展示し、その変遷を通観するとともにこれを巡る様々な問題に迫ります。   ◎お得情報  当館の秋季特別展 「うつりゆく甲と冑」をご観覧いただいた時の半券(観覧証明)をお持ちいただくと観覧料金が団体料金になります。(例 大人 900 円→ 500 円など) 注)半券には「観覧日の受付」と「衝角付冑」の二つのスタンプ押印が必要です。      〈奈良県立橿原考古学研究所附属博物館のデータ〉 住  所  奈良県橿原市畝傍町 50-2 最寄り駅  近鉄橿原線 畝傍御陵前駅 下車徒歩 5 分 開館時間  午前 9 時から午後 5 時まで(入館は午後 4 時 30 分まで) 休館日   毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日休館) 駐車場   あり 観覧料   大人900円(団体500円)など    ※ 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館  HP   秋の奈良県にドライブがてら、またはのんびり山陽電車、阪神電車・近鉄電車に 揺られて旅行気分で行ってみませんか?  

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